個人事業主の開業届をネット申請した体験談【必要なもの全部書きます】

スポンサーリンク
概要

60代を前に、老後と収入のことを現実的に考えるようになりました。
そこでパートナーと個人事業を始めることに。
e-Taxなら簡単と聞いたのですが……これが全然簡単じゃなかったです。

 アラカンとなり自分では認めたくなくとも「老後」を考えるようになりました。今現在小さな会社を経営していますが、こちらを引退して次へのステップを考えることが多くなっています。「あれやってこれやって・・・」と遊ぶ方の夢は膨らみますが、悲しいかな経済的な不安も常につきまといます。

 そんな中、パートナーと個人事業を始めようという話が出てきました。お互い同じ年で同じような悩みや不安を抱えていることもあり、今後も一緒に頑張れればいいなということで会社を立ち上げようという話になりました。私も相方も今の会社は相続で引き継いだものであり、自身で立ち上げたわけではありません。そこで調べてみると「e-taxで簡単に開業申請できる」ということなので早速やってみました。

 ところがこれが全然簡単じゃないw 30分もあれば余裕と考えていたら半日かかったので、おそらく私同様ハマる人も多そうと思い、一助になるかと記事にしました。e-taxによる個人事業の開業届の出し方です。「そんなのググればすぐじゃん!」と思いますよね?私だって思いましたw でもこれ以外に的外れというか肝心なところをすっ飛ばしているページばかり。今回は私が厳選したページを参考に説明していきます。

スポンサーリンク

個人事業主のメリット

そもそも個人事業主で会社を作るメリットって何なんでしょう。一番は節税ですね。お金もほぼかからないし、まぁ何事もやってみたいというのもありました。以下個人事業主についてどんなものか説明します。

1. 開業が簡単

税務署へ開業届を出せば始められます。
株式会社のような定款作成・登記・資本金などは不要です。

2. 設立コストがほぼかからない

法人設立だと登録免許税や司法書士費用などで数万円〜数十万円かかることがありますが、個人事業主は基本無料です。

3. 会計・事務負担が軽い

法人よりも手続きが少なく、決算公告や役員変更登記も不要です。
確定申告は必要ですが、法人決算よりシンプルです。

4. 利益を自由に使える

会社だと「役員報酬」「給与」という形になりますが、個人事業主は事業のお金=自分のお金として比較的自由に引き出せます(事業資金との管理は必要)。

5. 青色申告で節税しやすい

青色申告承認申請を出せば、

  • 最大65万円控除
  • 赤字の繰越(3年)
  • 家族への給与を経費化しやすい(専従者給与)

などのメリットがあります。

6. 小規模なら税負担が軽い場合がある

利益がそこまで大きくないうちは、法人化するより個人のほうが有利なケースもあります。

 我々の場合は本業が各々あるので、社会保険関係はそちらで行います。

 今回は50:50の出資なので、この事業は経費も利益も全部折版にしようということで「お金の流れ」をわかりやすくするためというのが一番の目的かな。でも実際節税効果もありそうです。

 将来本業を引退した際にはこちらの会社でのんびりやっていく予定ですが、うまくいくかどうかはとっても謎ですw

それでは開業届出してみましょう!

個人事業の始め方 e-taxでの開業届申請準備

 開業届は直接税務署に届け出る・郵送する・e-taxで申請の3種類の届け出方法があります。今の時代直接行くとか郵送とか全然スマートじゃないですよね。なので私はネットから申請しました。ただしこれ本当に難しい。おそらく3つの中で一番難しいですw

 一番困るのはWebで調べると検索上位に嘘が散見されます。

Webブラウザのみでの申請はできません。

 ブラウザではなくe-taxのソフトで申請をします。こちらに説明があります。

A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

またマイナカードとパソコンがあれば・・・できませんw

e-tax申請で必要なもの

①事業主になる人のマイナンバーカード

 自分のものでOK 二人代表の場合、片方が申請でもいいし二人とも申請してもOK

②利用者識別番号

 パソコンでWebのe-taxへ行き、ログイン後 下の方の各種設定>マイページでわかります

③マイナンバーカードのパスワード

 4桁ではなくて6~16桁のもの。

マイナンバーカードの署名用パスワードが分からない、または忘れた場合は、住民票のある市区町村にて、初期化申請が必要です。 詳細は市区町村の窓口にお問い合わせください。 なお、マイナンバーカード利用者証明用パスワード(数字4桁)を利用できる場合は、スマートフォンアプリとコンビニのマルチコピー機等を利用して初期化が可能です。

