今回の記事は電工二種資格が必要です。私自身は習得済み。
蛍光灯の生産終了
蛍光灯は2027年末で製造・輸出入が禁止になります。それまでに生産・輸入されたものの販売はOKですが、既に蛍光管ってだいぶ価格が上がってきているように感じます。
私の会社は昭和のバブル期前に建てられたちょっとポンコツ社屋なのですが、照明にはいわゆる「蛍光灯」がメインで使われています。なので年に一回大掃除の際にすべての蛍光管を取り換えていたのですが、ここ数年、蛍光管がめちゃくちゃ高くなってきていて、おいそれと交換できなくなってしまいましたw なので一気に変更はせず、切れた蛍光灯から順番に私がLEDに変更しています。
LED化の方法
「蛍光灯をLEDに変更する」といってもいろいろ方法があります。
①照明器具ごと交換
②従来の照明器具を改造してLED蛍光管を使う
①は当然価格が上がります。②は器具自体が古いとLED蛍光管が一発ショートするリスクがあるというか、(知識不足だと思います)。安物のLED蛍光管を使ったからかもしれません。成功率50%で萎えましたw 素直におかけて器具から変えなきゃダメなのかな・・・
使い捨てLED蛍光器具
そこでいろいろ調べてみると、ハメ殺しのLED蛍光管風器具が格安で売られていることを発見しました。従来の蛍光管を交換するより安いか同等くらいの価格になります。
私が実際に使っていてお勧めは・・・
2灯の場合
1灯の場合
共にほぼポン付というのが素晴らしいし、コスパもかなり高いです。
交換してみた
実際に最近事務所の蛍光灯が点かなくなったので交換してみました。2灯のものです。

まず蛍光管と器具のカバーを外します。

今回は器具ごと交換なのでビスを3本抜いて取り外します。

スイッチあるいはブレーカーが落ちていることを確認して配線を取り外し、器具を付け替えます。

中華製なので3曲のタップがついていますがN(マイナス)が赤、青がL(プラス)になります。
器具自体は金具二カ所で引っ掛けるだけです。

完成です。明るさが段違い。
器具一体型LED蛍光灯のメリット・デメリット
最初はコストのことだけで導入したのですが、実際に交換してみてメリットの多さにビックリしました。
メリット
軽いので下地を選ばない
これ本当に軽くて(ほぼポリカーボネート?)、蛍光管一本くらいの重さしかありません。ですから天井の強度とか気にせず自由に配置できます。仮に地震など来ても重さで蛍光灯が外れることはまず無いでしょう。最初金具二カ所だけで「こんなんでいけるのか?」と思いましたが、あまりに軽いので「全然OKw」となりました。
スイッチオンと同時に点灯
従来の蛍光灯はスターターの関係でちょッとタイムラグがありますが、即時に点灯します。
ちらつき皆無でめちゃくちゃ明るい
LEDは指向性が強くて拡散させるのは苦手とされていますが、従来の蛍光灯とそん色なく明るいし、むしろ明るすぎるレベルです。
発熱しない
LEDは発熱がありません。ショートのリスクが無ければかなり良いです。
虫が寄ってきづらい
これ、私最近まで知らなかったのですがLEDの特性として紫外線が出ないので虫が寄ってき辛いというのがあります。屋外にも蛍光灯が多用されており何箇所かLED化しましたが、実際虫は劇的に減りました。「明るさプラス防虫」この効果は絶大です。
デメリット
中華製でちょっと怪しい
Amazonは最近中華製が多く日本語の怪しい商品も多いですがこれも例に洩れませんw ただ今まで5カ所くらいリプレイスしましたが、トラブルは全くありません。1カ所は24時間つけっぱなしでもうすぐ1年経ちますがノントラブルです。
もし切れたら全交換
ただし器具自体が安いので蛍光灯よりコスパが高いです。取り付けの苦労も蛍光灯の交換と同等レベルです。
早めの対策を
最近はLEDが主流なので、蛍光灯のある家の方が少ないのかもしれませんが、蛍光灯を今のうちに買いだめるか早めのLEDへの移行を考えた方が良いと思います。おそらく今後も蛍光灯は価格が上がっていくでしょうし、テレビなどで騒がれたらこれらの器具も一気に品薄になることでしょう。私は常に予備を置く体制で「切れたら交換」をしています。
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