下の娘が言う「最近お姉ちゃんが機嫌が悪いのは、仕事から疲れて家に帰ってくるとパパがいつもNARUTOを見てるからって言ってた!」※脳梗塞で倒れる前の話です。
・・・まぁ見てるんだけどw
父は考えた。
やはり自分の部屋で見るしかないか・・・
しかし、ベッドの上でiPadを見ると、横向きになって見るとか「人間をダメにする棒」を使うしかない。
一応こういうのを使っているんだけれど、iPadが落ちてきたら怖いとか、そもそも取り付けるのが面倒ということで使っていない。そして、最近老眼のせいかiPadの輝きが目に痛い。iPadの画面は10.5インチでも字幕が見えづらいw ベッドは嫌なんだよなぁ・・・
ふと天井を見上げながらどうしたものか考えていた・・・その時、閃いた!
天井に映せばいいんじゃね?w
早速ググってみて驚いた。プロジェクターがすごい進化してる・・・
プロジェクターとは
プロジェクターというと不格好で爆熱でデカい印象で、それでいてたいした映像も出せないものと思っていた。ところがいつの間にか物凄い進化をしていて、今ではスマート・コンパクト・持ち運び自由なモバイルプロジェクターが流行っていたw 据え置きなら4Kまで出せるらしい。もう映画館じゃないか!
そしてロールスクリーンが当然必要だと思っていたんだけれど、プロジェクターを買う人って白い壁に映す人も多いらしい。そんなんで満足できるのかよ!?
本当かどうか疑わしいのだけれど、調べれば調べるほどに自宅でプロジェクターを使っている人の多さに驚いた。周囲を見渡してもあまりデバイスに興味のないような人でも持っている・・・俺が遅すぎるのか!
これは「いくしかないか?」と火が点き3日間ググり続けた。今まで全く考えたこともないので何が何やら・・・
どんな性能が必要で、どんな使用方法があるのかを調べ、価格に葛藤し、購入後の使い方を妄想しつつモバイルプロジェクターの線で機種を絞ってみた。
必要な性能は?
プロジェクターを購入するにあたって必要なスペックは・・・
明るさ(ルーメン)
ライトの輝度。これが強いと昼間でも映せるのだとか。これが弱いと暗いところ限定になる。投影距離にも関係する。おそらく真っ暗限定なら300ルーメンでOK。多少明るいところで使うならもっと輝度が必要。この数値がそのプロジェクターの性能と考えても過言ではないくらい重要。
暗いところで使うのか。昼間は使うのか。どれぐらいの大きさで映すのか。ルーメンが大きくなると価格が二次関数的に跳ね上がっていく。
解像度
映像の細やかさ。4Kは家庭用の本格的なもので高価(数十万円)。世間的にはHD(720p)が普及価格帯(1~5万)、FHD(1080p)がちょっといいやつ。本来の解像度と対応解像度は違うので注意。
宣伝だとワンランク上の解像度をうたう機種が多い(FHD互換とか)。
大きさ(重さ)
買って、一回使ってホコリをかぶる可能性は否めないw 本腰入れて組むのか、とりあえずお試しかでこの辺りが重要になってくる。高性能ならばデカく重くなってくる。それなりだとバッテリー内蔵で持ち運べる。
今回は基本寝室設置で時にはキャンプに持って行って自慢をするという野望があるのでポータブル。「キャンプにプロジェクターなんて邪道の極み」というのは私が一番感じていますw
スタンドアローンで使えるものか
仕事などで触れるプロジェクターはパソコンから入力してパワーポイントを映し出す。ホームシアターならBD/DVDレコーダーやAVアンプからとか。ひと昔前の映像専用モニターと同じ。もしチューナーやソースに当たるものが内蔵されていればスタンドアローンで運用可能。
今だとこのチューナーがAndroidTVにあたる(すごい時代だw)。一気に興味をそそられた。Wifiが飛んでいてスクリーンになる壁とAndroidTV内蔵プロジェクターがあればそれだけで動画を楽しめるのだ。ちなみにスマホとつなげばWifiもいらない・・・
テレビを見るにはレコーダーやnasneがあると簡単。うちには両方あるぜ・・・
調整機能
常にスクリーンに対して水平・垂直に設置できるわけではないので、初期設定で補正が必要になる。高級機になるとこれをある程度自動でやってくれる。
プロジェクターを選ぶうえで、これらの数値はとても大事。
何を買うべきか悩んだ時の注意点は、Youtubeとか見てると提灯動画(メーカーが実機を貸し出して褒めたたえる動画を作ってもらう)が多いので、最後は自分で決めるしかないw
何を求めるのか
今回私は寝室で天井に映したいだけ。ずっと使うかも怪しいので、最初は3万以内で探していたが、解像度は欲しかった。そうなると5万を超えだす。据え置きはおそらく使いきれないのでポータブル。もしかしたらキャンプに持って行くかもしれないしね・・・w
ポータブルでFHDでそこそこ評価が高い機種となるとXGIMIという中国メーカーに辿り着いた。
FHDのポータブルとなるとXGIMIのMogo ProかHaloの2機種に絞られる。2種の違いは明るさと大きさ。Mogo Proがコンパクトで300ANSIルーメン(輝度)、Haloがデカくて800ANSIルーメン(倍明るい)。ともにAndroid TV内蔵。スピーカー(ハーマンカードンらしい)内蔵。箱開けて設置してWifiに繋げばそれだけでみられる。
※商品リンクは2023年7月の最新機種です。
最終的には明るさが決め手となり(別に昼にそんなに見るわけではないけれど)Haloに決めた。
XGIMI Halo レビュー
通販で購入。早速設置してみた。
Haloは重量が1.7kgで背面に排気の穴があり、天井照射にはイマイチ向かない。1.7kgとなると固定が結構大変で、カメラの三脚を使うことにした。耐荷重1.5kgの三脚なのだけれど、脚を短めにすることでイイ感じで固定できた。
リモコンを接続して早速スイッチオン!
