コンプレッションウェア その2

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 さてCW-Xを着て走ってみた。コンプレッションというだけあって、まぁ着るのが大変。膝合わせて、腰合わせて、掌で調整しながらやっとの思いで着る。この着方にも問題があったのだが・・・それはまた後で。これは年代的に言うと大リーグ養成ギブスに近いものがある。イチローも着てるっぽいし(w 余分な動きはしづらくなるくらい圧がかかっていて、かといって動けないわけではなく、必要な方向に必要なだけ動かせ的な作り。


 走ってみると股と膝の関節は曲がるがそれ以外はがっちり動かない感じ。窮屈というのではなくて「カチッ」とした気分とでも言うのだろうか。走りやすいことに変わりはない。前々日にLSDをして1日休養後、さらにどこも痛くないというベストに近いコンディションだったこともあって、非常に快適に走れた。今思えばレースのときの左脚のテーピング効果に似ていた感じがする。関節だけフリーで筋肉はカッチリな感じ。実際ペースが予想外によく、レース以来出せなかった1キロ6分以内というのがバンバン無理なく出た。まぁペースが妙に良かったことに途中から気付いて意識的に上げていたこともある。


 驚いたのは6キロくらいになって、案の定、足が疲れてきたとき。左脚が外に向こうとしているのをCW-Xで抑えている感じがしてきた。実際走り込むと痛みだすのは、いつも左足。整体院の先生にも左脚が弱すぎてつま先が外に向いているはずと指摘されていたが、俺的にはそんなことはないと思っていた。しかし実際には疲れてくると左脚が外に向いていたっぽい。まっすぐの状態で着ている上に運動してもズレないくらいの圧がかかっているので、適度に力が抜けてくると本来の方向に矯正しようとするらしい。なるべく違和感がないように意識的に左足を内側に向けるようにして走り切った。練習では初めて10キロ1時間以内で走れた。


 この手のウェアの特徴として疲労軽減というのもあるが、これも実際効果ある。疲れることに変わりはないけれど、あのペースで走り切った割には、気のせいではなくいつもより楽だ。また矯正を意識したせいか、左足の痛みが少ないのと、左右均等に疲れている。すべてにおいて予想以上の結果でちょっと驚いた。コストパフォーマンスでいうと値段なりなのかもしれないけれど、これすごい。


 弱点を上げるとすると、やはり履き辛さと、着る時点で問題あったと思うんだが、腰のところまできっちり合わせてはかないと、恥ずかしい話だがアソコが擦れる(wというか座りが悪い・・・ 着た時点で妙に腰で履いている気がしてはいたのだが、もっと上まできっちり着こまないとだめっぽい(w ネットで調べていたらタイツの下にパンツははくべきかという話があって、いろいろな人がコメントしていたが、俺は本来ノーパン派だが、意外にパンツを履く人は多いいらしい。スパッツの上にトランクスを着るならスパッツは下着だが、トランクスを履かないならズボンだからパンツをはくとか、妙なこだわりのある人もいるらしい(w まぁその辺は人それぞれだが、きちんと上まであげとけ!ということだ。


 でもふと思ったのは、これって水泳のレーザーレーサーみたいなもんだと思うんだけど(効果はちょっと違うけど)、一般のマラソンであれだけ来ている人がいるのに、本物のレースでは誰も履いていないよね?履いたらやっぱ不公平だから反則なのかな?まぁでも趣味にもいいし、俺みたいに左右の筋力が違いすぎる人とか、年配の人の補助的なウェアとしてはかなり良いかもしれない。まぁとにかく値段が一番のネックだろうな。買うときお兄さんに「転んで破く人がいるので注意してください」と言われて「ランニングで転ぶ人なんているの?」と笑ったのだが、昨日思いっきりこけそうになって一瞬スローモーション気味だったのでかなり焦った(w

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