SUBARU XV GP7 ビルシュタイン B6を入れてみた

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 我が家のXV、9万キロを超えてきましたが買い替える予定は全くありません。普段の足としてはもちろん、私の趣味を満喫するためのギアの一つとして欠かせないお気に入りです。もちろんオーディオも最高ですよ?w

 そんなXVですが、昨年末車検を通した際に右リアのショックからオイルがにじみ出していると指摘されました。その際は工場が忙しかったのか「問題はないので取り敢えず車検は通しておきます」といわれ、何か腑に落ちないまま乗っていたのですが、距離も距離なのでショック交換をすることにしました。

 そもそも論としてXVには走行性能を期待してはいませんから(走りはTTSです)、次も純正ショックでいいかなとは思ったのですが、せっかく交換するんだし、スバルだしということで、今回は奮発してビルシュタインをチョイスしてみます。車で社外ダンパーなんて初めての経験です。

 最初はネットで安く買ってDIYで取り付けるかなと思ったのですが、安全性に関わるパーツなので素直にプロにお願いすることにしました。ただどこに頼めばいいのか全く分かりませんw 量販店やディーラーに頼むものかとは思ったのですが、ビルシュタインの代理店ならば間違いはないだろうと思い検索、家から比較的近いアローバさんにお願いしてみました。

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BILSTEIN B6 へ交換

基本的にはタイヤ屋さんですね 港北ニュータウンにあります

 まずアローバさんに電話連絡、その後メールのやり取りを数回して見積もりをもらい、作業予約をして入庫という流れでした。細かなところまでわかりやすく説明していただけるのでトントン拍子で話が進みました。

 取り付けるのは純正と同様の車高ながらハイパフォーマンス版となるB6というシリーズ。車高はそのままがいいということで選びました。車高を変えたい場合は所謂「車高調ダンパー」になるんですね。初めて知りましたw 純正こそ至高という考え方なので、車高はいじりません。
※スバル車の場合、交換前の純正サスはビルシュタインに送ることになります(送られたものをリファインして販売するらしい)。

 交換自体は半日で可能ということで、指定された日にお店へ。お店に着くと交換するビルシュタインが並べられていました。今回はこれに付随する純正パーツも交換してもらいました。

作業は店内から見ることができます

 交換作業は実質3時間半くらいで完了。試走してもらって引き渡しとなります。

 ここから1500キロくらい走ったらアライメント調整を兼ねて一度見てもらう感じになります。

取り外された純正ショック

 引き渡し後車に乗り込んで驚いたのは車高が上がりました。サイドから見てもタイヤの上面からフェンダーまでの隙間が大きくなっています。おかげでビルシュタインが入っているのが良く見えます。馴染んでくると若干下がるみたいですね。

 リアは後ろからのぞき込むと見えます。

 当然嬉しいので交換後は道志を抜け、山中湖まで行ってきましたw

BILSTEIN B6 インプレッション

 交換後1000~1500キロで馴染んでくるということなので、距離に応じてインプレッション加筆していこうと思います。

交換直後のインプレ

 街中ではとにかく硬い。突き上げとまではいかないけれど乗り心地は悪くなりました。沈み込みづらく、また伸びようとするお釣りもない感じ。ブレーキをかけても前に沈まないし、加速しても後ろに沈みません。路面状況もきれいとか荒れているとかハンドルからよく伝わってきます。要はガチガチなのかな。リジットとはもちろん違いますが、相当硬いのがわかります。

 ワインディングでもその挙動は変わりません。ガチガチだけにコーナーではかなり踏ん張ってくれます。車高が高いのにロール(外側の沈み込み)はほぼなし。ハンドルを切ったら切っただけ曲がる感じは好印象。ワインディングは一般道と違い純正と比べるとかなり良くて、今まであきらめていたスポーツっぽい走行ができます。足回りがエンジンパワーを余裕で上回っています。ただし、エンジン自体がトロいのとギア比が微妙過ぎて、2速3速しか使えません。また4000回転くらいまで回すとエンジンから異音がします。おそらくファンベルトかな・・・ 今までスマホホルダーが取れるなんてことはなかったのですが 右に左に水平方向にGがかかるのか落ちまくりです。まぁもともとここまで踏んだことがない車なので限界が上がっているのが良くわかります