この機種は垂直方向(縦方向)は自動で調整してくれるけれど、斜めに照射するため手動(サイドスローモード)で調整。なんとなくそれっぽくしてみた。
ピントは自動。
AndroidTVなので直感的に設定可能。Wifiを繋ぎ、プライムビデオとTorneモバイル(nasneのビューワー)を入れて、映してみた・・・
ヤバいなこれw
寝室の天井だと80インチくらいなのかな?もうすっかり映画館気分。スクリーンは白い壁紙なので模様は気になるといえば気になるけれど、思った以上にクッキリハッキリ映るので驚いた。
nasneも繋いでいるので、テレビも視聴可能。BDレコーダーが我が家は古すぎて繋げないけれど、nasneかBDレコーダーが壊れたら買い替えてHaloに繋ぐ予定。
※勢いあまってレコーダーも最新のものに買い替えたので、なんでもこいですw
またこれChrome Castも内蔵なのでスマホやiPadのミラーリングも可能。寝たきりで何でもできちゃうw
ちなみに売りのひとつ、ハーマンカードンの音はそんなに感動しない。音量出力レベルが低すぎて、画像の大きさと釣り合っていないためだと思う。でもいい感じではある。
排熱ファンの音はそれなりに大きいけれど、視聴を妨げるレベルではない。
Youtubeでラリー動画やドローン映像を見ると「あぁぁ買ってよかった!」と思える。まだつないでいないけれどゲーム機をつないでも相当迫力があると思う。遅延が出そうだけど・・・
ハブを介してSWITCHを繋いでみたけれど、遅延はほぼ無しでモンハンライズできました。HDMIがあるのでPCやPSは簡単につながります。
プロジェクターは必要なのか
テレビが既に各部屋にあるとかならばわざわざ買うまでもないとは思うけれど、私のようにベッドに寝ながらテレビを見たい人には(そういう人がどれくらいいるのかは謎w)これ以上は無いくら良い。
惜しむらくはオフタイマーが無い。寝ながら見ていると寝落ちは普通にするので、オフタイマーさえあれば最強っぽい。
そして意外に良いのが、寝る前にスマホなどの画面を見ていると、目を瞑った際にフリッカー現象(高速な明滅)が起きるが、これが無くなるとまではいわないけれどほとんどない。これは嬉しい。
普通の人・普通の家庭にはなくてもいい。ただ使ったら病みつきになることは必至w むしろ
無い方がいいのではないかと思われる「背徳感」と「感動」がそこにはあった。
基本家族持ちにはお勧めしない。絶対にトラブルのもとになる。独り者にはいっておく「今のうちに買っとけw」。
夜しか見ない(暗いところでしか見ない)と限定できるならばMogo Proでいいと思う。Haloでも昼間に見るにはちょっときつい。ちなみに明るさは余裕があるほど画面を大きくしたときのコントラスト(くっきり具合)に影響する。
今回悩みに悩んだ候補プロジェクターの中から、実際にHaloを使ってみた反省とともにオススメ品をいくつか載せておきます。
3万以内でとりあえずお勧め品
ちょっと本格的に楽しみたい人
私はちょっと頑張っちゃったけど全く後悔はない!というか今年のベストバイになりそうな満足度です。悩んでいる人は逝っちゃった方がいいよ!
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