新車納車1週間、1000キロ走ったインプレッション。まだ買ったばかりなのでポジティブな印象ですw 2024 Roadster RF S ATです。
今更ながら「運転が楽しい」
ロードスターのインプレでみんなが言う「運転が楽しい」というインプレッション。「せっかく買った車なんだから楽しいに決まってるだろ!」くらいに思っていましたが、すみません私も楽しいですw
ターボが無いので圧倒的な加速感が無いこともあり、無駄に高回転を維持したくなります。これが楽しい。2000ccなので4000回転まで回せるかどうかでしかないのですが、それでも「無駄に回す楽しさ」があります。
そして回してもそこまで速くないということで心の余裕が大きいですw 「速く走りたい」ではなくて「運転を楽しみたい」という感じで余裕に繋がります。
ATでも峠は楽しい
「ATなんだから普通の車だろ?」くらいに考えていましたが、CVTの無段変速と違ってATはシフトチェンジを体感できてしまうため、私はそのぎくしゃく感が嫌で意図的にマニュアルモードで運転することが多いです。
購入前に一番気にしていた部分が峠道でのAT。道志みちなどの一般的な峠道では実質2速3速しか使えません。でもこれMTでもそんなものらしい。それならトルクで押し切れちゃうATでも充分じゃないかなと感じています。シフトチェンジが面倒になったらすぐAT。その気になったらマニュアルモード。これくらいがちょうどいいです。
先日真夜中の箱根に行ったのですが、箱根はスケールがでかいというか直線が比較的長いので2~4速で走れます。シフトチェンジは多い方が楽しい。できることならAT6速ではなくて8速化などの多段化をしてもらって、峠道でも無駄にポチポチ(パドル動作)したいくらいです。
ちなみにエンジンをSportモードにするとエンジンがアクセルにリニアに反応しますが(体感できるレベル)これも予想外に気持ちよく、ATでも結構楽しめて良かったかなとホッとできます。
2000ターボのTTSはどこからでもパワーが出て面白かった「良い車」な印象でしたが、RFはエンジンを意図的に高回転で回して、それでもまだちょっと足りない。実はこれくらいが「楽しい車」なのかなと感じます。
足回りに関してはTTSと大差ないというか驚くくらい良いです。一般道や高速道ではどっしりした味付けのハンドルですが、峠道に入ると切ったら切った分だけ曲がり、曲げる感覚が掴みやすいです。軽い車体も相まってとても素直に反応するので「振り回してる感」が多い。さすもフニャフニャ感はないというか、適度にフニャフニャなので、ちょっとオーバースピードでコーナーに入れば多めにロールしつつ、うまく決まるとビシッとハマる感じで、スピードだけが車の楽しさじゃないんだと改めて教えてくれます。
TTSは多少のミスは車で補ってくれる優等生部分が良かったのですが、ロードスターは「もうちょっとこうすれば」って感じで、車の挙動を感じながら工夫しながら走れると言うのが楽しいです。
オープンは楽しい
私はオープンにしている時間がかなり短いというか、ほとんどオープンにしていませんw オープンにするのは渋滞のない田舎道か夜道限定といったところでしょうか。他車の排気ガスは極力浴びたくないのですw オープンにしてそれなりのスピードで流しながら好きな音楽を聴くというのが幸せです。
オープンの場合、時速80キロ以上では風切り音が大きくなって、快適性がガクンと損なわれるので、80キロ以上で走る際、屋根はクローズの方がいいと感じます。
クーペは静か
クーペ時の静粛性は本当に良い。高速道路走行時や渋滞時はクローズでMRCC使っていることが多いかな、雨音もそこまで激しくないので快適性が高いです。幌もいいとは思いますが現状は素直にRFで良かったと思っています。
細かく言うと普通の屋根付きよりは騒音は入り込んでくるのですが、幌よりも明らかに屋根付き寄りなレベルなので快適です。
MRCCは楽ちん
購入の決め手でもあったMRCC、1000キロ乗った時間のうちの半分近くが渋滞だったのですが、速度制限のないクルコンはやはり楽ちんです。高速道でも120キロくらいでこの車の快適限界を感じる(直進安定性が低い)ので、MRCCで100キロくらいで流してることが多いかな。誤動作もありません。
MRCCで峠まで行って、マニュアルモードで峠道をひと通り楽しみ、MRCCを使いながらのんびり帰ってくる。これが最近の楽しみになっています。
アイサイトの電子パーキングに慣れすぎているので、昔よりサイドブレーキ引きっぱなしで走ってしまうことが増えました・・・
ちなみにアイサイト比ではやはり運転がへたくそに感じます。ひとつはCVTのスムースさがアイサイトのほうが快適、前方の認識もアイサイトの2眼カメラが秀逸で補足する距離がアイサイトのほうが早いです。んじゃMRCCは使えないのかという話ではなく、充分に使えますw
ロードスターはDIY初心者に優しい
これは意外でしたが、内張関係剥がすのがめちゃくちゃ楽です。作りも実は相当シンプルで、今までスバルが相当ラクチンだと思っていましたが、それよりもはるかに簡単・・・ 必要以上に力をかけずにバリバリ剥がせます。DIYで色々いじってみるベース車としてもロードスターは面白いです。
内張って何回もつけたり外したりすると異音の(がたつき)もとになりますが、あまりにも簡単に外れるのでそれもありません。
コンパクトなのが良い
何も載せられない、身動きもできない。けれど外から眺めたときの小ささはおもちゃ感にあふれていてとても良いです。そしてこのソウルレッドの艶感もものすごくいい。
惜しむらくはドアが長すぎて、駐車するたびにドアパンチをしてしまうリスクがあり、置き場所を選ぶようになりました。
ミッションから異音?
MTではよく聞く話っぽいのだけれど、ミッションかエンジンから異音?がします。周囲の騒音があると気付かないのだけれど、夜間の単独走行などだと高音の「ミャーン」という異音が聞こえます。回転数に応じて出ているような気がするからエンジンっぽいけれども、まだ馴染んでいないとかなのかな?唯一の不満点なので初回点検時に確認します。
納車後はうれしさもあってあてもなくドライブしています。早起きして走りに行ったり、夜中に走りに行ったりといった感じ。何が凄いわけではないけれど、運転をすることを純粋に楽しめる車だなと思います。眠くなった際にシートが倒れないので眠れないという弱点があるため(私は座ったまま眠れませんw)、こまめに休憩しながらフラフラしています。
この歳になっても改めて「車って面白いなと」思わせてくれるロードスターはやはり長い間作られてきただけのことはあるし、相応に進化してきていることを感じさせてくれます。
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