アニメシリーズ続きます。見る作品を決めるとき、アニオタ娘のアドバイスか実写映画化されているかを基準にしています。今回の作品はその両方。実際見終わってわかりました。確かに良い!


パパ最近エモいのばっか見てるねぇ

ん?え?エモいって何?
私「エモい」ってわかりません・・・なんとなく予想はつきますが皆さんわかるでしょうかw

四月は君の嘘
元天才ピアニスト少年が、バイオリニストの少女と出会い、再びピアノと向き合っていくという青春ラブストーリー。とても50のオッサンが見るような話ではありませんw
話はすぐに先が読めるし「やっすいストーリーだぜ」と思ったのが2話くらいまで。その後は「わかっちゃいるけどやめられねー!」となり、気が付けば朝の5時・・・ 2日で2シーズン見終わりましたw
何度も言いますが、ストーリーはバレバレなんです。でも2~3話に1回は泣かせに来るんです。これもわかっています。人生50年、酸いも甘いも知り尽くしたオッサンに、こんなバレバレな戦法は・・・気持ちいいほど見事にやられましたw
登場人物の個性が上手く描かれている
ホントもう登場人物も単純明快なんです。こいつはこう動く、あいつはああなるな・・・ すべてその通り。俺天才!てくらい単純明快。ただ登場人物がわかりやすいだけに感情移入してしまいます。
またこれヒロインがめちゃくちゃいい。ある病を患っていて、病名こそ明言されていないんですが、ホーキンス博士と同じ病気(ALS)と思われます。この病気、私が以前お世話になったお医者さんが患って、ものすごく残酷なイメージがあり、彼女がこれだと気付いた時点で、私既にかなりショックを受けました。そんな彼女が、命を削りながら奏でるさまが美しいのなんのって。これアニメだからこそできるんだろうなという感動すら覚えます。
主人公もなんか煮え切らない坊ちゃんなんですが、何度も挫折しながら周囲の仲間に支えられて、成長していく様子が、間延びせずに、適度に泣かされつつ、テンポよく描かれていて「次はどうなるの?わかってるけどどうなるの?」と寝かせてくれません。
王道ゆえに無敵!
映画でもアニメでもこの手のモノはネタや手法が出尽くしていて、なかなか真新しいものは生まれてこないながら、うまく組み合わせて楽しませるのが現代の手法だとすると、その中の王道を組み合わせて丁寧に作ったのがこの作品。王道ゆえに視聴者を裏切りません。ラスト近くでは製作者にいいように翻弄されてしまうレベル。それくらいのめり込まされます。
最初は多少の我慢が必要かも
ピアノとかクラッシックとか、まったく興味のない人にとっては最初のうちは苦痛な部分があるかもしれない。でもこれはストーリーの一部の演出で合って、本題はそこではない。ですから我慢して波に乗るまでは見て欲しい。波に乗っちゃったら呑み込まれるだけです。もうもんどりうって波に呑まれてくださいw
エモいとは
最初に出てきた「エモい」。これはエモーショナル(感情に訴えかける)系という意味。
今の若い人は、こういう陳腐な表現で、ひとことでこの感動を表現してしまう模様。
もっとこう日本語を駆使して表現するべき。この一言で片づけてしまうには人間の感情はそんなに単純ではないはずw まぁこれを娘に言ったらキモいで片づけられてしまうので言えませんけどね・・・
それくらいこのアニメは感情を揺さぶってきます。見たことの無い人は絶対見るべき。前回の昭和元禄落語心中とこの四月は君の嘘は今のAmazonプライムにあるアニメの2トップと言えます!

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