現在のカーオーディオシステム Audi TTS(8J)

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毎回車検のたびに売却を考えるのだけれど、たまに乗るととても楽しく、ズルズルと来てしまった。車を運転する楽しみが詰まった車で、Sモデルということもあり(ノーマルTTが200PSに対し、TTSは272PS)「羊の皮をかぶったオオカミ」的なところがお気に入り。

もうここまで来たら乗りつぶしてやろうとおもいつつ所有。

どうせ持っているならXVで学んだ知識をすべて注ぎ込んでカーオーディオも楽しんでやろうと思ったけれど、いじり始めたとたん純正がものすごくよくできた車だと気づき、走りも音も羊の皮をかぶったオオカミとして楽しんでいるw

純正は前後に2Way、さらにセンタースピーカー、ヘッドはクラリオン。もともと音楽も良い音だったけれど、更に手間をかけたら「ん〰すごくいいw」という音になっている。

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音楽ソース

Amazon Music HD

ナビが比較的新しいので手持ちのスマホ(GalaxyNote8)をソースとして使用。ナビのDACの関係でUltraHD再生ができないのだけれど、HD(CDレベル)では鳴るのでこれで充分かと。「優れたシステムは音源を選ばない」というのを具現化している(ハズ)。もちろんiPhoneでも利用可能。

それ以外ではCDを使うけれども、ほとんどSDに読み込ませたもの。

ヘッド

クラリオン NX808(OEM) >Kenwood Z904

純正のクラリオンがかなり荒々しくてお気に入りだったのだけれど、如何せん地図が古すぎたのでZ904に変更。

※TTはワイドモデルを入れることは基本できない。素直に普通サイズのものを使いましょう。パネルはeBayで買うか(Amazonにもあるが試していない)、pb製の専用品を使うしかないです。CANBusアダプターは必要なし。

個人的にナビヘッドは音質的に現状クラリオンかケンウッドしか選択肢がないと考えていて、中でもBluetoothでaptXが使えるケンウッドを選択。ただ通常は音質のため、USBでデジタル入力を使っています。

ケンウッドナビは実際よくできていると思うのだけれど、とにかく純正の配線を買わされる(全部買ったけどw)。音は美音に色付けされる傾向で、とにかくきれいにしてしまう(独特な余韻があります)ところが私には物足りない。

でも実際のところ使いやすいし見やすい。TTはリアゲートのガラスにすべてのアンテナが埋め込まれていて、Z904との親和性は高い。スマートに収まるし、ハンドルのスイッチもそのまま使える(スズキBタイプ)ので、なんだかんだで気に入っています。

アンプ

TTは純正でハイレベル(スピーカー線)入力のDSPアンプが車体左後ろに埋め込まれている。バイパスしてアンプを積もうと思ったけれど車体にアース1本追加してみたところ激変。もともと電気が流れづらくて(アルミ多用のボディのため)アンプが本来の性能を発揮しきれていなかったようで、アース追加で電気がモリモリと流れ込み、見違えたように鳴り始めた。解像度があがりパワフルに鳴るので、そのまま使用。

ただしデジタルアンプなので余韻の出方がイマイチと感じてはいる。

スピーカー

センタースピーカーは止めているがそれ以外は純正を利用。

フロントは2Wayでミッドに7インチ?(外形で8インチ)、ツィーターはダッシュ奥に上向きにつけられている。

ミッドは1/3が内張に当たるようにされていて、ドアを震わせるように仕込まれている。スピーカー背面はインナーパネルからアウター迄の空間をエンクロとして使う感じで作られていて、これが低音に効いていると思われる。DIYでこれを超えるものを作るのはなかなか難しいと思う。ポン付けとか今風の取り付けならばできるけれど、音楽は相当苦労しないと鳴らない造り。

メインスピーカーは純正DSPアンプで既にローパスがかかっていてツィーターとのつながりもいい。下手にいじるとバランスを崩してしまうのでナビヘッドはほぼ無調整。EQはフラット。TAは未使用。

ツィーターはフロントガラスに反射するという仕様だけれど、これがまたうまく調整されていて目立たず、絶妙なバランス。ツィーター拒絶症の私でも気にならないので、下手な社外スピーカーのちぐはぐな音で悩むよりこちらの方がいい。

リアは16センチがフロントのツィーターの高さに埋められていて、その脇にツィーターがついており、コアキシャル的に鳴らされている。これのおかげで車内に音の層が強制的に作られ、運転席も助手席も同じように音楽を楽しむことができる。

このリアの存在がシステムの肝になっていて、フロントで不足している部分をリアが補完している。その為、リアを切るとものすごく音が寂しくなる。

所詮純正と侮ることなかれ、TTの音響は設置方法や各ネットワークの調整等、相当考えて作られていると思う。よく「純正は・・・」という人がいるが、このレベルで鳴らせる人はそうそういない。外部DSPやアンプ、スピーカーを入れてTAを使い小さな音場で楽しむのもいいかもしれないが、私はそういうのは好きではない。

ほぼ純正

ということでほぼ純正。ただあれこれ電源に工夫をすることで高さと量感を出すことに成功。高さと奥行き感に関してはXVよりもわかりやすく出ている。

この手のクーペは車高の低さから高さがもともとないため、音場の狭い車が多い。が、このTTSは別物。低音はフロアのさらに下から湧きあがり、高音は天井を抜けていく。

ただ横幅はセパレートであること・ドアの作りがガチガチなため広がりきらない。それでも「え?これ純正??」という感じで充分楽しめる。

不満点を挙げるとするとソースがデジタルによる「硬さ」とデジタルアンプによる「冷たさ」。

XV(フルアナログ)との比較では解像が高く、モニター的な鳴り方がTTS。音楽的な楽しみ方はXVか。恐らく世間的にはTTSの方がウケるw ただ本当に音楽を楽しもうとする人は圧倒的にXV。

先日知人に聞いてもらったところ「これホント純正?」と言われた。「この音で文句言う人いるの?」とも言っていたかな・・・TTSのためにユニット揃えていたんだけど全部無駄になってしまった。

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