④Windowsパソコン

 これびっくりしましたがMacOS非対応ですw(2026/4現在)

⑤ICカードリーダー

 こちらも絶対に必要になります。このためだけにヨドバシまで買いに行きましたw

 カードリーダーはマイナンバーカードを読むことができれば何でもいいです。一応確定申告でも使えるかな。あればあるで使えるのでまぁ必要経費です。

決めておくこと

また個人事業を起こす場合決めておくことがあります。

①屋号

 個人名でもなしでもOK。将来的に法人化を考えるなら、信用面とか考えるとあったほうがいいかな?

②所在地

 書類等の送付先になるので必須ですが、マイナカードと同一である必要はありません。

③開業日

 実際に商売が始まってから48日以内に申請する必要があります。ある意味自由ですね。1/1がいろいろらくちんみたいですが、あまりこだわらなくてよさそう。

④事業の概要

 これも自由ですが、大幅に変わる場合は再申請が必要になる場合があるようです。あらかじめ考えうる事業内容をすべて書いておけばいいと思います。複数で構いません。

実際の流れ

e-taxソフトのインストール

 これまた別ページに行く必要あり。オンライン申請させたくないのか?と思うほどに難解ですw 先に書きましたがMacOS不可です。

 このソフトがまた難解で、インストールして最初に申請のためのベース情報を作成します。また申告内容によって専用アドオンを入れる感じになっています。最初のアドオン選択を忘れた場合は一端e-taxソフトを終了して再起動するたびにに追加インストールするかどうかを聞かれます。

 今回の作業で必要なのは「所得税」です。こんなのわかんねーよw

etax起動

 まだまだ面倒ですw最初に利用者を登録します。

 ICカードリーダーがあれば上、無い場合は下です。ある場合はカード挿すだけ。ここではない場合のやり方を書いておきます。

 ここで利用者識別番号とパスワードが必要になります。

 このあとは申告・申請>新規作成>申請・届出>所得税でついに申請書類にたどり着きますw

 そしてここからが届出書づくり。どこに記入すればいいのか、何を記入すればいいのかはこちらがわかりやすいです。

 開業届と一緒に青色申告承認申請書も申請しましょう。これの意味は節税。
・最大65万円の所得控除。
・赤字(純損失)を3年間繰り越して、将来の利益から相殺できる。
・家族へ支払う給与(青色事業専従者給与)を経費にできる
というメリットがあります。

 申請書作成>作成した書類に署名>送付というながれで申請がやっと終わります。私の場合半日はかかったと思います。申請書ダウンロードして税務署行けば2時間かな・・・ 最後の最後にマイナンバーカードによるICカード認証が必須となります。ICカードリーダーは必須です。

しかしこれ「簡単に開業申請できる」ってレベルじゃないけどねw

実際に困ったポイント

①Webのe-taxは使い勝手が悪すぎる
 これは本当に困りました。マイナポータルに行くのかe-taxのページに行くのかがイマイチわからないし、一番わけわからないのは連携してるのに相互リンクがないこと。しかも「戻る」を押すとログインからやり直しという苦行。作った人の気が知れないw

②ググっても正解がわからないのがつらい
 ググるとスマホで完結とかe-taxで簡単とか書いてあるけど全部嘘w Windowsしかダメというのも何時代だよという仕様。

③ICカードリーダーをこのためだけに買うのがもったいない
 最後のほうまでスマホ認証で行けるのに、最後の最後でカードリーダーが必須という極悪仕様。最初に必要なものとか揃えておくものとか書いてくれればいいのに・・・

④税務署のページはわかりそうで全然わからないw
 税務署の開設部分は全部文字でものすごくわかりづらいです。素人が見るのだから図解にしてほしいところ。

まとめ

 誰でも独立して個人事業主始めれば老後は安泰なんてことは絶対ないですw 日本では個人事業主はかなり厳しい状況で10年後には1割しか残らないのだそうです。あまり夢を追いすぎたり、思い込みが強すぎると痛い目に遭うことになります。でも堅実に運営できるなら節税効果も相まって老後の楽しみになる可能性もあります。

 そんな時に開業届wまぁ一回やればいい話なのでチャレンジする人は頑張ってみてください。でも今なら実は紙のほうが楽だと思いますw

コメント

タイトルとURLをコピーしました