PSA1で山の中を走ってみた 三湖台ポタリング

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 PSA1を買ってからなんだかんだで自転車に乗る時間が増えました。以前なら車で10分の場所なら迷わず車でしたが、e-bikeだと坂が怖くないし健康のためにもいいかなと、敢えてPSA1で移動することが増えてきました。自転車比でも明らかに行動範囲が広くなりますね。ただ最初のインプレでも書きましたが、ブラブラのんびりは楽しいけれどアシスト範囲外ではイマイチなことに変わりはありません。

 しかしPSA1はそんな使い方するために買ったのではありません!林道ポタリングするために買ったのです。寒い?遠い?いやいや行くしかないでしょう!ということで早速行ってきました。場所は西湖紅葉台です。

向こう岸の山の稜線をPSA1で快適に優雅に走る予定でした・・・

 結果から言うと4時間弱行動して2時間はPSA120kgを押して歩いていましたw 下手したら3時間かも・・・ 通ったルートはこんな感じ。樹海歩道を通って紅葉台に入り、五湖台(足和田山)を抜けて大田和で下山、舗装路を駐車場まで走る感じです。

水色は舗装路 緑は90%押して歩いたところ オレンジは走れるがたまに押さないといけないところ

  押し歩きが多かった原因は自信過剰と知識不足。特にマウンテンバイクの知識が全くなかったのは良くなかったかな。一応大昔のバイクエンデューロレースの経験はあったけれども、あの頃のつらい思い出(坂でバイクをひたすら押して上る苦行)が蘇っただけw 

 まぁでも最初は誰でも経験はないわけで、ある程度の失敗は仕方ないです。ただ注意しなきゃいけないのはリスクをどこまで取るかが問題になります。途中で大けがをしたらとか、自転車が動かなくなったとか、谷底に落ちたとか、そういうリスクを前提に行動しないとただの無謀になります

 最初は苦しいのも楽しいうちで、結構頑張れてしまうものですが、やはりリスク管理は大事。と、失敗しまくった私が偉そうに語っても仕方ないのですがw 一応今回に関しては登山の経験が役立ったようです。ほどほどを念頭に行動しました。

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西湖湖畔駐車場から竜宮参道を抜けて紅葉台まで

 もうこの時点で間違ってました。いつも停める紅葉台直下の駐車場なら何も問題なかったのですが、下調べしている際に青木ヶ原樹海を抜ける樹海歩道というのを見つけてしまったのがいけなかった。

「樹海を自転車で駆け抜けるのかぁ・・・」想像しただけで良さそうと駐車地点を湖畔にしたのですが、青木ヶ原ってそもそも溶岩地形の樹林帯なんですよね。ということは歩道は歩くだけで、決して自転車が走るような路面ではなかったわけです。

 実際に入ってみるととてもじゃないけれど自転車に乗るのは無理です。溶岩地形なので岩というより岩盤のでこぼこ道でオートバイでも嫌な奴です。こけたら激痛のみw 一部走れるところもありましたが、最初からほぼ押し歩くことになりました。まぁ最初の30分でPSA1はBB・クランク・ペダルが傷だらけになりました。

 樹海歩道の後は林道だったのですが、ここはかなり走りやすいのだけれど今度は凍結地獄。できるかぎり氷を避けますが、気を抜くといきなりリアからこけます。PSA1はモーターがリアにあるのでリアのパワーが強すぎるとリアから滑るんですね・・・ おっかなびっくり進みます。

 凍結路が終わると今度は人が入らない林道で、落ち葉で埋まって道がなくなりかけている道になりますw 一見ここは気持ち良さそうなのですが、人がほぼ入らない上に樹海で日も差さない為、超巨大霜柱地帯になっており、調子に乗って走っていると平らな道がいきなり陥没してフロントが地面に刺さり、ロックして前転します。霜柱を踏み抜いちゃうんです・・・

 結局いつもの駐車場に辿り着くこともできず、脇道で紅葉台を目指す羽目に。もちろんここも歩道なので坂道押しっぱなしです。

 ヘロヘロになりながら20kgのPSA1を押していくとやっと車道に出ました。車道は歩道と違って最高に走りやすいです。アシストもガンガンに効くし、コケる心配もほぼなくて爽快でした。

 レストハウスは休業なのでそのまま三湖台を目指しますが、楽な方楽な方とルートを辿っていったら道を間違えて行き過ぎてしまいました。そんな時でもe-bikeなら苦労が無く、そそくさと三湖台へ戻ることができました。

 とりあえずここまでの動画です。

この動画、内容はともかく手間はかかってますw

360度画像。天気が良いと映りが良い!

紅葉台から三湖台を抜けて五湖台(足和田山へ)

 朝は曇っていましたが私が三湖台につくころには晴れ渡っており、雲に隠れていた富士山も顔を出し始めていました。この時期でもハイキングしている人は二組くらいいました。

 三湖台から五湖台までは7割走れますが走れない3割がかなりの難所で、急登の霜柱ですw やはり日の当たらないところが危険地帯なようで、スピードに乗ったまま刺さるなんてこともあって結構危なかった。そして五湖台手前は霜柱が溶けだしたヌタヌタ地獄でした・・・ 土がヌタヌタでタイヤとフェンダーの間に挟まり、天然のブレーキかかった状態・・・ ちょっと進んでは戻して泥払っての繰り返し。ここは最悪だったかな・・・

ヌタヌタ対策でこんなもの作ってみました

五湖台はこんな感じ。360度だと状況判りますね。

五湖台から大田和まで

 五湖台で休憩しつつこの後のルートを考えましたが、大田和までの道は今まで行ったことがないし、戻るにしてもヌタヌタ地獄と霜柱急登をクリアしなくてはいけません。とりあえず舗装路が近そうな(本来の目的を見失っていますw)大田和を目指すことにしました。そしてこれが大誤算・・・

 五湖台から大田和は初めてでしたが、登山で言うところの急登と階段のみ。自転車で走るようなところはほとんどなく、もし乗ったとしても一歩間違うと滑落レベルの急な坂でした。そこを小一時間自転車引きっぱなしですw つづら折りでは自転車がもの凄く邪魔だしとにかく悲惨でした・・・

 高い山ではないので小一時間で住んだのがせめてもの救いでしょうか。もうここまでくると気合と根性の世界ですね・・・

大田和から西湖湖畔駐車場まで

 やっとのことで下山して、なんか変な音のするPSA1で駐車場を目指します。転びすぎてなんか曲がってますね(翌日洗車してみるとフェンダーが曲がってタイヤと接触していました)。平日なので交通量も少なかったのでのんびり車道を走ります。右を見ると今日PSA1を押しまくった稜線が見えます。苦しかった思い出をかみしめながら、途中観光をしつつ(溶岩樹形)駐車場へ向かいました。帰り道も日陰に入ると凍結祭り。国道から西湖までは下りなのでスピードは40キロ近く出るのですが、これで凍結路は死ねるのでずっと20キロで下りました。

 駐車場でド派手に立ちごけをして(疲れ切っていた・・・)しばらく休憩してから帰り支度です。泥は舗装路でほとんど落ちていたのでそのままXVに乗せて帰ってきました。

フロントは外してそのまま放り込んだだけw
泥?XVはそんなの気にしないです!

 ほろ苦い1日でした。しかしこれで得たノウハウも少なくないので近いうちにまた別の場所行ってきます!

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