いまさらMacデビューしてみた MacBook Air M3

4.0
スポンサーリンク

 50代も折り返しポイントを過ぎ、何か新しいことをしつづけなきゃと色々手を出しています。スキーもそのうちのひとつ。久々に大ハマリして今季は結局4月の最終週まで滑ってました。結果的には全く上手くならず、来期はシーズン最初からスキースクールで修行予定ですw

 そのような「なにか新しいこと」を日々探しながら生活していますが、数ある候補にのひとつでずっと手を出してみたかったのが「Macを使ってみたい」ということです。

 私のパソコン歴はIBMのAptivaから始まり、自作>NUC>ノートとひたすらWindowsでした。基本的にはゲームがメイン、仕事で使うプログラムもWindowsだったので、Macは必要となることすらありませんでした。しかしスマホが現れ、iPhoneやiPadを使うようになってiOSの良さを知り「いつかはMac・・・」という漠然とした憧れが心の奥に芽生えていたのです。

 最近はパソコンでゲームをすることは無くなり、専ら仕事のみの使用となってきました。その一方で動画をいじることが増えてきました。この際にそれなりの頻度で「処理が重いな」と感じることが多く、様々な記事を読んでいて今のAppleシリコン(Apple製のCPU)だと処理が早いらしいという情報を散見するようになりました。そこでなんとなく「ぼちぼち買ってみるかな?」と思うことが増えてきました。

 現在iPhoneもiPadも使っていない私ですが、買う買わないはともかくどのMacがいいのかと色々調べてみたところ、私の使用法ならばMac miniが一番フィットしそうに感じました。ところが微妙にモデルサイクルと合っていない(現状M2です)ので買うには至りませんでした。そんな折、この3月にM3のMacBook Airが発売となり、どのみち初心者用でいいしということで思い切って購入することにしました。ノートとしてはすでにWindows機があるので然程使わないにしても、クラムシェルモード(ノートを閉じて外部ディスプレイと外部キーボードで使用する)でデスクトップの様に使えばいいかなと考えました。

 いざ購入するとなると、Macは性能的にみてWindowsの1.5倍くらい価格が高いです。なので初期投資のハードルは高目。ただしリセールバリューがかなり高いので1~2年で売るつもりで買うなら、そこまでコスパは悪くないと思います(むしろWindowsより良いかもしれません)。拡張性が低いという弱点があり、後からスペックアップは不可能なため、初期投資が高くついてもスペックは上げておいたほうがいいと思います。特にRAMは16Gにしておくべきでしょう。

 最終的に今回購入したのはMacBook Air 13インチ M3でRAM16G SSD512Gのモデルです。13インチを選んだのはクラムシェル前提なので画面の広さは求めていないためです。また今までの経験で実際持ち運ぶとなった際でも13インチがベストサイズと考えたからです。

スポンサーリンク

チョット触ってみて感じたことMacBook Air M3の特徴とWindows PCとの違い

 初見でのWindowsノートとの違い。比較対象はLenovoのYOGA 2023年夏モデルです。CPUはIntel13世代のi7、その他のスペック的には同等(RAM16G・SSD512G)です。

ストレスフリーが本当にフリー

 これはちょっと驚いたけれど、動作ストレスが全くないです。iPadと変わらないレベル。Windowsノートは少なくともPCっぽい動作ラグがあるのですが、それすらない。確かに早いです。電源オフからの立ち上げはそこそこ時間がかかりますが、それでもWindowsよりは早く、スリープを使えばタブレットと同等の使い勝手です。

ファンレスが素晴らしい

 通常のパソコンはCPUの発熱対策でファンがついています。MacBook Airにはこのファンがありません。専用設計なので発熱も最小限にとどめてあるためです。そしてこれが素晴らしい。動いているパーツがないので使用中まったくの無音なのです。intel CPUのマシンだと何もしない状態でもファンは開店しており、動作音は少なからずあります。ちょっと負荷をかけたり、排熱が悪くて熱がこもるとファンが強烈に周りだし、それなりの音がし始めます。MacBook Airではこれが一切ない。わかっちゃいるがこの無音というのは驚きです。

