前々からいつか買わなきゃなと思っていた登山用ヘルメット、呪われた頭の形をしている私だけにずっと躊躇していましたw 岩や沢をやるわけではないので、そこまで必要性はないと感じつつも、ソロで登山をする際の岩場・雪山・凍結路などでは「あった方がいいかも」ということも少なくありません。近々師匠の50歳記念登山で師匠の愛する剱岳に行くことになり、これを機にヘルメットを買っておこうと思い立ちました。
普段登山用品は通販で済ませがちな私ですが、さすがに被り物は現物合わせが必要です。市場に出回っている登山ヘルメットの半数以上はサイズが合わないと確信しているのでw
今回は横浜駅のカモシカスポーツで購入。前からグリベルのヘルメットがいいなぁと思っていたのですが、いつの間にやらグリベルはヘルメットの生産をやめていました。カモシカで扱っているのはペツル・BlackDiamondがメインで、CAMPとこのEDELRIDが少々という感じです。一通りかぶりましたが61cmはまずダメ・・・こめかみの後ろ部分が当たって痛いのです。62と表記されているものはメーカーを問わず比較的かぶり易いので、被ることのできるものの中から選びます。悩んだのはCAMPとEDELRIDなのですが(素朴で男らしいと感じたw)どれくらいの頻度で使用するかとか、持ち運ぶときどうするかとか、いろいろ想像してみると、折りたためるっていうのはかなり魅力があり、組み立ても簡単そうということでEDELRIDのMadilloに決めました。
そもそもエーデルリッドってどんなメーカーかというと、欧州の登山メーカーで主にロープ等を作っているのだそうです。ヨーロッパではかなりの知名度なんだとか。私初めて聞きました。折りたたみといえど耐衝撃性は充分に確保されているそうです。「当社では胸を張ってお薦めできるものしか置きませんから!」とカモシカの店員さんw
折りたたんだ状態。三葉虫かダイオウグソクムシかというような外観。
横から見ると確かに薄く折りたためています。
まず後頭部を起こします。
そこから左右サイド部分を引き出し、ぱちんとはめ込みます。
これで完成。
一体ものより若干重いです。
前後4か所にヘッドランプのベルトをひっかけるようにできています。
折りたたんだ状態だとちょうどザックの背面に入るので、いつでも持ち歩けます。収納用の袋がついてきます。
滑落したり落石があった際に、ヘルメットでどれだけ安全なのかは微妙に感じますが、実際これで助かっている人もいるので、用心に越したことはないでしょう。剱岳はいろいろと怖い話を聞かされているので、普段どちらかというと安全に無頓着な私でも用意しておこうと思いました。今までも先に登っている人が小さいながらも石を落としてしまったり、私自身も注意していても石が崩れて落ちて行ってしまうことがありました。危険ポイントではできるだけ被っておこうと思います。
して実際の使用がこちら
コメント
大変参考になりました。
このヘルメットの記事が少ない上に、頭のサイズを併記している方は極めて稀。しかも、サイズがほぼ私と等しい。更に、馴染みのある横浜のカモシカ。
見学者さんも呪われた頭の形なのでしょうか(失礼)w 2年前の記事ではありますが、このヘルメットなかなかお気に入りで、なんだかんだ持ち歩いていたりします。折りたためるというのがなんといっても良いですよ!