Aftershokz Aeropex 骨伝導イヤホン

4.0
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 以前から気になってはいたけれど、どうにも未知要素が多くて買いきれなかった骨伝導イヤホン。Aftershokzの年末福袋の記事を見てしまい買ってみましたw レビュー評価は概ね評価が高いけれど、果たしていいものなのかどうか・・・個人的レビューをしてみます。ちなみに今思えば福袋でなくとも今はそれなりの価格かな。この記事を読んでもらえればその理由がわかりますw

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骨伝導イヤホンとは

 耳の穴に音を放り込む従来式とは違って、こめかみの下あたりに振動ユニットを押し当てて、頭蓋骨に直接振動を伝えて音を鳴らすイヤホンです。従来型のように耳の穴一切塞がないので、外の音は普通に聞こえているのに普通に音楽が楽しめます。見た目も「あの人なんでイヤホンずらしているの?」という感じでちょっと面白い。そして実際に使ってみると、こめかみの下の部分は結構振動していて「こ、これが骨伝導か!」となります。

こんな感じで装着します

 ジョギング時など、周囲の音も聞こえるので安全性が高いといわれています(私が欲しかった理由です)。またリモートワーク等でネット会議や電話音声を聞きながら、家族との会話も可能。非常に軽いので違和感も少ない新感覚イヤホンです。

Aftershokz Aeropex

 今回購入したのは骨伝導で200以上の特許を持っているというAftershokzのハイエンドモデルAeropex。年末福袋でAeropex+骨伝導イヤホンもう1本で20200円ということ飛びつきましたw 後から気づきましたが実売価格見たら別に飛びつかなくてもよかったかも・・・ ちなみにオマケのもう一本は廉価版のOpenMove。こちらは上の娘が欲しいそうなのであげちゃう予定。

 見た目はネックバンド型。この手のイヤホンは長時間の使用で左右からの締め付けがきつく感じることがあるのだけれど、Aeropexに関しては本当に絶妙な柔らかさで、つけてることが気にならないくらい(個人差はあると思います)。

 ネックバンド型の魅力は、独立型ワイヤレスイヤホンの「片方落とした時探すのが大変(夜とか見つけられない可能性高いです)」というリスクがないこと、体の激しい動きにも耐えられるという良さがあります。私はジョグやウォーキングで考えていますが、自転車なんかでも行けますね。というか自転車こそこれがいいかも(ヘルメットにもよる)。デメリットは後ろの出っ張りがあるので、寝ながら使えないとか襟の高い服では使えないというところかな。

 操作法は最低限のボタン数(ボリューム+-と操作用に1個の計3個)で押しやすく、覚えやすく、使いやすいです。感心したのは充電ジャックがマグネット式になっていて、プラスマイナスを逆に挿さないように磁石が埋め込まれています。正方向だとカチッとくっつき、逆だと反発する感じ。細やかな部分がよくできていて製品としては好印象です。

左耳に1ボタン
右耳側に音量2ボタンと充電接点

 Bluetoothに関しては標準のSBCコーデックなので遅延もあるだろうし高音質も望めません。が、実際は言われないときにならないくらいの音質ではあります。

 そして肝心の音質ですが、予想以上にきれいで細やかな音に驚きました。ただ「頭蓋骨に振動を与える」という割には音量はかなり抑え気味で、音圧・中低音の厚み・迫力に乏しく、全体は淡泊。一応イコライザーもついていますが低音の質が変わる感じで、劇的な変化はありません。ただし、フォームタイプの耳栓が付属していて、この耳栓をしながら聞くと低音が増えて結構イケるという・・・いかにも「骨伝導だぁ!」という響きのある音になります。でも、どうにも本末転倒だと思うので現実的な使い方ではないかなw 知らない人が見たら「あの人何やってんの?」というレベルです。

 つまり高額イヤホンと考えた場合、2万円の音かというと迫力不足は否めず、かなり厳しいというのが本音です。やはり面白いけれどいい音とは違います。

 しかしながら・・・

用途によっては唯一無二の価値感を見出せる

 というのがこのイヤホンの面白いところ。

 イヤホンから音楽が流れつつ、普通に外部の音が聞こえてくるという機能を求める人には唯一無二の製品で、これがこの製品のレビューが高い理由でしょう。
 例えばイヤホンをしながら仕事が許される環境とか(あるのかな?)、家の中でリモートワークをしながら家族と話さなければいけないとか。「ん?何か呼ばれてる?」となったら音量を下げるかワンタップで音楽が止まってそのまま会話が可能。音楽を止めないでも聞こえますが、両方の音がが聞き取りやすいわけではなく、外部の音とイヤホンの音がごちゃ混ぜに聞こえてくるので注意が必要。呼ばれているとか何か起きているというのはわかるけれど、言葉などをはっきり聞き分けるのは難しく「気づく」程度。それでも従来型のイヤホンやヘッドホンとは比べ物にならないくらい聞こえてきます。同様に、音楽を流さないで電源オンで耳にかけていれば電話用のイヤーモニター的な使い方もできます。これも締め付け感が絶妙なので、気にならないかな。

