Gakaxy Note 8で技術の進化にただただ驚くばかりですが、その中でも予想以上に便利なのが無接点充電QI(チー)です。コレ、今後のスマホ充電のデフォルトになっていくんでしょうね。「そんなのいらねーよ!」と思っていましたが、使ってみたらもう手放せませんw
QI
QIのしくみ
仕組みを簡単にいうと電磁誘導や磁界共振を使い、二つのコイルの片側に交流電流を流して、もう一方のコイルへ電気を流すというものです。近いところではIHコンロのフライパンや鍋には底に渦巻きがありますが、あれがコイル。コンロ側にもコイルが入っていて、充電ではなく発熱を指させるわけです。要は給電側、受電側にコイルが入っていると思えばいいかな。
スマホも同様に本体内にコイルがあり、充電器側にもコイルが入っています。
QIの弱点
この無接点充電、コイル同士の間の距離や間にあるモノで、充電が出来たりできなかったりします。ぶ厚過ぎるスマホカバーやスチールプレートが入っていると充電ができなくなってしまいます。またスイートスポットに入らないと充電できません。
車でQI
スマホ車載の方法
スマホを車載をする場合
①ナビはカーナビを使ってスマホは充電だけする
②ナビも音楽もスマホで賄う
の二つに大別されると思います。
①の人はそのままどうぞ。まぁこれもQIでやりたいところですが、私は興味ないのでポイです。LightningやUSB typeCならば挿し込み方向が無いので、有線ケーブルでも特に手間にはならないでしょう。QIにこだわるなら理想な形の充電器を探しましょう。
問題は②、私です。今時ナビがないとか貧乏くさいことこの上ないですが・・・
・地図の更新に毎年お金とられるとか無理
・スマホという便利なものがあるのにナビにお金かけるのは無駄
・カーナビだとカーオーディオの音源として役割を果たさない
という考えから、カーナビは撤去してしまいました。
これは今時アナログでオーディオを組むからこそのマイナーな考え方だと思います。先進的なのか古臭いのかどっちなんだよと言う話もありますが、単にかなりの時間と手間とお金をかけてきたので、後に引けなくなったともいいますw
②の場合、ドライバーの視界にスマホ画面が必要となり、何らかの車載ホルダーを使うことになります。車載ホルダーは大別するとホルダータイプとマグネットタイプになります。ホルダータイプは爪などでひっかけてホールドしますが、爪部分のギミックが大掛かりになりがちで、その分スマホが無い時の見てくれが悪いという弱点があります。私もかつてホルダーづくりに四苦八苦したことがありました・・・
このホルダー、苦労の割には結局ほとんど使いませんでした。マグネットが便利すぎたのです。マグネットタイプはスマホ自体に鉄板を仕込む必要があり、鉄板をスマホケース外側につければスマホの見た目を残念にし、ケースと本体の中に鉄板を仕込むとマグネットのホールド力の弱体化につながりします。私は最終的に見た目より実益をとって、スマホケース背面に鉄板直貼りでした。
またホルダー自体の固定方法もダッシュに吸盤や両面テープで張り付けるタイプとエアコンの吹き出し口に取り付けるものがあります。ダッシュタイプはやはり大掛かりで美しくないという判断から、吹き出し口タイプを好んで使っています。
吹き出し口タイプはホールド力に不安がありますが、二次的な作用として夏場の熱対策ができるというメリットがあります。今の機種なら大丈夫なのかもしれませんが、私がスマホのカーナビ化にハマった際には夏場によく熱暴走を起こしていました。そもそもバッテリーには高温が良くないとの考えから、常に空冷にできる吹き出し口取り付けタイプが良いと考えています。
マグネットタイプでQI充電できる製品
この車載ホルダーでQI充電をが行いたいわけです。これが上手くいくと・・・
- 車に乗り込む
- スマホをホルダーに置く
- 充電が始まり、スマホはカーナビや音楽プレーヤーとして利用する。
これがスマートにできるわけです。普通の人はこだわりませんが、私はこれがカッコいいと信じていますw
AndroidAutoというアプリを使えば、アプリの設定でBluetooth接続と同時にアプリを起動、切断と共にアプリ終了までいけます。ちなみにこのAndroidAutoは渋滞情報は最強ながら、ナビルートが鬼畜で有名ですw
車を降りるときも
- 停車してエンジンオフ
- スマホをホルダーから外す
コレだけ・・・素晴らしい。
言うわ易し行うは難しで、やってみればわかりますがコレ、なかなか難しいです。
ホルダータイプだと、スマホを取り付けて充電用にUSBなりLightningを繋いでと手間が増えます。結構面倒で、スマートなはずが全然スマートじゃないwこれならカーナビ買ったほうが美しいです。
