道は俺達が造る!大菩薩嶺2回目

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去年の暮れに単独で大菩薩嶺に行って、一日雨に打たれ散々な目にあったが、晴れていればその景観はものすごそうだということは想像できていた。年が明けて一緒に山を始めたTさんとそんな話をしていたら「今月行こうぜ!」となり、14日の大雪の後だし、天気予報は快晴だしということで、各々「新兵器」を携えて行って来たw

朝4時にTさんをお迎えにあがり、一路大菩薩嶺へ。到着は8時前だったかな?まずそこで軽いジャブを受けた。
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駐車場までは普通にいけたのだが、駐車場入るのにチェーン装着w

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スタート準備完了!既に顔が笑っていない・・・

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トレース(前の人の歩いた跡)が少ないなと思いつつ登る。

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足首よりちょっと深い感じかな?スタート地点の丸川峠駐車場が1000mで前回雪が無かったのだが、今回はずっと雪だった。

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今回の私の新兵器は重登山靴だ!今までずっと使っていたのと同じメーカーZamberlanのExpertGT。これにグリベルの12本爪で武装。

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登れば登る程深くなっていく。
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ここでトラブル発生!Tさんのアイゼンがはずれているwゲイターの上からアイゼンをしていたので緩んでしまうのだ。私達はいつも一緒に登っているのに、お互いの意見をあまり尊重しないのでwTさんはゲイターに固執するのだ!w
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ふり返れば前回拝めなかった富士山がドーンとその姿を現す。
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2時間の予定のところ3時間かかって丸川峠に到着。Tさんはアイゼンをつけ直すw

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山小屋前の風車。今日も豪快に回っていた。
ここで途中、長靴でぶち抜かれた丸川峠の親父さんに状況を聞く。ここから大菩薩嶺まで、14日の大雪以降誰も歩いてないという・・・
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右が登ってきたトレース左がこれから進む道・・・確かにキレイだ・・・
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鹿の足跡しかないw 深い所でヒザくらい。以前なら諦めるレベルだw しかし今回は戻るのももったいないので二人で交代でラッセルしながら突き進む。
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ルートが合っているのかよくわからないのだが、前回の経験とGPSのログをみながらなんとか進む。
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コレが「俺達が造った道」だ!コレのお陰で多くの登山者たちが楽チンに楽しめるはずだ。
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1.5時間で歩けるところを3時間かけて到着w 顔が笑っていないところが疲労を窺わせるw
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雷岩に到着。反対側のルートはトレースがあったのでサクサク進むことが出来たのだが、やはりここは風が強い。体感でマイナス20度と思われるw ここから大菩薩峠への稜線歩きが今回の目的だったんだが、そのルートもトレースが一人分しかないのと、この時点で14時を過ぎていたので下山することに・・・この時は両者快諾な感じだったw
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雷岩からの風景。ここはやはりすごい!ずっと樹林帯でラッセルした苦労が報われた!
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空気中にゴミのように浮いているのは積った雪が強
風で舞い上がったもの。とにかく寒かった・・・これは山梨市街。
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途中水を飲もうと思ったらザックの水が凍っていた・・・

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1700mまで降りて福ちゃん小屋のベンチでやっと暖かいものにありつけた。
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この時点で温度計はマイナス10度。でも二人ともホッとしたのか結構長い間休憩。
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Tさんの新兵器イージーシェルターって言ったかな?blogののせろ!というので・・・左側に人がうずくまり、右にザックがある。緊急シェルターだということだが、きっと次の山行では持ってこないに違いない・・・

このあと日が暮れて18時過ぎまでヘッドランプを使って下山。温泉に行くも大菩薩の湯は19時までということでほったらかしに行く。平日のほったらかしは5人くらいしか人がいなくて最高だった!そのあとほうとう屋さんで夕食、Tさんは酔っ払いまくりでメニューを片っ端から食べていた・・・ 23時頃に山梨を出発。「Tyuruは運転大変だから眠かったらいつでも寝てね!」といいつつ強強打破(眠眠打破の強烈版)を手渡される・・・ しかも笹子トンネルの車両規制で勝沼から高速に入れず、大月まで一般道。Tさんは眠り続けていたが、ムクッと起き上がるとトイレに行きたいと騒ぎだす・・・結局家に着いたのは翌日の1時30分だった。当日は3時半におきたので22時間寝ないで遊んでいたことになる・・・私もまだ若いなと思いつつ、過去最高に過酷な山行は終わった(涙

ちなみに今回駐車場で見かけた以外に登山者とはだれとも会っていないw 山小屋も全部閉まっていた。丸川峠は明日の土曜に備えて登ってきたようだ。つまり週末祭日以外は山小屋はやっていないと思った方が良い。快晴でも気温は頂上でマイナス12度くらいだと思う。装備もしっかりしていかないと、この時期、大菩薩嶺といえど怖い所だと思ったw丸川峠>大菩薩嶺のルートは我々が造ったので、ご安心をw

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