①今回の話題は私の事例を紹介したもので、人によっては異なる結果な場合もあり得ます。車の売却を考えた際の一つの事例として読んでみてください。
②売却する車は残債なしの状態です。
③昨今MOTA絡みの車両売買で買取り業者による計画倒産なんて事件も起こっています。売却先の会社がお金を払わないまま倒産してしまうというモノ。相場と乖離のある取引をする場合は特には気を付けてください。
きっかけは突然に・・・
年齢的にボチボチ退職後の生活を考えるようになりました。その中で車はどうしようかという事も考えるわけで「スポーツカー+ハイエース」という2台体制を昔から「理想的」と考えていました。しかし今の時代、車の維持には結構お金がかかります。なので引退後は1台にするのが妥当なんだろうなと考えるようになってきました。
一方、今現在は2台の車に乗っていて、ドライブはMazda RoadsterRF、アウトドア遊びはSubaru XVという感じで使い分けており、ある意味理想を叶えています。RoadsterRFはなんだかんだ楽しい車で、すっかりお気に入りの車となっています。流しているだけで楽しいし、気分転換にオープンなんてことができるものとてもいいです。一方、XVに関しては、昨今のスキーや登山・自転車遊びを考えると、大方満足してはいるものの、若干不満点があり、働いているうちに理想の一端であるハイエースを購入しても良いのではないかと考えるようになりました。
一旦火が付いたらもう止まりませんw そこで、ハイエースを探す前に、XVの下取り価格はいくらになるのかということが気になり始めました。
自分の車の価値を知りたい
自分の車の今の価値を調べるのにはまずは中古車サイトが無難でしょう。同程度の年式・走行距離・同色の車を中古車サイトで探し、そこから20~50万円くらい引いた額がMAX査定額なんじゃないかなと思います。より具体的に知りたければ実際に店舗に行って査定してもらうしかないと思われます。
一方で査定額を調べていると必ず出てくるのが一括査定サイト。それっぽいサイトで「無料で査定」ボタンを押した途端、半強制的に一括査定対象となり、買い取り業者さんからの電話が鳴りっぱなしになります。
アウディTTSを売った時がこれで、3日間くらい携帯が鳴りっぱなしでした。十数社から電話が来たかな。「いついつ査定に伺って良いでしょうか?」的な電話がひたすら続きます。結局この時は収拾がつかなくなり、
一社ごとに査定してもらうのは時間の無駄と考え、私の方で集合日時を決め自宅でオークションを開催「〇月×日〇×時に一遍に入札してもらいます。来れたら来てください」として各社に伝えました。
オークション当日、最終的には8社くらい集まったのかな。有名買取店を筆頭に外車専門店なども集まってくれました。小一時間全員で車をチェック、時間を区切って査定してもらい、各査定員の名刺の裏に買取希望額を書いて入札してもらいました。2009年のアウディTTS・9万キロ弱の車で、最低査定額が80万だったかな?そして最終的には輸入車専門店の人が私の希望額(100万円)よりも高額で落としてくれ、そこに売却しました。今思うとデモカー上がりを560万くらいで購入した車で15年落ちですから、結構高かったんじゃないかな?まぁ維持費修理費考えたらそれなりですかねw
そこで今回もXVも無料査定してみようかなと思ったのですが「もっとスマートなやり方がある」とYoutubeで見たことを思い出し、今回はその方法である「MOTA」を使った一括査定をしてみることにしました。
ちなみに今回は「絶対に売る」という気持ちではありません。理由は・・・
①ハイエースの中古があり得ないくらい高価なことw
車中泊をしたくて、SuperGL・ディーゼルの4WDとなると400万を軽く超えてきます。走行距離3万キロ以上で尚且つ不要なカスタムしている車が多く、ちょっと買う気が萎えたので、無理に乗り換えなくてもいいかなとも思いました。
②毎年恒例のハイエース300系が出る出る情報があったw
アダプティブオートクルーズがついたハイエースを待ち続けているので、高価なハイエース200系の中古を買って半年後に300系が出たら泣くに泣けないとやはり疑心暗鬼が止まりません。
②XVでも実はそんなに困っていないw
スキーも登山も現状大活躍中です。多少の不満はあっても必要十分な満足感はあります。
その一方で「今売るしかない」という気持ちもあります。
①XVは2年半で3万キロ走っているので、このままいくと次は5万キロで売りたくなると思われます。5万キロのXV・・・私なら買わないw 売るなら今しかないような気がしています。
②マイルドハイブリットがとても微妙で、バッテリー分荷室が狭くなっており、簡易的に車中泊するにも一苦労。もうちょっと楽に寝たいです。
③バッテリーの分燃費がいいのかというと、元が燃費最悪の水平対向エンジンだけにそんなに良くもありません。コスパは今のXV(GTE)の方が良いことはわかっていますが、以前のガソリンXV(GP7)よりも航続距離が少ないというのが旅行ではいつもストレスになっていました。出先でガソリンスタンド探して、しかも高額なガソリン(メンバー会員ではないので)をいれるくらいなら、多少燃費が悪くてもタンク容量の大きなガソリン車の方が良いと常々感じていました。
特に①は個人的な考えでは「これ以上乗るとバッテリーの劣化もあるかもしれないし、ストロングハイブリッド化が進んでいくとリセール価値が相当落ちるのではないか」と感じていました。
そこで今回はMOTAによる査定を試してみることにしました。
MOTAとは

MOTAも一括査定と変わりないのですが、査定希望でネットに売却したい車の情報を入力すると、MOTA側に各買取会社からの入札が入ります。その中で有望な(高額な)買取会社上位3社をユーザーに取り次いでくれるというのがMOTAの特徴になります。なので、電話が鳴りやまないというリスクがありません。また買う気満々の業者しか来ないというメリットもあると思います。
私の場合は売るかわからないのに電話ラッシュは嫌だったというのが大きいかな。2021年スバルXVの最終型、アドバンススタイルエディション31000キロ。もともと1年落ちの試乗車320万の車で、2年半で3万キロのっているわけで、そこまで高額になるとも思えないというのもありました。この辺は事前に伝えたいところですが、アンケート最後に①すぐ売りたい②3か月以内に売りたい③いつ売るかはまだ未定の選択肢があるので③にしました。
ちなみに同じような条件のXV(GTE)は中古車サイトでの販売価格は220万~250万くらい。走行距離から考えて200万付けば満足というか売ってもいいかなと考えました。もし200万を大きく切ってしまうのならこのまま乗り続けるという考えです。
査定してもらった
そんな感じでMOTAでポチッてみましたが、電話は半日後から鳴り始めました。おそらく2社くらいしか鳴っていないです。もしかしたら1社です。この辺りが曖昧なのは、ちょうどトレーニングで自転車に乗っていて、かかってくる電話に一切出なかったという、お客さんとしてのモラルに欠ける行為をしてしまったためですw
結局20時過ぎに1社のみ、ネクステージさんから電話が来たので、日時を決めて査定をお願いしました。
そして数日後、我が家の駐車場で実際に査定してもらいました。特に洗車とか掃除もしていませんでしたが、この車は一度も擦ったりしたことが無く、唯一一カ所、小学生が下校中にドアに傘で傷をつけてしまい、私が自分で修整していました。査定の前にコレは伝えましたが、30分くらいかけてじっくりXVを確認します。
査定の人は「コレはきれいな車ですね!」と褒めてくれました。おそらく常套句なのかもしれませんが、素でうれしかったですw 金額次第ではすっかり売る気になりました。
そして肝心の査定額ですが200万弱。200万にはいきませんでしたが199万は超えていたので「それなら!」と次の車も決めていないのに売却を決めましたw 高額だった決め手はきれいな個体だったというのと、ネクステージさんがスバル専門ショップを持っているためとのことでした。
次の車の希望などもきかれたのですが、売却額プラス200万くらいが予算だったので、ハイエースかアウトバック、あるいはレイバックと答えて、一週間後に再度今度はネクステージさんに私が行って売却契約というハナシになりその日は終了しました。

思うにWECARSやネクステージは販売チャンネルもあるので、自社で買い取って自社の在庫を売るのが効率的なのだと思います。高額査定しておいて在庫の下取りとしたいようです。それは査定してくれたお兄さんの言動から見て取れましたw
こうした一括査定などで車を売るとき、その場でお金はもちろん動きません。査定の数日後に車をもっていって、あるいは取りに来て、その後にお金が振り込まれます。この「持って行って入金」のタイムラグが契約書があるといっても業者さん任せなので「お金が振り込まれないんじゃないか」と結構不安になります。実際詐欺はここ起きるわけで、売却先が小さな会社とか知らない会社の場合は、引き渡しと入金の流れを確認するようにしましょう。
今回は査定の一週間後にネクステージに出向いて契約という話になりました。おそらくそこで次の車を決めさせられるのでしょうw 結果的には買いましたが・・・お金にする場合は査定に来た担当さんとよく話し合った方がいいです。
この査定で売却を決め、一週間後にネクステージに行くまでに次の車で悩みまくりました。今回は本当に欲しい車を探そうと思っていたので、ネクステージ在庫をチェックしつつ、いろいろな車を考えました。この話は次回になりますw
個人的感想 一般車はMOTAでいいかも
買い取り業者さんに2度車を売った経験から言うと・・・
①余程価値があるとか人気のある車ならば普通に一括査定で実際にオークションをしてみるのが面白いと思います。そうそう想像以上の価格にはならないかもしれませんが、1社で見積もるより確実に高く買い取ってもらえるでしょう。ディーラーなどでも下取りより中古買い取り業者さんの方が高いと薦めてくれたりします。手間をかけるかかけないかですね。
②きれいに乗っていて高く買ってもらえる自信があるならMOTAで充分かなと感じました。大体相場はオークション価格で決まっていて、そこから減点されていくのが普通だと思うので、車好きな人ならあらかじめ自分でおおよその金額は読めると思います。MOTAで高く売りたいときは、最初の入札額が高く入札されて、尚且つ実車がそれなりの状態であることが大切なので、自分の車の状況をできる限り詳しく登録することが大事だと思います。買取会社からすれば、欲しい車なら入札に参加したいので、最初から高めの価格で入札してもらえるからです。
③乗り潰した車は、私の経験ではその車のメーカーディーラーだと少しでも下取り価格を付けてくれるような気がします。前のXV(GP7)は10万キロ弱でエンジン不調でしたが、その旨を伝えていても50万円の値が付きました。次の車の交渉をする際に、値引きの足しになるくらいの感覚でしょうか。
注意点としてはこちらの状態はできる限り正確に伝えておいた方がいいでしょう。といっても誰もが自分の車を知り尽くしているわけではないので、わかっている範囲でいいと思います。どこをこすったとか修理したとか。飛び石とか軽微なものは査定員さんはほとんど気にかけない印象です。
さらばXV
今回のXVは私の車歴でも一番の短命になっちゃったかな?理由は私自身がハイブリッドが合わなかったというのがあります。トヨタのハイブリッドなら違ったのかもしれませんが、バッテリーで車重が重くなって狭くなるというのがどうにも引っ掛かりました。バッテリーの劣化とかも気になりますしね。あと色もイマイチだったかな・・・ 前の黄色がど真ん中だったので、その反動は大きかったです。
文句を言いつつも2年半で3万キロは走っているので、相棒としてはなかなかでした。アイサイトはやはり最高だったし、トラブルもパンク以外なくていい車だったと思います。特にこの車に乗ってからスキー復活して、幾度となく冬の遠出をしましたが、雪道や凍結路での絶対的な信頼度はやはりスバルです。XMODEは結局一回もお世話になりませんでしたがw
今回売却にあたり、車の整理をしたのですが、いろいろな思い出があって、ちょっと惜しくなったりもしました。また次の車で(すでに納車済み)あちこち行きたいと思います。
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