 そしてさらに驚かされるのはファンレス(空冷)なのに全く筐体が熱くならない。相当の負荷をかけると発熱するそうですが、私の普段使いだとヌルくすらなりません。一応熱対策と使い勝手を考えてスタンドになるケースを買いましたが、それにしてもAppleシリコンヤバいです。

バッテリーの持ちがヤベー

 ファンがないので余分な電気を使わない=バッテリーの減りが劇的に少ない。頭では理解していますが、それにしてもノートパソコンとは思えないバッテリーの減り方。と言うか減らない。タブレットのGalaxy Tab S8 Ultraよりも減らない。下手するとスマホより減らない。これはちょっと衝撃的です。

 Windowsノートも以前に比べるとバッテリーの持ちは良くなりましたが、Mac見ちゃうと全然ダメ。モバイルはMacの方が圧倒的に使いやすいと思います。

全然減らないのでびっくり

GPU内蔵

 GPUが内蔵されている(統合)されているそうだが、それを体感できるような作業をしていないので今のところその凄さは分かりません。

 ただAppleシリコンのMacは外付けGPUは使えないとのこと。これがゲームに向いていない理由のひとつっぽいけれど、ゲームしないからいいかな。

USB-Aがない

一番左がMagSafe用の端子 USB-CはThunderbolt兼用です LightningではないのでWindowsPCと電源やハブを共用できるのは便利

 これ無いんですね。薄さのためなのかな?USB-Cが2個あるのでUSC-A使いたいなら外部HUBが必要。家でデスクトップっぽく使う際にはHUBを使う感じかな。

 今となっては USB-Aはなくても困りませんが、USBメモリとかロジクールのUnifyingでUSB-Aを使いたい人はハブが必要になります。通常ならAnkerのでいいかな。これはイーサネットジャックありでデュアルディスプレイOKな様なので良いかも。私はThunderolt4のハブがあるのでそちらを使っています。

音がイイ

 音はノートながらかなり良いと感じます。画面の裏から立体的に聞こえてきて、音域もストレス感がなく自然。Windowsノートも悪くは無いのだけれど、Macと比べてみると不自然なんだなと気付かされていまいました。appleはこの辺りのチューニング本当に上手いです。

 音楽をかけながら作業しても音が安っぽく無いので聞きやすいです。ちなみになぜか3.5mmイヤホンジャックがあります。appleにしては珍しい。というか3.5mmジャック使う人今でもいるのかな?

タッチパッドの操作感が若干違う

 Macはマウスよりもトラックパッドをメインで使う様に考えられているのかな。パッドが大きいながら誤タッチは無い感じで非常に使いやすいと感じます。ただし、マウスでいうクリック操作がグッと押し込むクリック(Windowsはタッチ)がちょっと慣れない。現状ではWindowsPCの方が慣れている分使いやすいかな?

私は慣れ親しんだWindowsPCのタッチパッドの方が使いやすいと感じます

勝手に日本語変換はかなり使いやすい

 これが一番感動したかも?

 Macは文章を入力していくと勝手に日本語変換してくれます。しかも精度がかなり高くて、文章を書くのには便利すぎだし効率も爆上がりします。これだけでMac使う価値あるかも?と言うくらい。私は仕事で長い文章を書く事があるので、しばらくはMacで、Word使って(Windowsと両方で編集できるので)文章作成してみようかと思います。

 これWindowsでできないのかな?素晴らしすぎます。

キーボードレイアウトが違う

 これは仕方ないのだけれど、WindowsでいうところのCtrl・Alt・WinキーがなくてOption・Command・Controlとなっています。これショートカット覚えるのが面倒ですが、とりあえずは使えているので、おいおい覚えていこうかと思っています。

TouchID(指紋認証)は電源ボタンに内臓です

WIndowsとどちらがいい?

