iPadAirいいですねぇ。半年もしたら次のが出そうだけど、私にとってのタブレットとしては現時点でbestだと思います。重さが苦痛にならないのがいい。カバンの中でも邪魔にならないし、大きな画面での作業はホント便利です。最近ブログの下書きも、気が向いた時にPagesでするようになりました。場所を選ばないで書けるってのがいいですね。今までiPhone
で暇つぶしすることが多かったのですが、Airが来てからは殆どiPhone触らなくなっちゃいました。昔に買ったBluetoothキーボードがここに来て復活w しくじったと思った買い物がプラスになりました。
さて今回はスタイラスです。私のこの手の電子デバイス歴は意外に古く、かれこれ20年になります。と言っても、大きすぎる期待とともにデバイスを買う➡意地になって使うも半年くらいで限界を感じ紙の手帳に戻る➡ちょっと凄そうなデバイスが出るとまた手を出す➡また紙に戻るw
といった感じ。最初はザウルスが流行っていた頃、へそ曲がりな新社会人の私はSHARPの電子手帳を購入しました。ペンで手書き入力ができるのがウリの端末でしたが、書き込めるパネルが小さすぎて、メモはとれるのですが会議などはまだまだアナログで、結局持ち物が増えただけで、使いきれませんでした。その次がSONYのCLIEってのを二台ほど使いました。パソコンとの連携も時間がかかるし、スマートなようで紙の数倍の労力がかかるのでやはり紙に戻り、しばらくシステム手帳を使っていました。iPhone4で衝撃を受けつつも仕事というより会議中の暇つぶしマシンとなっていて仕事はやはり紙でした。EvernoteとNexus7でだいぶ電子化が進み、会議は自然と筆箱しか持っていかない感じになりました。PDFがシームレスに使えることと、スキャナーの進歩がでかいですね。Nexus7がAirに代わり、画面の大きさで、見やすく、サクサク動くので余裕ができ、いよいよペンを手放す時が来たんじゃないかと感じました。いつの時代でも困るのは手書き入力。紙とボールペンに勝てませんw
iPadも構造上手書きは苦手ですが、ちょっと気になるアイテムがあったので手を出しました。ADONIT JOT
SCRIPT EVERNOTE EDITION STYLUS です。
これまでもいろいろなスタイラスに手を出してきましたw 今手元にあるスタイラスはアルミのAruPen、繊維ヘッドSu–penです。
AruPenはおしゃれでいかすんですが、ペンが短いのと、ヘッドがゴムのためひっかかりがあり、メモもキレイに書くというには程遠く、ほとんど使いませんでした。逆にSu–penはかなり使い勝手がよく、書き味もすらすら、認識も良くNEXUS7で、ずっと使ってきました。問題点とすると、ヘッドがでかいので細かい文字が苦手です。
今回購入したJOTは8千円するスタイラス・・・ 高すぎますが、かな~り魅力的。一番の売りはペン先が1.9ミリと極細。また、電池内蔵でiPadとbluetooth接続され、ペンが認識されると手のひらは認識せず、ペン先のみ入力を受け付けるというパームリジェクションが搭載されています。これが広告通り本当なら、めちゃくちゃ使えそうです。
購入はamazonもヨドバシも在庫がなく、あったとしても割高な値付けなので、販売元のプリンストンから買いました。HPには発送まで2~3日となっていましたが、翌日発送ですぐ到着しました。ちなみに配送料は別途取られて8500円だったかな。
さて実際に使ってみると・・・「やっちまった・・・」といった感じですw 商品説明に書いてあるほどのすごさはありませんでしたw
まずペン先の接地面と描画にズレがあります。iPadを縦に使うとこの傾向が強く、ペン先の右側に描画されます。ひどいと3ミリくらいずれてるんじゃないかな。iPadを横にするとまぁ許せるレベルといったところでしょうか。期待のパームリジェクションはなんかカスみたいのが残りますが、こんなもんかなといったところ。はっきりいって誇大広告、ひどいもんだと感じました。値段も値段なんで
妥協して使い続けるかなぁと思いましたが、それより失望の方が大きいくらいひどいですw
今のところこのペンに対応しているアプリはEvernote謹製のpenultimate、NoteShelf・GoodNotes4・ZoomNotesとなっていますが、一押しのPenultimateが悲惨ですw いろいろなレビューでも散々叩かれていたのである程度の覚悟はしていましたが、ここまでとは・・・
が、しかし、いろいろいじり続けた結果、実はそこそこイケるような感じがしてきました。
まず手書き機能を使う場合は、iPad の設定>マルチタスク用ジェスチャをOFFにしてください。でないと手のひらを画面に置いてロクに書けませんw
Penultimateに関してはズームを使うとかなりいい感じで書くことが出来ます。ただしドリフト(画面がどんどん右に進む)がかかると、画数の多い漢字では必死になり過ぎてw いまひとつかな。高価なグッズで、使用方法を制限するというのが許せませんが、最初受けた失望感はだいぶ改善されましたw
次はパームリジェクションに対応していないNoteAnytime。これは無料、多機能というのがいいですね。書き味も今のところ最高でしょう。機能のひとつにリストガードというのがあり、これをONにすればパームリジェクションに近い効果が出ます。
私の字が汚いのは置いておいて、NoteAnytimeを使うのが現実的だと思います。Penltimateは日記とか書くのにいいのかなぁ。ちなみにこのアプリでも縦画面はダメですw Evernoteからの連携もvideoにとってみました。
山に行く前なら地図をPDF化して注釈を書きこみつつ打ち合わせなんてできますよね。しないけどw まぁこれはJOTでなくてもできます。
あと画面とペンが当る際のカチカチ音はフィルム等でどうにかするしかないと思います。私はフィルムを使わないで使っていくのでカチカチ野郎で行きますw
結論としては、Penultimateをつかって長い文章を書くならありかな。もうちょっとアプリ側でキャリブレーションが出来たりすれば、評価はかなり上がると思います。まぁでもどうにかこうにか実用できそう。会議中にNoteAnytimeでキレイな議事録づくりを始めると、つまらない会議も一瞬で終わります。カチカチ音には気をつけてくださいw
ちなみに筆圧感知は無いので、絵を描く人には向いていないかもしれません。
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