前回に続き登山アイテム。手近にあったので備忘録と一緒に。
GARMIN etrex30 GPSです。
以前大山で道迷いしたあとに、丹沢でもルートを間違えたことがあり、この2点に関してはGPS云々ではなく、その場で地図を確認することを怠ったためなのではあるが、GPSがあればもうちょっとうまく立ち回れたのではないかと思っていた。その時はiPhoneアプリのGPSロガーは持っていたけれど、バッテリー問題とGPSを補足するまでの時間、山行後のトラックの不正確さなどで、地図の代わりにはならないと確信していた。
立山に行った際、山小屋でたまたま一緒になった外人さんが、吹雪・ガスで視界のほぼ無い状況で、黒部ダムから一の越山荘までGPSログだけを頼りに歩いて来たんだという話を聞いて俄然欲しくなって購入w
もともとマラソンのトレーニング管理にガーミンはforerunner405・310XTと使っていたので、GPSの信頼感も抜群だし、この機種は単3電池で動くこと、また通販でかなり安く(国内の正規版だと相変わらずすごい値段する)Getできるということで購入。
裏面にあるUSBポート。バージョンアップ・地図の取り込み・トラックの同期に利用。
バッテリーはアルカリ・ニッカドなど対応電池に最適化できる。私の場合は今のところヘッドランプも単3のものをつかっているのでエネループで対応。満充電なら20時間は駆動する。
電池の奥にSDカードスロット。ひとつの山域ならば2ギガでも充分カバーできる。
ただこのetrex、地図が問題。日本地図は安くて17000円以上、正規代理店のものだと機械と抱き合わせでとんでもない値段で売られている。
そこで先人達のお知恵を拝借。私の場合はメニューの英語表記や使用の際に日本語化はあまり必要ないので、国土地理院の地図を使えるようにしている。これが覚えるまで面倒だったりする。またこの際etrex30のファームダウン(バージョンを落とす)をする必要があります。
25/05/20 以下の文章は分かり辛いので書き直しました。etrexのタグで新しい物を参考にしてください。
導入方法で参考にさせて頂いたHPリンク(PCやetrexに問題が起きても自己責任です。用途によっては正規版を買うべきです。)
- etrexのファームダウン http://www.kuramitsuha.com/modules/d3blog/details.php?bid=81
- パソコンの準備 http://photon.sblo.jp/article/55638743 (これはymapjnxの利用法)
- 地図の作成 http://biciliata.appspot.com/ymapjnx.html
- etrexへの流し込み MicroSDのGarminフォルダを作成その中にBirdseyeフォルダをつくってその中に入れます。
あとわからないことはgoogleでいけるはず。注意点としては2のところで、ymapjnxの記述をgsijnxに読み替えておくこと。あと縮尺のパラメータは自分で探すしかないが私はgsi_config.textで
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としています。いろいろいじってみたけど良くわからないのと、これが一番用途に合っていたという感じw
etrexのデフォルトの地図から拡大していって1.2kmから国土地理院のものに切り替わる設定で使っています。
1200m・800m500m300m200m120m80m50mそれ以下(実用は50mまでかな)てきとうでごめんなさい・・・
これで普通の山行には使えますが、やろうと思えばヤマレコのデータからカシミールを介してトラックデータを反映させたり細々とした小技を使うことが出来ます。
半年使ってみて思うのは、紙の地図が一番いいということw 保険程度で考えておくべきかな。あとはトラックの管理をガーミンコネクトでできるのはいいかな。
気付いた点
- スタート>ストップがボタンとしてないので、スタート時に電源ON、終了時にOFFが必須。前回の最終地点を記録している場合もあるので、メインメニュー>TrackManager>CurrentTrack>ClearCurrentTrackとしておけば電源をそこからTrackが始まります。
- GPS性能はやはりかなりいい。ただし、たまに変なところに飛ぶことがあるので絶対ではない。白根山の菅沼駐車場でロストしていた。
- 開聞岳で下山の際、道に迷った時はトラックを見て助かったw
- 当たり前だと思うがヤマレコのデータは絶対ではない(結構重要)、信じ切っていてズレのひどさに驚いたが、アップロードされているデータ自体が機種によっておかしなときもあれば、スマホデータだったりすると全然違っていたりする。私はこれに気付かず自分がおかしいと信じていたw
- スタート前にきちんとGPSを把握させるのとコンパスのキャリブレートをしておいた方が良い。やり方はmenu>compass>menuボタンを押す>CalibrateCompass
- できることなら目的地のWaypoint登録をしておけば、おおよその進行方向がわかって使いやすい。カシミールでもできるし、休憩のたびに次の分岐ポイント等を登録するだけでOK
- 液晶のガラスは結構キズに弱いw
- 私はザックのベルトにカラビナをひっかけているのだが、これだと即座に進行方向と北が出ないw 下部にストラップの穴があるのでそっちを使った方がよさそうだが耐久性に難ありかも。使うとわかるw
というように実際問題使いこなせていない部分が多々あります。正規版ならこんなことは無いのかもしれない。使いこんでいくことによって信頼性はどんどん上がっていくと思います。視界の悪い時は参考になります。
32ギガのSD使えば日本全国を余裕で網羅できると思うけれど、USBの転送速度が遅いので私は行く場所だけ作って持っていきます。
この記事じゃ良いのか悪いのかわからないな・・・ 一応、私は買って良かったと思っていますw
2013/1/1 追記
・カシミールで作ったルートをGarminフォルダ(本体)のGPXフォルダの中に入れておき、山行スタート時にメイン画面>Where to>Routesで選択するとカシミールで作ったルートが表示される。スタート地点・分岐点・ピークなどの目標点を入れておけばおおよその方向が途中確認できるようになる。またProximityArarmを設定しておくとそのポイントで音が鳴る。ただしこのときポイントからの半径を設定する方法がわからないのと、そこでOKを押すとリバースになる?
・山行前にカレントトラックを消しておかないと、前の山行のポイントからトラックが始まってしまう。またetrexを消し忘れて無駄なトラックが出来てしまった場合、その修正方法は・・・
etrexをPCと接続後、etrexのCurrentフォルダ内のCurrent.gpxがコネクトにアップロードされるので、このCurrent.gpxファイルでカシミールを起動。カシミールの、編集>GPSデータ編集>トラック(左のもの)で編集したいトラックを指定するとカシミール上のトラックが点滅。グラフ上の人アイコンをスライドさせて任意のポイント(分割したいポイント)でグラフ下のトラックデータの反転したものを右クリック>トラックの分割で切り分けが出来る。コレを繰り返し、欲しい部分のトラックをCurrent.gpxにリネームしてetrexのCurrentフォルダに入れれば、ガーミンコネクトでアップロードできる。
2013/5/10 追記
・ヤマレコなどのGPXファイルを鵜呑みにしてはいけないとは書いたが、これをダウンロードしてトラックからルートに変換し、カシミールのGPSにアップロードでGPXフォルダに入れる(ファイルネームはアルファベットで)。そしてスタート時にルートでそのファイルを指定すると、その軌跡が表示される。その通りに歩いていくと、ポイントごとにアラームが鳴る。アラームの範囲は事前に指定できるが結構狭い。まぁ参考程度に・・・ ポンポン鳴って面白いだけだがw
2013/5/16
・etrexに関する記事を書きなおしています。順次アップしていきます。
おまけに今日の写真・・・大桟橋から見た横浜みなとみらい。レンズの選択を間違えた・・・カメラムズイ!
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