イヤホンを買った。ポタアンを買った。そしてバランスケーブルが届きましたw
いろいろググっていると「バランス接続は最高!」という聞きなれない言葉が散見されます。
オーディオ通はバランス接続をしなければいけないらしい。
ずっと憧れていたんですよねコレ。レビューは軒並み高評価だし、さぞすごい音になるんだろうなという期待が大きかった。
でもお金もかかるし、実際にどこまで良くなるのか怪しいし、そもそも機材が増えるので常用する自信ないしw で、手を出し切れませんでした。
今回ほ「カオデをよくする」という前提でいろいろ買ったわけですが、その中には(バランスケーブルを使ってみる)というのがあったので実践してみましたw
アンバランスとバランス
※かなり大雑把、かつイヤホンレベルの話です。ホームオーディオや音響の世界では求める効果・機材等が変わってきます。
普通のイヤホンの線って、切ってみると3本の線が入っています。「右の⊕」「左の⊕」「左右の⊖」となっています。これが一般的なアンバランス接続。
これに対し左右それぞれ2本ずつ(⊕⊖の線、計4本)で鳴らすのがバランス接続。左右で独立した電気信号が流れるというのがポイント。
ケーブルだけでなくアンプもバランス対応が必要。メーカーごとに接続方式が変わってきます。
左右の信号を独立させると、何がいいのか。簡単に考えると、右の音は右だけ、左の音は左だけといった棲み分けがきちんとできる。
そのほかにもアンプの負担が減るとか、ノイズに強くなるとかありますが、イヤホンですから限界も低いので、そんなに気にするほどではありません。
大事なのは良くなるのかどうなのかということ。
バランス接続に必要なもの
バランス出力可能なポタアン
これが意外にネック。10000円は超えてきます。
私が今回使用したもの。メジャー度合いではこれが最安です。
これ、Q1Mk2にさらにBTまでついている。つぶしが効きますw 今一番売れてる製品だと思います。コーデックもLDACやAptXHDまで対応。ただし入荷待ち。
バランス対応のイヤホン
イヤホンに関してはリケーブル(ユニットとケーブル分離可能)なものならほとんどOK 私はIE40proでやりました。
最初からバランスケーブルのものもあります。
この辺りが安くてお試しにはいいかも。
バランス対応のケーブル
これはイヤホンによって接続方法が違ったり、プラグの形もアンプ次第なのでよく調べて購入しましょう。
今回購入したもの。お試しなら安くていいと思います。高いからいい音ということは絶対にありません。いい音にしたかったら素材等自分で探すしかないです。
バランス用の方が10センチ短いです バランス用は2本になっていて、その分硬いです。 端子が2.5mm4極
聞いてみた
接続して聞いてみました。
セパレーションがめちゃくちゃいい
これは一聴してわかります。右と左が別々になって真ん中でぶつかってるのがわかります。わかりすぎて気持ち悪くなるレベル。最近の音楽はある音を右左にガチャガチャ振ることが多く、これやられると気持ち悪い。アンバランスよりくっきりしているのでかなり苦痛。
これイヤホンじゃなければかなりいいんじゃ・・・
音量が上がる
パワーが載るのかな?若干ですが音量が上がったように感じます。
カリカリになる
セパレーションと一緒かもしれませんが、IE40proの性質(モニターイヤホン)と相まってギラギラします。これは好みで好き嫌いが出ると思います。
あとQ1Mk2の特性かもしれませんがカリカリながら全体に落ち着きがあってなかなかいい。シャリシャリ感も強調されているのですが低音がふくよかになるのかな?気持ちいいかもしれない。
音場が広がる
アンバランスは若干左右が混ざり合いつつ中央が濃い感じ。バランスは左右からの出音が強調されて、ステージが広くなった感じ。
ホームオーディオのセンター位置で聞く感じかな?
