ニッコウキスゲ 車中泊で霧ヶ峰へ

スポンサーリンク

 今年の夏はニッコウキスゲ狙いで行くと決めていたので、日々ニッコウキスゲの名所の開花状況を確認しつつ、天気予報とにらめっこをしています。先日の霧降高原を皮切りに、続々と開花し始めていますが、どうにも天気予報はよろしくない。7月も曇天が続きそうな気配です。

 そのような状況の中、どうやら7月5日の霧ヶ峰が開花状況・天気・仕事の都合を考えるとチャンスっぽい。ということで行ってきました。

 今回の目的はニッコウキスゲはもちろん、今後の遊び予定を見据え「XVで車中泊」と「高速道路の周遊パスを使ってみる」という目標もありました。順に見ていきましょうw

スポンサーリンク

XVで車中泊

 そもそもXVはSUVを名乗りながらもラゲッジは狭く、リアシートを倒しただけでは荷室の全長は140センチしかないため、お世辞にも車中泊に向いている車とはいえません。さらにフロントシートを倒してやっと寝るだけのスペースが確保できますが、フルフラットにはならず、何らかの対応策が必要になります。なので私自身XVでの車中泊は諦めていたのですが、ネットで調べてみると意外にもXVで車中泊をしている人は少なくないようです。

 そもそも車中泊を考え始めた理由は、スキーと遠い場所での登山。今までは朝イチでそれこそ3時起き4時起きで行ったりしていたのですが、最近は朝の高速の途中で眠くなってしまい、SA・PAで寝るなんてこともしばしば。帰り道も渋滞にハマると朦朧としながら運転していたりします。アイサイトに助けられてはいますが、もうちょっと余裕が欲しい。そう考えると、できるなら前日に現地入りして車中泊がいいのではないかと考えるようになりました。前日はやめに行ってキャンプをするという手もあるのですが、キャンプはやはりお金も設営も手間なのです。

 そこで今回は今後の遊びの幅を広げることも踏まえ、車中泊を試してみました。面倒な事前準備は一切しません。必要最低限の装備を積んでの挑戦となります。

 実際には運転席後部のシートを倒し、運転席のヘッドレストを外した状態で、席を一番前に持って行って背もたれを倒すと一応なんちゃってフラットになり、それなりの長さを確保できます。ここにインフレーターマットを敷いてシュラフで寝ます。下の写真の感じになります。見た感じ完璧なんですけどね・・・

 結果から言うと眠れませんでしたw この時は外気温も18度以下まで落ちて、車中泊には絶好の温度でしたが、シートのゴツゴツが気になって眠れません。実質睡眠時間は3時間でウトウトしてるだけ。

一応深い睡眠1時間してるんですけどね・・・

 スマートウォッチ(Forerunner965)の睡眠スコアは38点・・・過去最低です。はっきり言ってこの状態で登山やスキーは楽しめるとは思えません。実際にやってみて感じたのは・・・車内の高さを気にしつつ分厚いシングルのエアベッドの導入がいいのではないかと感じました。

 調べるといいのがありましたw これ買って電動空気入れでいいのではないかと。

 これで下の凸凹が気にならなければきっと眠れるはずです。だめならXVでの車中泊は諦めますw

高速道路周遊パス

 スキーに行く度に高速代が高いなーと思っていたのですが、調べてみると意外にも安く高速を使える方法があることに今更気づきました。

 一般的に高速の割引というと深夜割(0時から4時までに各高速道路に乗るか下りればOKで2割引き)なのですが、これって首都高速には適応されません。例えば横浜から関越道なら練馬に、東北道なら川口に0時~4時に入る必要があります。が、これって結構ハードなんですよね。実質的には家を3時に出ないといけません。どうにかならないものかと調べると、周遊券的なものがあることを知りました。

ドラぷら ここのドラ割ってのが使えます。

 これだと指定地域の高速は乗り降り自由の使いたい放題、さらに首都圏から該当地域までの往復も1回OKとなっています。しかも割引率は2割どころか4割以上。かなり良いです。私は基本往復でしか使いませんが、それでも十分安い。ぶっちゃけ首都圏以外は下道でもあまり気にならないのですが、高速を使えるに越したことはありません。

