レンジフードのDIY
さぁレンジも買ってしまったらあとはやるだけです。もう戻れませんw
必要な道具
工具
ドライバー・カッターあたりでほとんどOK。ペンチもあった方が良いかな。状況によって必要工具が増えます。特殊工具は必要ないです。
養生関連品
DIYで一番重要なのはここになります。レンジ周りの壁・床・コンロ上面などトラブルが起きそうなところは全部養生します。しているとしていないでは作業性が格段に変わってきます。
起きる可能性のある事故は、外したフードがコンロに直撃、壁のタイルに穴をあける、落ちたパーツがどこかに行く、油汚れをまき散らす、長年の汚れがキッチンに降り注ぐなど。
水平器
これ最後の最後にチェック用。びっちり水平である必要はないですが、あまり傾くと油の切れ方が変わってしまいます。
買い足すもの
ダクト
製品に指定されたダクト。15Φくらいが多いのかな?ちなみに断熱は基本無くていいです。説明書に指定されています。
アルミテープ
レンジフードと排気ダクト(既設のモノ)の接続に。
清掃・養生
最初に周囲をキレイにして養生しましょう。特にコンロ上部はモノが落ちてくる確率が高い。当然電源も切っておいた方が良いですし、ガスの場合はガスも締めて置きましょう。
壁は傷がついたりするリスクがあるのでやはり養生
床面も古い油がぼたぼた行く可能性があるので養生
実際にかなりゴミが落ちます。グラスウールとか出てくるとチクチクして厄介です。
今あるレンジの解体・撤去・廃棄
レンジフードは基本4点止め。我が家の場合、壁に左右二点と天井にアンカー二点。
写真はフードを取った状態。横に逃がして上に抜けるというアタッチメントとその上に電気シャッターが入っています。
電気シャッターはスイッチを入れた時に「バコッ」っていうやつ。停止時の外からの音や外気遮断の役割があります。製品にも簡易的なシャッターがついています。我が家の場合外気は入ってこないようですが、様子を見て後付けするかもしれません。
私最初4点緩めたんですが動かない・・・ 基本はこれだけのはずなのに・・・
ポイントは2点。古い油でこびりついているのと、タイルのシールが結構強かったです。シールはカッターで切り取ります。シールに斜め45度に刃を入れ、ズズーっと行けばキレイに取れます。
捨てるものなので多少の破壊もアリですし、古いものは重いので中味をとっちゃうのもアリです。外す際は下から。あまり負荷がかかって壁や天井が抜けるとかコンロに落下させることがないように注意してください。
我が家の場合取り外して絶望したのは赤丸のところ。天井のコンクリにアンカーが打ってありましたw クロスも貼ってないし、仕上げどうするんだよレベルw
あと我が家の場合、電源がカプラー式でコンセントがありませんでした。これ触るのは電気工事士資格が必要です。ブレーカーを落としてアース付のコンセントに変更しました。これ確認した方が良いですよ。
私?電気工事士免許ありますw
説明書通りに組み上げる
取付は写真無しというか説明書通りでOK。今の製品は簡単なステーで壁面4点留め。
ダクトはフレキシブル管をカッターで切ってアルミテープで留めます。上下ともに最低二周させて隙間が無いように。ここから漏れると壁が油まみれに・・・このときフレキと天井からのダクトは基本重ならないので隙間に注意です。
問題点の解決
既に何点か挙げていますが、思わぬトラブルがいくつか出てきました。私が遭遇した問題は・・・
吊り下げアンカー問題
これはもう塞ぐしか無い。不幸中の幸いというかアンカーが天井コンクリートに打ち込まれていたので「これはもう切るしか無い!」と考えました。でもアンカーって基本抜くことができるみたいです。私はナットを二枚重ねて回すことで抜くことができました。
電気コンセントが無いよ問題
これはWebで情報を探していても全く出てきませんでした。変換プラグも売られてはいない模様。ブレーカーを落として作業すればいいのですが、一応免許資格が必要なので、事前調査でしっかり確認しておきましょう。
多分我が家のケースは超レアだと思います。
化粧板の取り付け部に下板が無いよ問題
これ、キッチンの棚のサイズが中途半端でネジが片側しか打ち込めないという状況でした。化粧板上部が固定されていれば問題ないのですが、片側だと化粧板の自重でツライチになりません。
私はステーを逆さまに取り付けて、強引に済ませました。応用力も必要な場合があります。
高さがありすぎて上部に隙間ができたよ問題
これに関しては、元々の作りとして3センチくらいの化粧板が全体に貼られているので、できれば同等のものを用意して対応するしかないと思います。私は遮音のスポンジテープか黒い板で対応予定。下部がツライチでなくてもいいなら全体を3センチ分引き上げちゃうのもありますが、仕上がりの見た目は重要なのでよく考えて設置しましょう。
説明書やWeb情報では見たことのないトラブルも出てきます。一つ一つに対応するのは大変ですが、頑張りましょう。まぁググれば90%は対応できます。
まとめ
- 自分の求める機能やデザインをよく考えて製品を選ぶ。
できれば交換前の製品と似た形式が楽ちん。 - 交換前の製品をよく確認する。
寸法・ダクトの位置・ダクトの接続方法・電源コンセントの確認は要確認。 - 取り外しは慎重に。
部品の落下等に対応できるように養生はしっかりと。 - 取り付けは説明書通りに。
トラブルには柔軟に対応を。
こんなところでしょうか。私の場合は天井の穴の補修があったので、パテの乾燥にだいぶ時間がかかって1日仕事でしたが、普通に交換だけなら素人でも半日でできると思います。
DIYでやってはみたものの、どうにもできない場合のリスクも考えて、電気屋さんもチェックしておいたほうがいいですね。
プロにお任せする場合は地域の業者さんを見つけて交換してもらいましょう。 こちらのサイトで料金や口コミを比較した上で依頼することができます。 レンジフード(換気扇)の交換・取り付けを料金と口コミで比較!- くらしのマーケット:https://curama.jp/kitchen-fan-replacement/
あと外したレンジフードの廃棄方法も考えておくべきです。
私の場合に関して言えば、上方排気をそのままリプレイスだったので楽なほうだと思います。側方や後方排気の場合、パーツが増えるくらいで対応できますから、そこまで難しいわけではないのかな。
きちんとした製品を選んでいれば大事なのは養生だと思います。一番面倒ですが一番大事。DIYの基本なのかな。
これが完成状態。一応一通り動作チェックして、最初のうちは一度幕板を開けて、漏れがないかチェックする予定。今回の作業で一通りの仕組みはわかっているので、何らかのトラブルがあったとしても対応は簡単だと思います。
おそらく電気屋さんだと工賃込みで7万円、天井修理2万(当然もっときれいです)、コンセント施設5千円くらい、リサイクル代も入るかもしれないのでおよそ10万クラスかな?私の場合、天井の仕上がりに問題がありますが全部込み込み4万くらい。およそ半分くらいの出費で終わりましたが、いろいろ調べたり、実際の作業時間、仕上がりを考えると、電気屋さんの価格もあながち高過ぎとは思えない(ただし最安値前提)と感じました。
ただDIYの醍醐味でもある「自分でやった」という喜びと実際のコストを考えるとかなり楽しめました。
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