大砲:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

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OM-Dを買ってからカメラをきちんと勉強しはじめたw 絞り、シャッタースピード、焦点距離、被写界深度など、言葉と意味は分かっていても、これらが複雑に絡んでくると今まで何が何だかわからなかったのだが(そこかよ!という突っ込みは無しで・・・)普段からカメラを持ち歩いて自分の意図する写真が出来ることがだんだんと増えてくると、「あぁなるほど!」となり、「これはいいだろ」と撮影して、ワクワクしてPCで見てみると予想と全然違っていたりすれば「何がおかしかったんだろ?」と悩んだりと、今さらながらカメラの楽しさの入口にやっと立てた気がします。

フルサイズのカメラも欲しくなっては来たのだけれど、結局大きさ重さというのは山に行く際にはとても重要だし、それなら今持っているマイクロフォーサーズでとことん遊んでやろうと腹を決めレンズを買ってみた。フルサイズほど種類も多くないし、価格も高くない(といっても安くないw)のでとりあえず、これはいい!といわれるレンズを狙うことにした。

今持っているレンズは

①Panasonic : LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.
 GF-1のキットレンズ かなり切れのある画像でボケも大きく評価は高い。このブログの大半は今までこのレンズで撮ったものだ。コレをもっと使いこなしたくて、OM-Dの手ぶれ補正に期待したほどだ。ただこの画角は私的には中途半端な感じがする。「これはいい!」というのがなかなか出てこない。

②Panasonic : LUMIX G VARIO14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.

③Panasonic : LUMIX G VARIO45-200mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S.
 これはGF-1のときにダブルキットレンズとして売られていたもの。これを後から買い足した。価格はそこそこで、14-200までカバーできれば充分だろうとそれだけで買った。14-45はなんだかんだ旅行などで重宝した。45-200は三脚が無いとどうにもブレてしまうので、なかなか出番が無い。旅行の記録をパシャパシャ撮るにはコレでいいのかもしれない。

④Panasonic : LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.
 山に登るようになって、私の写真がしょぼいのはカメラとレンズがしょぼいからだと思いw んじゃちょっと良いレンズを買ってみようと思って買ったレンズ。男体山あたりから使っているが、これはとても良いレンズだと思う。所謂「超広角レンズ」風景写真はこれで撮ると色もきれいだし、画角が広いのでハマるとカッコいい写真になる。
一眼というのは望遠を使ってナンボだと思っていたのだが、広角っていいんだなと思わせてくれる逸品。

⑤OLYMPUS : M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
 OM-Dのキットレンズ。 防滴防水でカバーする範囲も大きく、スイッチひとつでマクロ撮影も可能。北横岳では大活躍した。気候の厳しい時には今後もこれを使っていくことになると思う。ただ暗い。晴れわたった天気の時には重宝すると思う。

まぁこの5本、無難だし、これでも充分良い写真は撮れると思うんだが、7-14を買ってから、評価の高いレンズは何かが違うというのに気付いてしまい、レンズ沼の淵に片足を突っ込んでしまったので、もう片足も今回突っ込んでみようということにw

今回ターゲットにしたのは・・・
①単焦点であること。単焦点に拘ったのはカメラ初心者向けのHPで「自分の得意なレンズを作りなさい。それには単焦点が良いでしょう」と書いてあったから。明るいレンズってのもある。
②Webに掲載されている所有者の写真で「うお!これは!!」というものが多い物w 自分がいつかは撮ってみたいと思えるような写真のあるものを探してみた。

まあこの他力本願的な選定方法が結局仇となるのだが・・・

そこでひたすらにWebを徘徊していると、マイクロフォーサーズ最強ではないかといわれるレンズがあることを知った。それが今回のM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8だ。フル換算で150mm、F1.8って数値もなんかすごいが、見た目がスゴイ。カメラの世界で大砲というと数百万する超望遠なんだろうけど、私的には見た瞬間「大砲みたいだ・・・」という印象があった。
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レンズの直径がデカイ。

そして被写体を求めさまようわけだが、その時に気付かされたのが「75mmというのは使いづらい」「ものすごくいい
レンズだが癖が強い」という、どのレビューでも最後に付けたされている言葉だ。 まず被写体に寄れない・・・最低1m(0.84m)ないとピントが合わない。あと開放で撮るとピントの合う幅が狭すぎてものすごくシビア。画角もとにかく狭いので「アレもコレも」という写真は撮れない。「こいつを撮るんだー!」みたいな男らしいレンズということに気付かされた。
ただある程度その辺のバランスをうまく取れると、かなり良い感じの写真が出来る。

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先日のユーシンで撮ったもの。トリミングあり。手前の花がボケていて真ん中だけピンが来ている。

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同じ

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自宅前のツツジの植え込み。
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横浜公園。今の時期チューリップがすごいことになっている。
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ちなみに今回は露出以外ほとんど補正していない。トリミングはしている。
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これは補正入れたかな。花が白すぎてピントが若干ずれている。それでもこの発色。
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被写体の色が濃いとすごい迫力

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結局寄りきれなくてキレイにとれるものというと花が一番取りやすいw

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スナップも。万国橋。

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荒井屋の格子

レンズの実力はすごいと思う。ただ「得意の1本」にするには私にはまだまだオーバースペックだったかもしれないw これのせいで単焦点でも望遠は私には厳しいのではという疑念が湧き、同じく銘玉といわれる45mm買いづらくなったw25mmがいいのかな・・・ 山に行く際にはコレと7-14 あとその間でシャープな奴が一本欲しいな・・・

 

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