久々イヤホン買ってみた RHA MA750 Wireless レビュー

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イヤホンが欲しい

我が家ではガジェット系の話になると、私がどうにかしてくれるという風潮があり、デバイスの故障や、操作法、はたまた何か欲しくなると私にお願いがやってきます。ゲーム機、パソコンなどは私が厳選して買い与えてあげるのですが、厳選しすぎて子供には分不相応なものを与えることもあり、最終的には私が使って満足しているなんてことも少なくありませんw そんな失敗をふまえ、最近では子供の環境に合わせて価格や性能を考えてアドバイスするようにしています。

最近定期的にお願いされるのがイヤホン。大学と高校の二人は通学途中などイヤホンを使い続けています。イヤホンといっても、iPhoneのおまけで充分っぽい(ってあれ結構いい音ですよね・・・)のですが、あのイヤホンとにかく断線しますよね。子どもたちは家でもイヤホンを使って、そのまま寝落ちとかしているし、あんな使い方では有線イヤホンはもたないでしょう。先日も下の子からイヤホンが欲しいという要請があり、聞き取り調査したところ「音質はiPhoneのおまけでいい」「有線でいい」「リモコンいらない」ということなので、それならばAmazonで爆安のiPhoneおまけのパチモンでいいだろうということで買ってあげました<厳選していないw

「まぁ形一緒だしコレでいいだろ」と思っていたのですが、2~3日経ったらもう使っていません。「せっかく買ってあげたのに何で使わないんだよ!」と聞くと「あのイヤホン音が変だから嫌だ」というではありませんか!実際聞いてみると確かにひどかった。形だけ一緒で中別物なのかな?シャリシャリ感が強く、ものすごくチープな音しか出ていません。「実はあれ660円なんだよ」「私をバカにしてる?」と返されました・・・

「んじゃ仕方ないから俺の使ってるの貸してやるよ、好きなの使いな」と私のイヤホンを並べて聞かせたところ、娘が選んだのは10pro・・・  生産が終わった今でもマニアでは人気のある名機です。だいぶ古いとはいえ10proを使う女子高生、まぁわかる人は驚くかなとそのままあげてしまいました。アレならリケーブルできるし、なんといってもこれを理由に次の自分用を買えますし!

昨今のイヤホン

さて自分用には次は何を買いましょう。早速調べます。

昨今のイヤホン事情は・・・

  • 昔ながらの有線アナログ
  • Bluetoothを使った無線方式

に大別されます。音質はアナログ>BT、利便性はBT>アナログ。線がだらだらしても有線をとるか、多少音質は犠牲にしても利便性をとるかですね。

私的にはアナログ派なのですが、最近はもっぱらBT使ってますw 車もBTですし、外出時もBTの方が多かったり。バッテリーが無くなるという弱点はあるのですが、線が無いのが便利すぎます。今メインで使っているのはSONYのスポーツ用モデルで、スポーツ利用にはなかなかいいのですが、バッテリーがすぐなくなってしまうのと、普段使いするには首周りの線が短すぎて快適性が低いです。

しかしながら音はなかなか、aptXで遅延も少なく、まぁ値段なりといったところでしょうか。今回もこの流れでBT接続モノを探すことにしました。

Bluetoothイヤホンのメリットデメリット

BTイヤホンは市民権を獲得しつつあります。というかメインストリームはこちらに移行しつつあるともいえるでしょう。iPhoneが7以降イヤホンジャックを無くしたというのがでかいですね。

BTのメリットといえばズバリ線が無いことです。カバンなりポケットからの線がないというのはでかい。一度経験してしまうと手放せない自由度があります。また自ずとイヤホンの弱点である断線問題が限りなく少なくなります。どんなに良いイヤホンでも断線問題はついて回ります。高級になるとリケーブルできるようになっているのですが(10proはリケーブルして使っています)普及帯のイヤホンは断線したらまず終わりです。保証期間ならばBoseのように交換してくれる場合もありますが・・・

