第4回湘南国際マラソン

　前日興奮しちゃってほとんど寝れなかった（ｗ　22時に寝て1時に起きて3時に起きて5時に起きるという間抜けぶり。準備はばっちりだったのでそのまま電車で大磯に向かう。去年よりちょっと時間が早かったので早朝満員電車はそこまでひどくはなかった。今回は一人でエントリーしているので駅から3キロとぼとぼ歩き会場入り。会場では同業のブースが出ていたのでそこで着替えとかアップをしたのだが、たまたまもう一人フルに参加する人がいて、2人で頑張ろうということに。その人は去年もフルに出たそうだが、ハーフをこえたところで足が持たなくなり、37キロで足切りにあってしまったので、リベンジで参加とのこと。「やり残したことがある・・・」さすが同業（ｗ考えることは同じらしい。練習状況とか聞いても俺と変わらないし、走力は俺よりちょっと上くらいかなという感じで、一緒に走ることにした。
　今回は何度か車で下見をしていたが、さすがに西湘バイパスを埋め尽くす参加ランナーの多さには驚かされた。時間的にも余裕があったので、4時間~4時間半ペースのところでスタートを切ることにした。結構端端と運営が進みほぼ時間通りの9時過ぎにスタートとなる。今回はちょっとペース早めの位置から始めたので、周りの人もそこそこ早く、去年みたいにジグザグで抜いていくということもなくすんなり始まった。
　初めて走るハーフ以上の距離ということもあって、キロ6分45秒でハーフまで走り切って、あとは気合と思っていたが、セーブしても6分20秒くらいというペース。流れがそのくらいということもあるが、レースならではのかかり気味という感じ。でも練習で走る時のようなダルさもなく、ハーフまではかなり余裕を持って走り切ることができた。一緒に走っていた人はさいしょからちょっと飛ばしていたので、別々に走っていたのだが、ハーフのところで彼は歩き始めていた。効くとめまいがするとのこと・・・　俺の経験で行くと走っていてめまいがしたらもうおしまいなんだが、とりあえず俺が持っていた補給食をあげてそこで俺が先行することになった。25キロもまぁok。「こりゃ5時間余裕で切るな・・・」と皮算用していたんだが、30キロくらいから体に異変が・・・　肩がこる・足が動かない・心拍がそれまで150だったのが急に160を超えだした。心拍は一度上がったらもう落ちないから、160で走り続けなければいけないのだが、練習でも160で走るなんて個々半年やっていない（ｗ　それよりも肩こりは重症で、もうギシギシいいながら動かしている感じ。25キロ以降は道端で動けなくなっている人、歩きだす人も急激に増えだして、前半の「みんなで楽しくマラソン！」のノリから一転「地獄の耐久レース」になってきていた（ｗ　足の方はもう筋力で走るなんて到底無理。腰から下の足の形は棒のように固定され、腰の回転だけで前に進む感じ。「はぁなんてマゾい遊びなんだ・・・」と公開しながら走る羽目に。34キロくらいからは「周りも歩いてるし俺も・・・」みたいな感じで歩いたり走ったり。徐々に歩く方が長くなってきた（ｗ　「まだ5時間キレる！」という目標もあったんだが、ペースはどんどん落ちてキロ8分9分（ｗ　38キロくらいのところで「とりあえず完走で・・・」ということであとは惰性で走り（歩き）続けた（ｗ　結局5時間12分で完走。もう何も出ないという感じ。知り合いの人も奇跡の回復（と言うほど回復はできなかったみたいだけど）で完走。お互いとりあえず完走したので目的は達成出来た感じ。現状フルはもうお腹いっぱいかも。でも練習の仕方ではこれ4時間代行けそうな手ごたえは感じた。それにはいままでやっていなかったペース走とかビルドアップそ走っをやっていかないといけないかな。
　思うに30キロまでは気合だけで行けるが、そのあとは練習の積み重ねが必要っぽい。軽い靴でも走れる足の筋力をつけて、4時間筋力を持たせることができればあとは行けるはずだ。この1年重い靴（クッション重視）でLSDばかりしていたので、下地はできていたけれど、最後のひと踏ん張りを利かせる筋力が無かった。次にフルに出るかどうかは謎だが、靴のランクを一つ上げてスピードをもうちょっと上げていかないといけないなと感じた。
　せっかくここまでできたわけだからトレーニングはこの後も続けていくつもり。ハーフ2時間目指すかな（ｗ　まぁここ読んでいるおっさんたちも一回はフル走ってみたほうがいいよ。人間の限界を感じることができる（ｗ　エンデューロ（バイク）で灼熱地獄の中ヘルメットかぶって重装備でバイクを押していたのとはまた違った限界がそこにはあった・・・