 注意点は登録が結構面倒なのと、使えない期間(繁忙期)があること。私は人が遊ぶときに遊ばないので関係ないですw 今回は諏訪まで行くのでGo NAGANO Smart Pass専用ドライブプランを申し込みました。申し込んでしまえば確認メールが来るだけで、何をするでもありません。これかなり便利です。

 横浜町田↔諏訪で片道が4,880円(深夜なら3,420円)往復で9,760円が、5,100円です。ほぼ5割引き。今回は21時に横浜を出て0時過ぎに霧ケ峰到着でした。これなら該当地域に行く際はうまく活用すべきですよね。

 東北道・関越道・中央道それぞれに指定地域があるので、登山にはいいし、スキーの時期はさらにプランが増えます。

霧ヶ峰のニッコウキスゲ

 やっと本題に来ましたw 霧ヶ峰到着は0時過ぎでした。諏訪から霧ケ峰までは真っ暗なビーナスラインを走りますが、すれ違う車より鹿が多くて驚きましたw 鹿が家族総出で道を歩いているので(1グループ8頭くらいで歩いています)、あまりスピードを出していると轢いてしまうくらい出てきます。あまりの多さにびっくりです。

 今回は富士見平の駐車場で車中泊したのですが、到着時点で既に20台くらい駐車しており、これまたびっくり。富士見平はトイレがありませんし明かりもほぼありません。真っ暗闇の中空を見上げると満天の星です。星景写真の撮り方を思い出しながら何枚か撮影しましたが、ほとんど失敗でしたw 

 写真もそこそこに明日に備えて車中泊です。さくっと寝る準備をして横になりました。なかなか寝付けませんが車内も狭いので何ができるでもなく、ただひたすらウトウトしていました。そして気づくと4時半くらい。夜が明け始めていました。車内から見ると丘の上には既にたくさんの人だかり。とりあえずカメラ片手に私も行ってみました。

 外は予想よりかなり寒く、おそらく16度とかかな。半袖半ズボンは私だけw 寒くて仕方ないというほどではなかったですが、ちょっと恥ずかしかったです。みなさん日の出を待っているのかなと思ったのですが、見回すとあたり一面ニッコウキスゲでびっくりしました。

 またこの丘からは八ヶ岳・富士山・南アルプス・中央アルプス・北アルプスが一望できました。ただしニッコウキスゲは昼にならないと開き切らないため花はイマイチだったかな。あと人があまりに多かったです。

 富士見平で一通り見た後は車山肩まで移動します。この時気づいたのですが、ニッコウキスゲはすべて電気柵で保護されている地点が囲われています。もともとは一面に群生していたそうですが、鹿に食べられてしまい、今は保護されている部分のみになっているのだとか。

 ここからさらに八島ヶ原湿原へ向かいます。ここは湿原の周囲をぐるっと1時間半くらい散策できます。この時はいろいろな花が咲いていました。人も少なめでのんびり楽しめていいところです。この時点で気温は20℃くらい。ハイキングするには最高です。

 10時くらいになったかな?もう一度富士見台へ行ってみました。案の定花が咲いていましたが、メチャクチャ混んでいましたw 霧ヶ峰のニッコウキスゲ保護地は基本的には富士見台・車山肩・霧ヶ峰自然保護センター園地・八島ヶ原湿原となります。園地は車から見える平地ですが、写真的にはイマイチかなと思って今回は行っていません。おすすめは八島ヶ原で歩くのがいいかな。ニッコウキスゲだけならば富士見台の景色が良いと思います。

 4時半から行動し始めて11時くらいまでニッコウキスゲ三昧でした。周遊券なのでこのまま高速で帰路につき、家に着いたのは14時過ぎです。めちゃ健康的・・・ 家ではものすごくよく眠れましたw

 最近またカメラが楽しくなってきていて、ひとりでアレコレ機能を試しながら楽しんでいます。次は尾瀬のニッコウキスゲか百名山予定。車中泊リベンジと周遊券で楽しむ予定。

コメント

タイトルとURLをコピーしました