 ちなみに私の主目的である、ジョギングでの使い勝手は思ったほどよくありませんでした。まず外界の音が予想以上に多すぎて大きすぎた。風が強いと「ゴーゴー」と風の音以外何も聞こえません。交通量の多い道路でも同様。音が多すぎてごちゃ混ぜになり、特にラジオやポッドキャストなど「人の言葉を聞き取る」ということがほぼ不可能です。人気の少ない、風のない条件で初めて声を聞き取れるレベルかな。逆に期待せずに音楽を垂れ流してみると、これは思った以上に聞こえます。「言葉を追う」のではなく「音楽を聞き流す」感じならば実用性はあります。外部の音が聞こえるので、安全性はかつてないレベルで高いです。

 こうして考えてみると骨伝導イヤホンって、外界の音が聞こえるから屋外で使うのにいいのかなと思い込んでいたけれど、実は室内で使う方がいいかもしれない。屋外で集中して音楽を聴くとか人の声を聴くということは難しいけれど、室内で聞く分にははっきりくっきりしています。意外にもいいと感じるのが、こめかみ部に伝わる振動。先にも書いた通りブルブル震えるのですが、これが弦やピアノの音色にハマるとリアルに感じます。ものすごく自然な響き方で好印象。ヴォーカルものよりもクラッシックやジャズはかなり雰囲気出ます。この機微がわかると、ボリューム大き目でガンガン鳴らすよりも小さな音量で音楽を楽しむのが骨伝導イヤホンの良さかなと感じます。本当に気持ちいい。

 ちなみに音は余裕で漏れます。電車やバスでは音量を上げる羽目になるのでそこそこ漏れます。隣にいる人ははっきりわかるかな。ちょっと離れれば外部の音にかき消されそう。レビューでは漏れないという人が多いですが、私はこの音漏れだと恥ずかしくて使えません。50のおっさんがK-POP聞いてるのばれたら恥ずかしいw

OpenMoveも聞いてみた

3ボタンは一緒ですが充電はMicroUSBのみ

 せっかくなのでOpenMoveも聞いてみました。価格が半額で何が違うんだろうと思ったら、外観的には・・・

①充電がマグネット方式ではなくてMicroUSBぶっさし方式
②全体に硬めのネックバンド
③ボタン配置が若干違う

 とちょっと格を落とした感は否めません。安っぽさもあります。装着感も若干強めかな。

 音質に関してはおそらくですが、硬いのと材質の違いで骨への接触面積とかフィット感が変わるためOpenMoveの方が音量が小さく、解像が若干落ちていると感じます。ただ価格差を考えると音質的にはそこまでの差は感じません。こう考えると最初はOpenMoveでお試しが正解なのかな。

骨伝導イヤホン、個人的結論

 私の個人的な結論。ジョギングに関しては骨伝導イヤホンは使っていません。
 私の今聞いているのがポッドキャスト(ラジオみたいなもの)なので、言葉が聞き取れないのは困るのです。

 逆に自分でも驚いているのは、自宅や会社ではAeropexつけっぱなしという・・・ 単純に電源だけ入れてヘッドセット的にも使っているし、何気に屋内での音が心地いい・・・ 今まではイヤホン=音量大きめという考えだったのだけれど、このイヤホンはホント小音量で音楽を楽しませてくれます。クラッシックやジャズを小音量で流しつつ仕事や読書したりしていて、音楽を楽しんでいます。不意に呼ばれてもすんなり対応できるし、使い勝手はイヤホンという概念から外れるくらいいいかも。

 ベストはリモートワークやジムなどでの屋内利用でしょう。屋内は外せないかな上品に音楽を楽しむ感じ。「音をじっくり聞く用のイヤホン(ヘッドホン)」を別に持っていて、「ながら聞き」専用に使うのがべストなのではないかなと思います。

 人に勧めるか?となった場合、興味があるなら勧めます。ただしかなり淡白なので、迫力とか音圧を求めるならやめとけと言います。リモートワークで使おうと思っているならアリ。外での利用でバイク(自転車)ならアリ、ジョグなら微妙。

 使い方によって大きく評価は変わるイヤホンです。ただツボにはまると強烈な魅力がありますね。レビュー評価、最初は「素人どもが・・・」と思っていましたが、今となっては私が甘かった。実際私は評価4/5です。1ポイントは淡白なところかな。

 

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