百名山をちょこちょこ登り始めて半年が過ぎたが、やはりここはとりあえず押さえておかないとまずいだろうと、日本の象徴「富士山」に行って来た。それこそドライブでもキャンプでもサイクリングでも、毎年何度かは必ず訪れる場所ではあるが、実際に登頂するのは今回が初めて。
富士山は7月に「山開き」となりから8月26日で「山じまい」となるが、別にこの期間でなくとも自己責任で登ることはできる。実は5月の立山のあと、単独で行こうと思っていたんだが、いつも一緒に登っている人達に「やめとけ」といわれ断念していた。まずはこの観光シーズンに下見がてらに登っておこうというわけだ。
観光シーズンが2ヶ月しかないのに、そのうちの2週間くらいはマイカー規制が入り、今年は8/4からがその対象となっている。そのため8/2の夜に出発して、一晩5合目で寝て、高山対策をし、早朝に登り始めて1日で行って帰ってくるという計画で登った。
富士山には4つの登頂ルートがあり、今回は最も簡単といわれる吉田ルートを選択した。富士スバルラインの終点、5合目からスタートとなるのでここに向かうが、案の定恐ろしい数の車であふれていた。横浜を21時に出て24時過ぎに到着したが、すでに5合目駐車場は満車。その手前の路肩にある駐車場に駐車することとなった。
夜中でも頂上に向かって光の筋が見える所からすると、今の季節は24時間登山者がいるようだ。駐車場も寝ている人もいれば、これから登り始めようという人もいるし、今回の俺らと同じように車もひっきりなしに通っているので結構うるさかったりする。ハイエースの荷台でシュラフを広げ明日の出発に備えて寝た。
朝4時30分に起床、車を出るとこんな感じ。一面の雲海だった。とりあえずスタート地点まで2キロ弱を歩き登山開始。
気温は結構高くて16度くらいだったかな?まぁとにかく人が多い。えっちらおっちら登り続ける。行動中は半袖でも充分だったが、7合目くらいからは結構寒い。
バスツアーの団体も多く、8合目以降はこんなかんじ。感心するのは小学校低学年の子でもぐずりながら頑張ってた所。お父さんの厳しいゲキが飛び交っていたw とにかくひたすら登りなんだが、山小屋の数が0.5合に1軒はあるので、休憩場所には困らない。だいたい1合単位で休んだかな。
登頂寸前の鳥居と狛犬。
とりあえず登頂をして昼ごはん。登頂しても本当の3776メートルはお鉢めぐり(外輪山を周回する)の途中にある剣ケ峰(けんがみね)。今回高山病と熱中症対策で意図的に水分を多めにとったり、補給食をとっていたんだが、もう腹が減って仕方なかった。昼ごはんはカップヌードルやきそばと卵スープ。つーかこのやきそばめちゃうまじゃねーか!ちなみにバーナーのライターが高度が高すぎてなかなかつかない。フリント式のライターを持って行った方が良い。風も強いので対策した方が良い。
んでお鉢めぐりをしつつ登頂!同じ高さの遮蔽物が無い景色と云うのはなかなかいい。昔から見慣れた富士山のてっぺんにいるのかと思うとちょっと感動。
火口
お鉢めぐり最大の難所「馬の背」。かなりの急勾配で登っている人はつらそうだったが、俺的には時計回りに回ってここは登った方が良いと思った。今回反時計回りにしたんだが、登頂後にダラダラと登るのは厳しかった・・・
山頂からの雲海。
下りは砂走り状態なんだが、とにかく砂塵がひどく、気にする人はマスク・サングラスは必須だと思った。いくつか山を登ってきて、こんなに汚れる登山は初めてだw 下り専用のルートを通るのだが、今度は殆ど山小屋がなく、結構かったるいかも。しかも今回5合目から車まで2キロ歩くのがきつかった。
富士山は「登らぬ馬鹿2度登る馬鹿」といわれるが、その意味はよくわかったw 険しさを表現していると思うんだが、厳しさという面では登りっぱなし下りっぱなしというのがやはり辛い。吉田口だと片道8キロ、まぁでもこれは普通の人がみんな頑張ってるのだから、どうにかなるのかな。俺が一番いやだったのは先にも書いた汚れ。最近はファッショナブルでタイツの上に半ズボンとかの人がいるけど、隙間と云う隙間から砂利が入るので、ゲイターなり長ズボンで対応した方が良い。ザックとか今まで洗った事がないけれど今回は洗わないとだめっぽい。活躍したのがハイドレーションパック。持ってはいたけれど面倒で使わないことが多かったのだが、今回は大活躍だった。ザックの中に水筒を入れてそこから管を出して行動中に水が飲める。ちなみに山小屋で買えばいいやと云う人は上に登れば登る程値段が上がっていくので注意。最終的には500ミリのペットボトル500円までいったかな。
コメント
どんどん行くね。
今何山目?
7かな?結構先は長い・・・
アクセス良い所行っちゃってるからどんどんしんどくなるw