あ・・・
これ実際にやってみて気づきましたが、リケーブルするとQ1Mk2なしで使えないw これ何気に困ります。実際屋外に持ち出す際にはQ1Mk2必須になる。これは困る(私の場合)。でもこの音は捨てがたい。結果IE40proは家の中用確定w
こう考えるとバランス接続を考える場合、DAPのほうが何かと便利っぽいと思いました。
結論
今回でバランス接続の片りんは覗けました。個人的な印象ですが、やはりモニターするにはいいと感じますが、聞き続けるのは厳しそう。解像しすぎです。この音は人によっては歓喜、人によっては疲れる音になると感じました。
その時の気分で使い分けることになりそうですが、絶賛はしづらいという感想です。
でもとりあえず経験してみたいですよね?w今までと違った音の聞こえ方は必ずできると思います。
そしてこのバランス接続、ホームなら(今回の話とは若干変わると思いますが)かなり効果出るんじゃないかなと思いました。
密かにバランスケーブルでカーオーディオもいいのではないかと思ったのですが、アナログシステムの場合、いくら定位が出ている音源でも反響等で定位は出ませんから、セパレーションはそこまで重要要素ではありません。
デジタルなら必要になるんじゃないかな?ただデジタルできっちり左右分けちゃうとかなり狭いステージングになりそうに思います。
コメント
バランス接続にしてみたのですね。
まぁ想像はしてましたがいかがですか?
バランス伝送のメリットは+と-がアンプがあり 作動が出来ることです。
特に低音の制動が大きい事かな。
また、空間も広がりかつピントも揃いやすくなりますね。
バランス伝送はホームでは30年位前とヘッドホンは大体13年位前から出て来たかなと。
一方で、カーオーディオならPHASSなら行けそうですがバランス回路入りチャンデバが無いのでサブウーハーが無理になりますねぇ。
(PHASSさん、バランス回路入りのヘッドとチャンデバを作って下さいな。)
そう言うわけでSDBさんには今後の行動は気になりますね。
因みに家では真空管で鳴らしてます。
私の感覚ではソースがデジタルというかハイレゾ?はダメかな。
気持ちいいし、もの凄く解像しています。でも、表現が難しいですが、実際の音ってこんなに解像していないですよねw
私の環境が安物だからかもしれませんが「リアル」を突き抜けた「嘘くささ」があります。聞いてて疲れます。
特に気になるのはエンジニア(曲を作った人?)の「これでもくらえ!」的な自己満足感を感じずにはいられません。
一番は音が不自然です。
おそらく真空管ならその辺を柔らかくしてくれるんだと思うし、イヤホンでなければちょうどいい感じにぼやかしてくれると思いますが、イヤホンはだめかな。聞こえすぎる。
ちょっと生意気言うと、カーオーディオでこれをストレートに鳴らすシステムがあったとしたら、そのオーディオシステムはまだ甘いです。これをストレートに聞けたら、長く聞いていられない。
私が求めるのはその先です。半分宗教入ってますねw
特に気になるのはエンジニア(曲を作った人?)の「これでもくらえ!」的な自己満足感を感じずにはいられません。
一番は音が不自然です。
→これって凄い事ですよ。
もうtyuru さんは師匠クラスになって仕舞われたのですね。(笑)
某所にて試聴会がありましてそこに録音エンジニアの方が来られまして今度の発売のCDのマスターを再生したところ修正した箇所が聞こえてしまい顔が青ざめて仕舞いましたよ。
そのCD は半年発売が延期になったそうです。
いやいや私なんてただのポンコツで凡人ですw
技術とか値段とか小難しいことは抜きにして聞けば「あれ?」ってなります。
良くできたシステムはそういう粗まで出してしまうのがまずくて、それを超えて(手前はいくらでもいますw)絶妙にぼやかすのが難しい。
クラリオンのフルデジタル。理論的には完全再現だしデジタルの究極ですよね。
でも評価する人は意外に少ない。こういうことなんじゃないかなと思います。