久々観光旅行です。仲良しの仕事仲間で、島根県に行ってきました。
今回の目的地は石見銀山と出雲大社。なかなか行きたいとは思っていても難しいですよね。行きは寝台列車、帰りは飛行機と無駄に豪華な旅行ですw
初日、早目に集合して居酒屋で一杯やって、ほろ酔いで寝台車で爆睡しようという計画。私はお酒弱いので、既に眠くて仕方ない状況で「サンライズ出雲」がやって来ます。
前に寝台車に乗ったのは20年前w B寝台の個室、私には信じられないほど豪華です。スペースは1畳ほどですが、電源があってヒーターがあって、快適過ぎます。乗りこむと同時に爆睡でした。ただ、3時頃目覚めてしまって、タブレットに落としてあったDビデオの「舟を編む」を観ていました。この映画何気に良かったです。
あいにくの雨でしたが、レンタカーで石見銀山へ。
世界遺産センター。凄くキレイです。この石見銀山、世界遺産となりましたが、他所の世界遺産と違い人が少なめです。またみどころが難しい。
江戸時代頃から明治まで採掘されていた銀山で、明治の時点で銀が出なくなり、そのまま放置されていた為、保存状態が良く(爆薬を使った掘削がほとんどされていないので、手掘り跡が破壊されず非常にキレイ)、また一時は世界の3分の1の銀を産出していたのこと、日本の鉱業の貢献度、世界史の中での有名度から世界遺産に認定されました。また最近の認定のため、無駄な発掘をしていないので、みどころは大坑道と繁栄のあとの街並みとなっています。ですから見るものは坑道と街並み。人によっては何が良いのかわからないと思いますw
また私達はたまたま石見銀山で一番見ておきたいという大久保間部の見学ツアーに参加できましたが、このツアー1日4回で土日祝祭日のみの予約制・・・ しかも1・2月はやっていないという代物。平日ちょこっと行っても見ることが出来ません。
参加者は世界遺産センターで簡単なレクチャーを受けた後、大久保間部へバスで移動します。
山道に入り(舐めてるとしんどいですw)間部をいくつか見ながら山を登っていきます。大久保間部の手前でヘルメット・長靴・懐中電灯をレンタルして装備を整え、坑道に入っていきます。
坑道の中はほぼ真っ暗。懐中電灯を頼りにガイドさんのお話しを聞きながら奥へ進んでいきます。道は水びたし。
途中には蝙蝠が。最初「何がぶら下がってんだろ?」とおもってよく見たら蝙蝠が寝てましたw 壁の穴も覗き込むと蝙蝠だらけです。
穴を銀脈にそって掘っていったことが良く分かります。この銀山の中でも最大の鉱床のあと(掘りつくしているのでそこだけめちゃくちゃ広い)が最大のみどころとなります。というかこれすごいです。
間部ツアーのあとは遺跡(採掘者達の村の跡・精製所の跡)を見て回ります。およそ2時間半のツアー。雨で寒かったですが(気温3度でした・・・)面白かったです。
ツアーのあとは街並みを見て回ります。というか人少な過ぎw 世界遺産認定の跡このあたりの町はいろいろ制限があってパッと見古い街並みに見えます。自販機も古めかしく偽装されていますw
ちょっとのぞきこむとかなり現代風なお土産屋さんやカフェとなっています。コレはコレで面白い。
ここでタイムアップ。松江にもどりホテルに入りました。
夕食は皆美館という旅館で頂きました。綺麗な庭園のある旅館で、鯛茶漬けが絶品です!
世界遺産というと、もとの景観を道路でぶち壊して観光客重視の改悪という印象がありましたが、この石見銀山は景観維持と観光客への配慮の最大公約数的な街づくりの苦労がみてとれました。人によっては素晴らしいし、人によってはつまらないと感じるかと思います。私は良かったと感じました。
島根というと未知の場所でしたが、道路はものすごくキレイで、渋滞もなく、かなりの好印象でした。その2に続きます。
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