日光澤温泉スノーハイク

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今回は奥日光の日光澤温泉という山小屋を目指し、スノーハイクへ行ってきた。いわゆる日光ではなく、そこから東の霧降高原を越え、さらに北に進んだ山あいの温泉地。奥鬼怒温泉郷のひとつだ。横浜~およそ4時間。そこから徒歩で2時間歩くとその山小屋に到着することが出来る。
道は霧降高原から凍結があり、普通車だとかなり怖い思いをする。俺のカルディナは一応4WDながらも、ノーマルタイヤなので、チェーンは携帯していたが、ゆっくりペースで駐車場のある女夫淵温泉(めおとぶち)を目指した。

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ここが駐車場。一般車の道路はここまでで行き止まりとなる。これ以降は林道があるが、温泉郷関係、地元の人の専用道路。奥鬼怒温泉郷は4軒の宿泊施設がある。近年このうち3軒が改装したようで、その3軒は送迎がある。今回目指すのは送迎の無い、昔ながらの山小屋なので、我々はここからスノーハイクとなる。といっても比較的フラットな道なので、軽アイゼンがあれば安全に進むことが出来る。

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人はほとんどいなかったが、それでも一応トレースは付いていて、道に迷うこともない。ただトレースをちょっとはずすと膝まで足が埋まる。

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最初に出てきた氷爆。土の色が出てしまっているが、それでも感動した。でもこれはたぶん滝ではない。

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んで日光澤温泉。山小屋というには立派だし、トイレや水場もとても清潔感があってなかなか雰囲気のいい山小屋だった。一泊二食で8000円。この日の宿泊客は俺達3人だけだった。

到着後今回初めて登山っぽい事をはじめたおじさんはここで終了。温泉にはいって飲んでたっぽい。まだ14時くらいだったので、山を一緒に始めた先輩とこの奥に行くことにする。が、ここが最奥の宿なので、これ以降トレースがところどころ無くなってしまい、ラッセルが始まる。

ラッセルってなんか楽しそうなイメージがあったんだが、実際はかなりきつい。正しい方向に歩いているのかわからないで突き進むし、結構な斜面を行くので雪の深さもわからず、おっかなびっくり。水平移動が続いたのでまだよかった。

出てきた氷爆「ノシの滝」。小さいながらも見事に凍って影の部分が水色になっていてとてもきれい。ここは完全に凍っていた。
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そして出てきた吊り橋。古めのトレースが一人分w この橋、微妙に揺れるうえに橋に積った雪の上を歩くのでかなり怖い。足元を見ると下の川が丸見え。
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高さは5メートルくらいなのかな?橋の真ん中以外は怖くて歩けない。
そしてこのあとトレースが無くなり、道は急斜面になってしまった。交代でラッセルをするも、腰近くの雪の斜面はかなりハード。前に爪のない軽アイゼンではなかなか進めずここで諦めた。

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橋から見たヒナタオソロシの滝。ここの展望台まで600メートルくらいのところで挫折した。かなり疲れていたのでラーメンを食べて、宿に戻る。ラッセルってしている時はきついが、帰り道はものすごく楽チンだった。

んで温泉。かなり硫黄が効いていて、情緒あふれる温泉だった。右側から2つの露天風呂(ちなみに混浴)に行くことが出来る。ここは4種類の源泉が引いてあり、男風呂女風呂二つの露天風呂で泉種が違う。透明な湯もある。朝風呂にも入ったが、星もきれいだしものすごくいい温泉だなと思った。

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夕食。薪ストーブを囲んでいただく。外はマイナス3度くらいだったが、とても温かい部屋となっていた。左奥の岩魚の塩焼きと真ん中のマイタケがうまかった・・・ 山小屋の夕食とは思えない豪華っぷりw 部屋にはこたつと灯油ストーブが備え付けてある。寒い事は寒いんだが、それでもかなり良い方なのではないかな。ちなみに全館禁煙だ。

翌朝今一度ヒナタオソロシ方面に行くがやはり装備不足ということで引き返し、駐車場に向かった。2時間は歩いたのだが、もうだいぶ雪道に慣れたのかあっという間についてしまった。
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結局今回も天候に恵まれ、風もなく、快適すぎる山行となった。当初の目的では先輩と二人で買いあさった山用品のテストをしたかったのだが、それの出番もほとんどなかった。まぁそれでも専用の衣類はかなりすごいなぁとは感じたかな。アイテムはそのうち紹介する。

横浜から4時間というのが何とも言えないが、ここならちょっとした遠足気分で秘境温泉気分を味わうことが出来る。春や秋には相当な観光ハイカー達でにぎわうのではなかろうか。混んでいるのは嫌だけれど、それでもまた違う季節に訪れたくなるような素敵なところだった。ちなみに日光を抜けるとコンビニは一切ない。自販機は最後まであるし、ちょっとした商店は駐車場までには有るけれど、出発前に買い物を考える場合は日光市内で買っておくべきだ。

コメント

  1. nagoya より:

    これどうやって撮ってるの?

  2. ZERO より:

    山小屋の温泉までならおれでも行けるかな?
    今週末は鬼怒川温泉に行くんだが家族も一緒だからここまでは無理か…..

  3. tyuru より:

    久しぶりだな!
    どれのことだろ?
    3人で行ってるからお互いに撮りっこしてるだけだよw
    山は一人で行くと性格的に危険がいっぱいなのでw なるべく誰かと行くようにしてるよ。

  4. tyuru より:

    >zero
    軽アイゼンあれば三つ峠より全然楽チンだよ。片道2時間。子供は喜ぶレベル。朝早目に出れば日帰りもできる。子供はスキーの格好で良いと思う。アイゼンなくてもスノトレあれば行けるかな。
    駐車場出て最初に山をひとつ越えるんだけど和田山みたいなもんw あとはほぼフラットだね。動物のトレースもいっぱいあるよ。

  5. nagoya より:

    なるほど、3人なのねー
    1人で撮ってるのかと思った!

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