 高速道路では直進安定性が輸入車のようになりました。ハンドルが重くなった感じです。車高のせいなのか路面に貼りつく感覚は薄いですが、車線防止機能をONにすると手放しできるんじゃないかというくらいがっちりした直進安定性。高速道ではこれくらい重い方がフラフラしないので、結果的に楽だと思います。

 折角なので純正エンブレムも買っておきましたw

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交換直後の印象は硬すぎるの一言かな。ただこれ全体が上手くなじめば相当良くなりそうな雰囲気はあります。しばらく走り込みですね。

500キロ走行後

 驚いたことに交換後300キロくらいから急に馴染みだした気がします。交換直後は道志みち、その後は奥多摩を走りましたが、ワインディングの安定性はそのままに、一般道でもしっとりした感じになってきました。純正の時の柔らかい挙動ではなく、輸入車チックな滑らかさになります。ただロードノイズなどはインプレッサなのでうるさいのは変わらないです。急に気持ちよく路面を捉え出します。その分若干ロールも感じるし、高速での直進安定性も落ちますが、それでも純正よりは遥かに良い感じです。サスが動いている感がわかります。

 これは嬉しい誤算で、交換直後は「やはりこんなもんか・・・」と感じていたネガ要素はキレイに払拭されました。ただしこれ以上柔らかくなると純正と変わらなくなってしまうような気がします。あと1000キロの間でどうなるのでしょう。

1000キロ走行後

 500キロ走行後の感覚はそのままに、さらに若干マイルドになります。純正より若干スポーティといったところでしょうか、山梨まで登山の行き帰りに乗りましたが、直進安定性は確実に上がっていますね。高速で踏みこんだ際に後ろに沈み込む感じではなくて、リアが踏ん張って押し出されるような感覚になります。レーンチェンジもロールがないので安定してできます。

 街中はもうそこまで変わらないかな。純正よりは確実に硬いですが、それが嫌な感覚ではありません。

1500キロ走行後

 1000キロ以降は変化を感じることは無いかな。購入前になんとなく「こうなったらいいかな?」くらいの感じで落ち着きました。飛びぬけて「ビル脚最高だな!」なんて評価はしがたいですが、それでもリプレイスパーツとしてはコスパで考えても及第点だと思います。

 車高が高いのでどうしても飛ばし切れず、ちょっと贅沢なパーツだなとは思いますが、足回りが車体を上回っている感があるのは嬉しいです。これがあると安心感が上がります。

 山手トンネルで高速走行中にレーンチェンジしてもふらつきが全くなく、ハンドルを切った分だけ曲がってくれます。純正だとグワングワンゆれてちょっと怖かったのですがこれがだいぶ抑えられていますね。

社外ダンパーはありかなしか

 もともと車のダンパー交換をしたことがないのですが、走行距離や純正ダンパーの劣化具合次第では変えたほうが良いです。逆にまだまだきちんと動いている状態での変更はXVの場合はあまり必要ないような気がします。XVは車高が高くてなんぼなところがありますしね。

 距離の感覚で行くと5年7万キロくらいから走行中にギシギシ言い出していた記憶がありますが、今回ダンパー交換でそれは無くなっています。とすると一般で言われる5年交換ってのはあながち間違いではないと思います。

 XVでも「オフロード一切なしで高速道路をよく使う」なんて場合は、もっと早い時期の交換はありでしょう。高速やワインディングでの安心感は純正より確実に高いです。

 「速く走る車ではないから交換しなくていい」と思っていましたが、快適性を考えるなら総額15万くらいなので、下手なオーディオオプションより数倍価値があります。

 ただ、交換だけでなくきちんとした調整も必須。後日アライメント調整してもらいましたが、車の挙動がガラッと変わります。安全面に関わるパーツなので、経験のあるプロにお願いしたほうがいいかな。横浜なら港北のアローバさんありです。細かなところまでわかりやすく説明してくれて、信頼できます。私は今後足回りはアローバさんにお願いする予定です。

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