ちなみにこのBoseはやはり娘が3度目の断線をさせ、泣く泣くお亡くなりになりました・・・

しかしながら利便性の代償としてデメリットもあります。まず音質が落ちること。これは絶対です。AACやaptXコーデック対応で多少緩和されますが、これが無い場合は音質とさらに遅延の問題が出てきます。動画などで音が遅れて聞こえる現象がでてしまいます。さらにバッテリー問題。無線の宿命ですが、稼働時間が限られています。

ちなみにBTでどれくらい音質が落ちるかというと、CDが1411kbpsという転送レートに対し、一般のBTは200kbps、AAC(iOSコーデック)で320kbps、aptX(Androidコーデック)で380kbps、最新のaptX HDで580kbps、SONYのLDACで990kbpsです。

音源がSONY(Xperia)ならばLDACも良いのかもしれませんが、LDACはおそらく流行らない予感w 現実にはiOSならAAC、AndroidならaptXとなるでしょう。私は専らaptX。音源がスマホのGooglePlayMusicなので高音質でも320kbpsなのでコレで充分と考えています。

調べてみると最近の製品はこの音質・遅延・バッテリーライフのデメリットを少なくしたものが増えていますね。

Bluetoothでも2種類

そしてBluetoothイヤホンはさらに二つに大別されます。ネックバンド型と左右独立型。

・ネックバンド型

首にかけてイヤホンは左右有線で繋がっているもの。首にかける部分にバッテリーや操作ボタンを配置出来て、BTのデメリットをかなりつぶしている。多機能・ロングライフな製品が増えています。これは安いモノから幅広く普及していて最初の一台にいいと思います。


これはAmazonで一番売れている奴かな。何度もカートに入れては外して、結局買っていませんw 娘が無線が欲しいって言ったら買ってあげよう(実験してみようw)と思っています。

中にはノイズキャンセリング機能もついている製品が出てきています。

これ結構いいと思ったのですが値段も良すぎるwあとノイズキャンセルは外の音が無くなってしまうこと、機能が増えすぎるとすぐ壊れそうという危惧から必要性を感じないのでパスしました。

・左右独立型

線がない耳栓型。スマートです。欲しいw 2017年から流行りだしたタイプですね。ただしまだ草創期なようで、AAC対応はしてもAptXを積んでいるものはほとんどありません。バッテリーライフも短めながら、収納ケースが充電機能を持っているというモノが多いです。

なんだかんだ人気のAirPods。良くできているようですが、カナルでは無いので音漏れしますよね。まぁ私Galaxyメインなのでパスです。

左右独立型、未来ですよね。というかSONYの方は実は買う気満々だったのですが、aptXが無いこと、発売後音切れ問題が頻発していたこと(今はバージョンアップで対応済み)で買い控えてしまいました。それならBoseかなと思っていたのですが、最近のBoseのテレビCMでモデルさんがしているのを見て「おう、ダサいw」と思ったのでパス。もうちょっと成熟して値段がこなれたら(2万円切ってきたら)欲しいです。

RHA MA750 Wireless

今回の購入で必要なスペックとして設定したのは・・・

・3万円まで イヤホンはお金をかけてもヘッドフォンには叶わないこと。上を見たらキリがないけれど、所有欲は満たしたいw

・BTで10時間駆動(実質8時間ならOK) 2時間ならば今使っているSONYで充分です。というか2時間のBTなら買わないほうが良いです。

・aptX対応であること 音楽だけならば遅延があろうがどうでもいいのですが、やはりこれのあるなしではだいぶ印象が変わる為必須としました。

またあれば嬉しいくらいにかんがえていたのが

・NFC なんだかんだ便利なんですw

そして最終的に選んだのがコレ。RHA MA750 Wireless。 もともとコレの有線モデルが高評価で、値段もまぁまぁで、10Pro壊れたらコレかなぁと思っていたのですが、最近ワイヤレスが出たとか。各レビューでも上々の評価というか、悪い評価が一切無いので、そのまま購入です。

