Lexus IS-F で行く、大内宿・会津

久々旅行というかほとんどドライブに行って来た。今回も同業者の旅行ながら、慰安旅行的なもので、あまり行く気もなかったのだが、行き先が「大内宿」と聞いて「それなら行くｗ」という感じ。大内宿は南会津に位置する、江戸時代の宿場町。白川郷のようにその頃の風情そのままに残っているというところ。過去にも家族旅行で何度か行こうとしたのだけれど、場所があまりに奥地であること、ハイシーズンで時間が読めなかったりで、結局今まで行けなかった。
今回は先発隊のおじさんたちが、鬼怒川温泉で前泊、大内宿で俺がドライバーとして参加のような感じだ。秋とはいえ、残暑まっただ中、盆地の会津は灼熱地獄が予想されるが、人は風評被害であったり、時期的なものもあって空いていそうなので、結構楽しみに横浜を出た。
そして今回の足は親父の車、LEXUSのIS-Fだ。ISシリーズの車体にLS600ｈのファインチューンエンジンを積んでしまったというトヨタ版GT-Rなのだが、そこは世界のTOYOTA、居住性も高くスポーツ走行も可能な感じの車だ。だいぶ前から乗っていたのだけれど、なかなか長距離に行ける機会が無くて、今回が初の長距離ドライブとなる。

まぁ快適だｗ　はじめてのレクサスだったけど、コンパクトになったセルシオって感じか？ボンネットのオーバーハングが「詰め込んでみました！」というかんじで迫力がある。そしてフロントタイヤの後ろにスリットが入っているので見る人が見ると「おぉ？」となるのもいい。ただ高級感に溢れすぎているので、あまり雑に運転できない。エンジンもNAで５リッターと、エコとは無縁なスペック、街中で回しても２０００回転、高速道路でも２０００回転で事足りてしまうｗ　運転した印象は、いつもながらのTTSとの比較になるが「重い」。ハンドル切っても重い、吹け上がりもNAだけに重い。日本の道で乗るにはオーバーすぎるくらいオーバースペック。５０００回転くらいまで上げるとエンジン音がやばいくらいレーシーになるのだが、その速度域で走れる場所が東北道でもほとんどなかった・・・　これはやはり年配の人のラグジュアリーカーか、サーキットで走る人の車だと思った。これ、サーキットで走ったらものすごく速いのだろうなと素人目でもわかる。東北道で白河まで行って、そのあと大内宿まで行ったが、ガラガラの道でも回しきれなかった。逆にそれがストレスだったかな・・・　逆に途中から乗せたおじさんたちには、まぁ親父へのリスペクト分差し引いても好評だったかな？普段乗る車とはやはりすべてにおいてランクが違う感じ。ただ驚いたのは燃費。５リッターとなると６キロ/Lくらいかなと思ったが、街中で８キロ、高速だと１２キロくらいと、車格の割にかなり燃費が良い。このあたりがさすがトヨタといったところか。

まぁあちこちいじりまわしながら大内宿までは４時間ちょっとかかった。白河からは国道２８９号線で下郷へ向かい大内宿となるわけだが、この道かなり良い。景色もいいし道もできたてなのかかなりキレイ。予想外の良さにテンションも上がった。バイクツーリングの人がかなり多かったけれど、これも納得できるくらいの快適道路。これで長いトンネルをいくつか抜けると下郷というところに抜けるわけだが、このあたりは時代によってはもう秘境だよな・・・　それでいて観光にかなり力を入れている様子で、道の駅とかも整備されているし、交通量も少ないしで良いところだった。

んでこれが大内宿。交通量の割にここだけ観光客がえらく多い。白川郷よりもコンパクトで整備されていて、ちょっと作った感があるのだが、街を一歩でるとのどかな山村風景が広がっていて良いところだと思う。

小高い丘からの全景。通りは１キロあるかないかくらい。その両脇に茅葺屋根の民家が立ち並んでいる。名物のお蕎麦屋さんとかお土産屋さんがずっと並んでいる。

名物のねぎそば。お蕎麦はもちろんおいしいが、これをお箸ではなくてねぎで食べる。お椀に口をつけて掻きこみつつ、ネギも食べちゃう。これが絶品だった。んでこの立ち並んだ民家の一室で食べることができるというのがまた良い雰囲気だ。

民家の脇はお花畑。

結構いろいろ咲いていたが、俺には花の知識が無いｗ

大内宿自体は小さな村なので、一通り見て、休憩した後は、おじさんたちと合流して、会津若松の東山温泉に向かった。
東山温泉は今回の震災で、多くの被災者をつい最近まで受け入れていて、今は観光温泉というよりちょっと一息ついたところで閑散としていた。今回はその中でも有名な向瀧という旅館にお世話になる。

松平藩の建物をそのまま使った温泉旅館で、かけ流しの温泉（源泉に水も何も足さないで、入る温泉）で有名。この温泉、とにかく熱いｗ　有名な「きつねの湯」が４４度ということだけれど、最近半身浴で３８度な俺には拷問気味・・・　初心者向けの「さるの湯」でも４２度。確かに気持ち良いが、長くは入れなかった。また建物自体が文化遺産なので、設備も今のホテルや旅館には及ばない。その分スタッフの人たちのサービスが何かと細やかで手厚い感じが印象的。価格も結構安い方だと思う１泊２食で１７０００円だったかな？

んで翌日は会津若松で観光。

鶴ヶ城。再建なので中は資料館。

飯盛山。白虎隊が「お城が燃えている」と思ったという場所（諸説あり）。「燃えてるか燃えていないかなんて見りゃわかるだろ・・・」とは思っていたが、かなり小さい。これなら仕方ないか・・・　この写真でお城写っているけどわかるかな？中央一番奥ね。

まぁあちこち見て帰って来た。帰りは東京の渋滞がひどかった・・・　震災の直接的な傷跡は今回無かったけれど、福島の人がすごく前向きに頑張っている様はあちこちでうかがい知ることができた。かといって俺が何できるわけでもないのだが・・・

おまけ

前にMamiがMixiで書いてた「J-Force　BluetoothワイヤレスFMトランスミッタ」。これ一応使えるけど、レクサスで使うには音がちょっと薄かった・・・　FMトランスミッターで音なんてかわらないだろうと思っていたけれど、レンジが結構狭まるのかな？まぁでも充電もできるし、接続も簡単、値段なりの評価はできるかな。街中での普段使いには申し分ないと思う。ただ他の接続パーツの方が安いのが厳しいところか？モノも結構大きいので特殊なシガーソケットの車の人は一度実物見た方がいい。IS-Fはグローブボックス（ひじ掛け）の後ろ側にシガーソケットがあってギリでフィット。しかしその隣には１２Vの電源があったｗ