以前から興味はあったのですが、イマイチスマートなようでスマートでないと思われる「スマートホーム化」を始めてみました。マンションが30年ものだし家電も10年選手だらけなので、劇的な進化は難しいと思われますが、そのうち「これは便利じゃないか!」といったアタリも出るでしょう。
一回目はいきなり個人的にはアタリだった、マンションのオートロックをスマホで開けるという、わかる人にはわかるスマート化です。
マンションに入れない・・・
私は普段使うカギ(家・車2台・その他仕事場の鍵)をキーホルダーにぶら下げて持ち歩いています。ジョギングの際には、このキーホルダーから自宅キーだけ外して、ポケットに入れて走りに行きます。帰ってきて、カギをキーホルダーに付け忘れ、翌日高確率で家の鍵を持たずに仕事に行ってしまいます。家の鍵は誰か在宅中ならかけないという家なので(今は自動で施錠しています)w
これをやると、当然ですが家に帰ってきた際にマンションのオートロックを突破できません。家族LINEで全員の居場所を聞き、誰か家にいれば開けてもらえますが、寝ていると華麗にスルーされることもありますw 誰も近くにいなければ会社か実家へ避難する羽目になります。これが結構な頻度で起こるので、家族からは白い目で見られています。
「スマホを鍵代わりにできないか?」
今の時代、財布がなくても電子決済で事足ります。車もスマホで動くようになるとかならないとか。家の鍵もスマホでどうにかしたいところです。
最新の設備なら対応機器もありそうですが、マンション住まいだとなかなか厳しいものがあります。特にオートロックは自分だけ機器を変更するということができないので、最新設備化は不可能。がしかし、今の世の中、私と似たようなことを考える変人は少なくないようで、既に実践している人が意外に多く、その人たちに倣って私も「スマホでオートロック解錠」をやってみました。
「苦労の割に遅いとか安定しないとかあるんだろうな・・・」くらいの気持ちで始めたのですが、予想外に設置や設定が簡単で、なおかつ安定して運用できてしまい、私自身が驚いています。これめちゃくちゃ便利!ちょっと見た目は微妙かもしれませんが、オートロックマンションにお住まいの方にはお勧めできます!
必要なもの
基本的にはSwitchBotというスマホでコントロールする「スイッチ押し機」を使います。1個のSwitchBotで1個のスイッチを押せます。オートロック解除の場合、環境によって必要なBot数が変わってきます。我が家の場合は2個必要。
また自宅外から操作する必要があるので「Hub Mini」も必要になります。
接続の概略
SwitchBotはBluetooth接続。Bluetoothは接続距離が短いため、屋外からの操作は不可能。
Hub MiniはBluetoothでBotと繋がり、同時にで家の中のWifi下に入ることが可能。これによってHub MiniでのSwithbotの統合支配が可能になります。外部から自宅のHub Miniに指令を出し、BTでつながっている各SwitchBotデバイスを動かすということになります。
スマホ↔ハブ↔デバイス(各種家電)
この仕組みはSwitchBotだけでなく、すべてのスマートホームシステムに通ずるものです。違うメーカーを混成させて自宅の外部から操作する場合、必ずそのメーカーのハブが必要になります。
設置と設定
解錠方法は個人環境によります。オートロックで「ピンポーン」と来た時に、「解錠」のみ押せばいい場合(ボタン1個)、「インターホン」と「解錠」を押す場合(ボタン2個)、受話器を取って解錠する場合(受話器を取る方法次第+1個)といった感じ。
受話器式の場合は結構大掛かりでみなさんいろいろ苦労されています。「Switchbot 受話器」で大作が目白押しです・・・執念のなせる業。
我が家は2回押さないといけないタイプ。なのでSwitchbot2個とスマホでできるようになります。この構成でまず動作確認をしてHub Miniを付け足す感じです。
設置は貼るだけ
設置は貼るだけ。ですがボタンをきちんと押せるか確認しながら貼る必要があるので、まずSwitchBotとスマホをリンクさせてから取付位置を探します。
また手動でもきちんと押せるように(従来の使い方ができるように)しておくのを忘れずに。
SwitchBotの分出っ張りができるのは残念ですが、利便性を考えると仕方ないかな。実際気にしなければどうでもいいレベルです。
設定はスマホから
設定はスマホアプリから行います。
まずデバイスを登録。私の場合はインターホン側を「Call」、解錠側を「Unlock」として登録しています。
次にシーンタブで動作を指定します。+を押して条件は「なし」、アクションはCall>Unlock>Call>Unlockと押したい順に指定していきます。繰り返しているのは画面を消すのと、うまくいかない時に今一度繰り返すためです。
作成するとこんな感じになります。
ひらけゴマ!
それでは実験してみます。
どうです?見栄えは悪いですが完璧に機能していています。そのマンションが建てられた年代や流行でいろいろな解錠方法がありますが、工夫次第でほとんどのオートロックに対応できそうです。
動作確認が出来たら実際にオートロック解除もしてみます。
部屋番を押して呼び出したら、スマホアプリ>シーン>実行。「成功しました」とでれば、指示がネットからHub>Botで実行されます。
さらに進んでAmazonのEcho5で音声操作もできています。リビングにいる際に宅配やお客さんが来ても「アレクサ、オートロック」で一歩も動かずに解錠できます。
マンション住まいの人ならこれ結構すごいと感じるんじゃないかな?スマホだけでオートロックが開くようになるわけです。セキュリティー的にはスマホ自体の画面ロックは必須になります。
ただしオートロックを突破できても、まだ自宅のドアはスマホでは開けられませんよね。ですので次回は家の玄関ドアをスマホで開けられるようにスマートホーム化します。
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