 実際にMacを触ってみてWindowsとどちらが良いのか。

 これよく「Macは素晴らしい!もっと早くMacにしておけばよかった!」なんて記事をよく見ますが、私の率直な感想は「そこまですごくない」です。

 それでも今回似たようなスペックのWindowsノートと比べてみて、バッテリーのもち、ファンレス、日本語自動変換はかなり良いと感じました。価格差はその辺りの差だと考えると納得できます。

モバイル機器として持ち歩くならMac

 モバイルノートとして持ち歩く場合、学生が授業用に使う場合、これはMacのほうが圧倒的に良いです。モバイルデバイスとしては現状最強かもしれません。手書きはできませんがiPadよりもいいと思います。

 特に良いのはバッテリーのもちと日本語自動入力。これはかなりのアドバンテージです。Windowsの3歩先を進んでいるかな。無駄に充電を気にしなくて良いのと、ガンガン途切れなく書き込んでいけるので、作業効率はかなり上がると思います。

 そしてモバイルと割り切るならM3でなくとも整備品のM1とかで充分じゃないかと感じました。実際私はそこまでこうふかな作業をすることがないので、M3はいらなかったかも?と感じていますw ただしRAMは16G欲しいかな。

持ち出さないならどちらでもいい

 そもそも私の環境がWindowsとAndroidだらけというのもありますが、持ち出さない・自宅使用をメインでたまに持ち出すくらい、と考えるとWindowsでも充分と感じます。

 iPhone・iPad・Macという組み合わせならば、相当洗練されたシステムになるのはわかっているのですが、一方でiOSはしばりがきつすぎて面白みに欠けるという部分があります。「このソフトしか使えない」とか「このハード推奨」とか、スタイリッシュだけど物足りない部分があります

 逆にAndroid・Windowsは劣化iOSっぽくなっていることは否めませんが、現状かなりのレベルで近づいてきているように感じますし、実際使いやすくなっています。逆にAndroid・Windowsのマネ(ハードのグレードアップや周辺機器の選択肢の多さなど)をiOSはし辛いと考えると、Windowsでもいいかもと思います。

 そもそも持ち出さないならMac miniでいいんじゃね?という話ですが、miniでもいいと思いますw miniならNUCよりちょい高いくらいですしね。

仕事で使うソフトがWindowsならWindows 汎用性もWindows  ゲームもWindows

 当たり前のことですがWindowsソフトしか使えない環境ならWindowsです。またゲームはマシンのバランスが大事になってくるので、カスタマイズし辛いiOSは厳しいです。

 結論としては自分のスタイルに合ったものを選べばどちらも変わらないかなと思います。またどちらを選んだとしても乗り換えはそんなに難しく無いでしょう。ショートカット等覚え直す必要はありますが、そこまで難しくはありません。それよりもスマホやタブレットとの統一が大事かな。シームレスにファイルをやり取り出来る環境はやはり便利です。

 極論でいうとiPhoneを使っていて、アプリの縛りがないならMacBook Airは大いにアリです。AndroidならWindowsでも似たようなことはできるし、なんだかんだ今でも私はAndroid+Windowsがメインになっています。

 最近新型のiPadが発表されましたが、価格がAirより高いことに驚きました。MacBook Airの完成度を見る限り、タブレットはそこまでお金をかける必要はなさそうに感じます。appleは基本4年サイクルで買い替えをするのが良いと言われますが、この値段で4年サイクルはちょっと早すぎて、私のような趣味レベルの使用法には非現実的に感じます。リセールがいいので定期的に下取り>買い替えを繰り返せばいいとは思いますが、実際は結構手間もかかりますしね。


 今でも私のように「いつかはMac・・・」という方はいるとは思いますが、WindowsとMacにはすでにそこまで凄い差はないです。ただ人によってはハマりそうな雰囲気はあります。スマホやタブがiOSならばMacを使う価値は高そう。それ以外の場合は私同様趣味の世界ですね。文章を書く人はハマる可能性高し。私はこの機能ちょっと手放し難いものがあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました