NUC7突然死からのNUC11導入

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仕事のメインPCで使っていたNUC7(第7世代NUC)が突然死しました。壊れたのはコチラのNUC7。

厳密には壊れたのではなくて、熱暴走からの電源ショート。3年の使用期間で細かなホコリが蓄積、それが電源部のショートを引き起こした模様。このショートのあとM.2NVMeSSDが認識不能(他のPCでもダメ)となり、またNUC7自体の挙動もおかしくなってBIOSも立ち上がらない状態に。

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トラブルの原因

今迄正常に動いていたものが急におかしくなったというより、もともと「これは何か対策しないとまずい」という状況にはありました。発熱です。真夏のクーラーの効いた部屋なのに熱暴走でハングアップなんてことがありました。このハングアップは3年間で2度ほど。まぁそのくらいならいいかと思っていたのですが、起動しなくなるとは想定外でした。甘かった・・・

NUC本体の発熱

今回のトラブル一番の問題はこの個体。NUC7(第7世代NUC)は構造上とにかく爆熱。CPUファンがCPUを冷やし切れていない感じ。コンパクトな個体にいろいろ詰め込み過ぎた感があります。

最新のものは空気穴が結構大きくとられており、排熱対策がされています。

上がNUC7、下がNUC11。下はフィンというよりメッシュになっています。

ちなみに今回完全に壊れたと思ったNUC7ですが、分解してみたところ焼き付いた形跡はなく、一通り掃除をして、再度組んでみたら普通に動きましたw 火花まで出たんですけどね・・・

NVMeSSDの発熱

次に問題だったのはNVMeSSD。チップ型のM.2SSDには二種類あって、従来のSSDタイプと、より高速なNVMeSSDがあります(互換性あり)。NUC7ではNVMeを使っていました。とにかく速いのですがその分発熱がハンパなく、世間でも熱対策が必要なドライブとされています。熱暴走しやすいNUC7で爆熱NVMeを使っていたわけですから、この結果は当然なのかもしれません。実はNVMe用のヒートシンクを買ってあったのですが、使っていなかったというマヌケさw

直接的な原因

そして最終的な原因はやはり埃でした。同じNUC7で詳しく説明してくれている人がいました。

INTEL NUCの熱問題の原因はほこり
最近、うちで使ってるIntel NUC i7 BNHのファンがうるさい。これは熱がこもるのが原因だと思っていた…

私のはこちらのページの埃よりひどかった。基盤を外してファンを外すとヒートシンクとの継ぎ目にびっしり埃が詰まってました。これだとCPUがほぼ冷えないため、熱を持つわけです。

清掃後組みなおしてみると、あっさり復活。それまで80度のCPU温度が40度になりましたw

NUC11PAHi5

結果的にNUC7は治ったのですが、仕事用のPCはすぐに必要だったため、次のNUCを買ってしまっていましたw 最新のCPU(11世代)を積んだNUC11です。

アダプタは本体に付属。相変わらずアダプタ迄の電源コードを別途買う必要があります。

メモリーはNUC7から使いまわして、NVMeSSDは普通のSSD(発熱の少ないもの)に買い直すことで一応熱対策としました。新しいM.2SSDにOSを入れ直して組み上げます。

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古いデータはM.2用のSSDケースを使ってサルベージできたので助かりました。

Inateckはコスパのいいイメージですが、今のところ外したことが無いので信頼しています。このケースは筐体自体がヒートシンクになっており、重いけれど放熱を考えるとアリです。

NUC11自体は7からいろいろ進化しており、排熱もしっかりしていて作りもより合理的になっています。各端子の位置も微妙に変更されています。M.2スロットと2.5インチスロットも共存していて、小さいながらもストレージスペースが確保されています。

組み上げてOS入れていろいろ設定しているだけでも、NUC11+SSDはかなり発熱を抑えることができていることがわかります。掃除済みのNUC7より確実に温度は低いです。

NVMeからSSDへの変更は、速度的に若干もたつく気がしないでもないのですが、体感で困るほどの遅さというより思い込み程度のものなので全く問題ありません。これならしばらく常用できそう。

NUCもだいぶ安定してきた

2021年10月からWindows11が提供され始めました。Windows10自体は2025年10月迄サポート対象なので、慌てて買い替える必要はありません。

Windowsの通例で行くと11はハズレの可能性も高く(XP当り>Vistaハズレ>7当り>8ハズレ>10当り)まだ様子見が良いかもしれません(実際別のPCでWin11を使っていますが、10の方が使いやすいような・・・)。

Windows11は第8世代以降のPC(一部第7世代)しかアップグレードできない

Windows11を使ってみようという場合、推奨スペックを満たしていればなんでもアップグレードできたWindows10とは違い、こんかいはかなり高いハードルが設定されています。intel第7世代以前のパソコンは11には基本できません。今回壊れたNUC7は3年前(2018年)のPCですがWindows11は対象外。アップグレードしようとしても弾かれてしまいます。

自分のパソコンがアップグレードできるかどうかは、スタート>設定>更新と確認で調べることが可能。

対応できない場合チェックプログラムもあります。こちらの下部からプログラムを入手可能。

このチェックに引っかかる場合パソコンを買い替える必要があります。サポートなしでいいなら強引にアップグレードすることも可能です。

Windows11用にパソコンを買い替える必要があるならNUCはあり

パソコンの買い替えが必要になった場合、今のNUCは充分購入候補に入れていいと思います。一般的な使用にはNUCで充分。ちなみにNUC11は4画面までマルチディスプレイ可能。省スペースで発熱もだいぶ収まっていて、それでいて基本的な性能はきちんと押さえてあります。

私は仕事のPCはもうNUCしか使う気がありません。NUCでなければそれに準じたコンパクトなパソコンを使うでしょう。

そしてNUC7は・・・

今後仕事のメインPCはNUC11に頑張ってもらうことになりました。大事なデータはQNAPでバックアップするように設定もしました。

そして壊れたハズがすっかり復活したNUC7ですが・・・サポート対象外ながらWindows11となって生まれ変わりましたw 第7世代でアップグレード対象外なのですが、強引にアップグレード。

そしてテレビに接続w

決してこれがやりたかったわけではないですw ただなんとなくテレビに繋いでみました。キーボードとマウスはBluetooth接続。今リビングのテレビでこの記事を書いています。

「別にテレビに繋いだからといって何できるでもないなぁ」

今となってはFireTVほど動画再生機としては優秀ではないし、あまり優位性はないかなぁと思ったのですが、意外な使い勝手を確認。

NUCは基本サウンド設定24bit/48khzまでしか使えないのですが(アナログ接続時)、テレビの下にあるヤマハのAVアンプに繋いでみたらこのアンプのDACが効いたようで・・・

NUC7>HDMIでYAMAHAのAVアンプRX-V581>Boseのスピーカー9個です

24bit/192khzまでイケルっぽい。すなわちAmazonMusicを最高音質で楽しめます!

Amazon Music フルパワーで聞けます!

試しにリビングの7chで聴いてみましたが、今まで一度もイイと思ったことのないシステムなのに、それなりに鳴り始めました! これでリビングでのんびり仕事が可能になりましたw

コンパクトなのでテレビとの接続もイケます!w

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