ドコモスマホのMVNO運用 その3 「できるできないじゃない。やるしかないんだ!」の巻 SONY Xperia Z1FをMVNO用に改造する

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結果から言うと二日かかってw どうにかこうにか形になり、実際運用していますが、これいいです!手に収まるサイズ感、防水、おサイフケータイと私が必要とする昨日はすべて備えていて、尚且つ無駄なアプリも無くてサクサク動き、余計な通知もありません。最近FreeWiFiも開通してZ1FとOCNSIMで充分以上に事足りており、かなり満足気味です。


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それでは行ってみましょう。詳細は先人のお知恵を拝借というかご紹介しつつ、私の分からなかった部分を補足という感じで行きます。

 

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下準備

 

 ず最初に下準備をします。必要なものはPC(私はWindows10)とネット環境。Z1FあるいはA2とPCとをつなぐケーブルです。

 

 エンジニアの休日

 

ここに書かれている通りにしてください。注意点としては

 

・PCコンパニオン(XeriaCompanion)       不要

Minimal ADB andFastboot                 必須

JREはあった方が良さそう

FLASHTOOL
必須

7-Zip 
あった方がいい

・高機能エディタ
不要

 

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それでは実際の流れ。

 

 大まかな流れはこのHPがベストでしょう。


メインの端末をXperia
Z1fに変更しました

 

この流れで良いのですが、私のような素人はパーミッションとかカスタムリカバリとか何のことかさっぱりわかりませんw 試行錯誤してやっとわかったレベルです。順追って説明します。

 

 ちなみにおサイフケータイはいらないけどZ1F/A2をMVNOでlollipopで使いたいという場合はこちらがベストかと・・・

 

とりとめもないはなし。

 

 

 

最終的には最終バージョンのJ1CでMVNO利用。おサイフケータイが使えるスマホを目指します。

 

1.    Z1のROMから/system/etc/docomoset及び/system/etc/felica内のファイルとパーミッションをバックアップ

 

意味

 Z1Fのシステム内にある(普通は見えません)上記二つのおサイフケータイ用ファイルをパソコンに保管します。これによって最終的におサイフケータイ機能を持たせることができます

 

いきなりきついですw これ理解するのに3時間くらいかかりました。いろいろな情報に溺れて、余計なことだいぶしました。簡単に言うとZ1Fをルート化(systemファイルにアクセスするにはルート化が必須)してZ1Fの中にある2つのファイルをPCにバックアップしておきなさいということ。この際にドコモのアップデートを最後までやっちゃっている(Z1Fで設定>端末情報>ビルド番号で確認)とルート化が難しいため下記の方法でいいと思います。310以前の場合はワンクリックルートを使ってルート化。端末のsystemへファイラーアプリを使ってアクセスし、コピペでdocomosetとfelicaフォルダを抜き出してPCへ保存でOKです。ファイラアプリは私の場合SolidExplorerを使っています(課金済み)。
Google Play で手に入れよう

 

ビルド番号下3桁346の場合

 

Xperia FTF – AndroPlus

              ここから288のFTFを落とします。

 

7-Zipを使ってFTFの.sinファイルから中身を取り出す方法

ここの7-Zipの方法でFTF内からdocomosetとfelicaフォルダを丸ごとコピーしておきます。

 

 

 

 

2.    J1Cの14.4.C.0.114をFlashする

 

意味

ここで中味をJ1Compactにします。この時J1Cの最新バージョン(136)はルート化が困難なため一つ手前の下三桁114で作ります。

 

Xperia FTF – AndroPlus

              ここから14.4.C.0.114(So-net)を落としてFlashtoolで焼きます。

 

              これからの作業でスマホ内のすべての設定・データが無くなります

 

Flashtool起動(64bitOSの場合Flashtool64)焼き方は「Flashtool 使い方」で先生に聞いてくださいw

                            

                            一応チェックボックスは・・・

・Wipe(消す)すべて真っ新にするので全部チェック

・Exclude(除く)KERNELとSystem以外をチェック(ここは外してもいいかもというかわかっていませんw)

・Misc(その他)それ以外は全部外しました。

 

              これでZ1F/A2がJ1Compactになりました。

 

 

3.    キューブ実験室のrootkitにてroot化

 

意味

最終的に1でバックアップしたファイルを入れるにはルート化が必要。その為ルート化します。

 

ワンクリックルートでいけます。

 

4.    XZDualRecoveryでカスタムリカバリを導入

 

意味

ルート化した状態でOSバージョンを上げるためにこのソフトが必要になるため導入。

 

とりとめのないはなし
Xperia Z1 f を root + Lollipop 化して、ついでにデータ通信専用 MVNO SIM 向きにカスタマイズした話。

 

こちらの方法でOK

 

5.    1.のファイル類とパーミッションを復元

 

意味

1.で抽出したファイルをJ1Compactに入れておサイフケータイ機能を持たせます。パーミッションは最後でOKですがファイルは入れてください

酒のさかな 

 


この方のやり方が正しいです。今の時点でやるよりRootedで最新版まで上げた後にファイル挿入>パーミッションを与えます。

 この時注意点がいくつかあります。

・このやり方はドコモ端末専用でauだとパーミッションの取り方が違う。
・Z1Fから抜いたFelicaファイル内にはたくさんのファイルがありますが、「.cfg」だけパーミッション変更すればいい。
・5(今の時点でパーミッション変更までしてSuicaまでOKでもアップデートでこける場合があるというか私こけましたw
・iDを使わない場合は最後の方のエディター処理はいらない模様。


 

 

6.    J1CのROM 14.4.C.0.136とキューブ実験室のprerootedを用いてアップデーターを作成

 

意味

J1Cの最終バージョン136はルート化が困難なためPCやDLCを使わないアップデート方法でルート化したままアップグレードをする必要があります。そのためのシステムファイルの作成です。

 

とりとめのないはなし

root 化を維持したままアップグレード可能なリカバリイメージの作成

 

この際にXperiaFirmで落とすFTFは14.4.C.0.136(J1C最終です)。Lollipop化するとおサイフケータイは使えません(Lollipop=海外版のFTFなため)。

 

 

7.    カスタムリカバリからprerootedをインストールしておサイフケータイの使えるJ1C 14.4.C.0.136完成

 

意味

6で作ったファイルをPCから端末内に入れて4のソフトを使ってアップグレードを行います。

 

6.に準じます。

 

8.    Xposedが使いたい場合はXDAにあるSDK19対応版のXposed Frameworkをインストール

 

私はここまではやっていませんがいずれやってみようと思っています。



 

 

これでZ1F/A2が「最終バージョンのJ1CでMVNO利用し、おサイフケータイが使えるスマホ」ができました!

 

何せ知識がないものでホント他人任せで申し訳ないのですがw 2016年12月現在、このZ1FがMVNOでおサイフケータイアリの一番使いやすいドコモ端末になったと思います!

 

実際一週間近く運用していますが、結果は上々。狙い通りの利便性を発揮しています。ちょっと予想外のトラブル(Z1F固有の問題?)が起こってはいるのですが、これは私のかなりマニアックな利用の場合のみなので、普通の方には問題ないと思います。 それについてはまた後日ご報告したいと思います。


今だとこの端末、中古でかなり安く買えるっぽい(1万円くらい?)。保証は一切なくなりますが防水で何でもできてといい感じです(古さは否めませんw)。興味のある方はチャレンジしてみてもいいかも。

 

またほとんど先人の皆様のお知恵を拝借しまくっていますが、ここでLINKで使わせていただいた皆様にひたすら感謝です。

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