一方マグネットタイプだと取り付ける手間はありませんが、給電の手間だけは省けません。近場の運転なら給電無し。遠乗りなら線を繋ぐというのが従来の私のスタイルでした。
しかしQIが使えるならもう置くだけでいいわけです。やりたくなりますよねw
QIが使えてマグネットタイプのホルダーをAmazonで探すと、一番売れているのがコレ。2種類あって写真はダッシュなどに貼るタイプですが、私はAタイプ(吹き出し口用)を購入しました。
商品が届いて唖然としました。デカい上にダサい・・・
まずコイルが内蔵されているので、受け皿面がでかいです。美観を損ないます。
そして何より衝撃なのは付属のプレートがダサすぎます。Note8の性能を4割スポイルするくらいダサいです。こりゃかなわんとケースの内側に挟むと、Note8の重さもあってホールドしきれません。「男の直貼り!」を厭わない私でも躊躇するレベル。
そこでもう一つの直径1センチのプレート4枚をを貼ることにしました。
QI対応マグネットホルダー使用時のプレートの貼りつけ方法
QI対応のマグネットホルダーはスマホ本体のコイル部を避けるようにマグネットを配置するため、受け皿部の周囲にマグネットが埋め込まれています。ですのでスマホのコイル部を開けてプレートを配置する必要があります。
Nillkinの場合は四角い受け面の四角にマグネットが入っているのでここに合うようにプレートを貼れば良いわけです。
んー・・・これならいいかなwちょっと気に入っちゃったかもしれない。ダサいですか?そうですか・・・
これでもダメなのか・・・
そして実践投入・・・ Note8重いっす。揺れが気になりますが、ホールドはしっかりできています。ズレもありません。しかしここでさらなる問題発生。
充電なので少なからず熱が発生します。エアコン吹き出し口とはいえ、充電器は暖かくなっていきます。この充電器自体は満充電でスタンバイになり、LEDランプが青から緑になりますが、熱と重さに張り付けたプレートが耐えられず、外そうとしたらプレートが充電器に持っていかれましたw
これはスマホケースの材質にかなり左右されます。TPU、プラ、金属素材は両面テープで行けると思うのですが、私のケース、シリコンなのです。シリコンはザラザラしていて触り心地が良いのですが、こと接着に関しては最悪な素材なようです。
QI+マグネットホルダー=難しい
許せん・・・もうこうなったら強力に接着するしかない!ということで強力接着剤を投入。
この接着剤、2液タイプで、まず接着面(両側)にサフェーサーを塗ります。10分乾かしたら、受け皿側にあらかじめつけて置いたワッシャーに本液を塗布し、接着。このとき受け皿側に本液がいかないように気を付けてください。取れなくなっちゃいます。
これでしばらくいけそうなくらいガッチリ接着されました。ただワッシャー分出っ張っているので、遠くない将来、はがれる可能性はありそうです。とはいえ、これで熱による剥がれは大丈夫ではないでしょうか。
そして試走・・・ダメだw ケースがシリコン素材の場合、かなりガッチリくっついていても硬化した接着剤ごとポロっととれてしまいます。何度も試しましたが、引っ張りより外すときの横にかかる力がデカすぎる模様。こうなると、プラのスマホケースでやるしかないみたいですね。
ちなみにスマホ機種によってはNillkin謹製のマグネットが仕込んであるケースが売られています。iPhoneならばXまでほとんど出ていますね。黒オンリーですが。Note8もあるのですが日本では売られていません。ebayで頼みましたがまだ到着していません。
そして結局・・・
今はシリコンケースに悲しい鉄板を貼っています。接着面が大きければ問題ないみたいですね。まぁ私のケース赤いから赤に銀でウルトラマンみたいで良いかなと・・・(良くない)
まとめ
車載でQIでナビとして使う場合、ホルダータイプなら好きなものでいいでしょう。マグネットタイプの場合は鉄板の貼り方に注意が必要。スマホ側のコイルを避けるように鉄板を貼る必要があります。スマホの美しさをとるか、車に乗り込む際のスマートさをとるか。それはあなた次第ですw ちなみにこの充電器自体はホールドさえできれば性能は良いと思います。給電中はブルーのLED、満充電になると緑のLEDになり、勝手にスタンバイ状態になります。
実際うまくいくとかなりスムースな連携ができて、なんだかんだ満足できます。Note8自体が6.3インチと普通のカーナビ(7インチ)に近い大きさなので、ものすごく見やすいです。そして、簡単に縦でも使えるというのが私には嬉しいです。
QI付のスマホを持っている方は是非チャレンジしてみてください。便利ですよ。運転中はスマホ触っちゃだめですがw
ちなみに今使っているホルダーはこちら
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