  • 高音質コーデックaptX、AAC対応
  • ステンレススチールハウジング、ノイズアイソレーションエアロフォニック(Aeroponic™)デザイン
  • 12時間再生
  • IPX4相当の防滴防汗使用
  • トラックコントロール、通話、ボイスアシスタント等対応のマイク付ユニバーサル3ボタンリモコン搭載
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同梱物は上の写真の通り。本体・充電ケーブル・携帯ポーチ・予備交換用のイヤパッド。イヤパッドに関してはコンプライ・樹脂・キノコとコレで合わないならもう合わないくらい入っています。

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USBはTypeC。ちょっと驚きました。Note8から2機目のTypeCです。上下が無いのは楽ですね。充電もかなり速いです。計測していませんが2時間あればフル充電。

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モノ自体はステンの殻でこの造詣がRHAのオリジナル。シンプルでカッコいいと思います。また意外に重量があって高級感があります。

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首にかけた際の右側に電源とLEDランプ。充電時は赤、満充電で白になります。最初の設定でスマホとBTリンクさせれば電源オンオフで自動的にスマホに繋がります。電源オン時には英語で「Connected. Battery level ※※%」とアナウンスが入ります。20%を切ると「Below 20%」だったかな。

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反対側にはNFC。ちなみにこのネックバンド自体も、太めで柔らかとなかなかいい。

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リモコンは右側。ちょっと押しづらい。というかイマイチです。コレうまいことネックバンドに内蔵できていればなと思います。スマホで操作したほうが早いかな。

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装着は耳にひっかけるタイプ。下位の650は耳から下に延びる対応なんだそうです。一応防水です。

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恐ろしくシンプルでそこが良い!耳にすっぽり入るのがいい感じ。

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ユニット自体にはマグネットが入っていて、首から下げた際に勝手にくっついて輪の状態になります。これ以外に便利。

またこのイヤホン、3年保証がついています。断線はしないと思いますが、安心感はあります。

して、肝心の音ですが、最初についてくる樹脂のイヤピースだと、全体にフラットすぎるくらいフラットで解像感はありますが、低音が物足りなく、はっきり言って微妙でした。

付属のイヤピースをアレコレ差し替えてみると、イヤピースによってだいぶ音の印象が変わります。私はコンプライ(スポンジで密閉性の高いモノ)にしました。

コンプライにすると密閉性が上がり、低音が強くなって全体がグッとレベルアップします。これならいいかな。というかBTイヤホンにしては解像感があって、心地の好い響きになります。

10proと聞き比べると、音に関しては一回り落ちてしまいますがこれは仕方ない。利便性は圧倒的にこちら。

SONYのBTイヤホン比では二回りRHAの方が良いです。解像感と全体のバランスがうまい具合に釣り合っている印象。

ただ人に薦めるかというとちょっと微妙。18000円弱は少し高いかもしれない。ワンランク下でアルミハウジングのMA650の方がコスパが良さそうに感じます。MA650は実際に聴いていないのでわかりませんが、殻の材質がアルミであること、耳掛け方式が下に線が流れること以外は一緒なので、そこまで大差は無いのではないかと感じます。それでいて1万円ちょっとなら満足な買い物になりそう。

ちなみに先日電車の混雑の中で使っていると、多少混線したような音切れが発生していました。人が少ないところならそれはありません。

音楽を聴く習慣がある人にとってイヤホンは結構大事なアイテムですよね。1000円・5000円・10000円を境に音が劇的に良くなっていき、そこからは趣味の世界とされています。30000円で高級イヤホンと言われますね。まぁ10000円超えれば高級だと思いますが。

イヤホンメーカーにとって日本は異様にイヤホン熱が高く、日本で認められれば世界で売れるという嘘かホントかわからない話もあります。中には値段の割に、対していい音のしないものもあります。ただそれも個人の感覚の問題なので、自分に合った良いものを見つけるのも楽しいと思います。私はいつも試聴しないで(10proだけはしました)買っちゃいますが、このRHA MA750は優等生だと思います。SHUREやSONY、Bose,AudioTechnicaなどはもちろん良いのでしょうが、へそ曲がりな私のような人はRHA良いと思いますw

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