いつの間にやらアウトドアの世界ではロースタイルというのが流行っているとzeroさんに聞いたのが昨年末。
「テーブルや椅子などキャンプグッズの背丈を低く設定し、視線を下げることによってより自然と親しむ」
ということらしいのですが、いまひとつわかりませんw もともと大きなタープの下でみんなでワイワイガヤガヤというキャンプに抵抗を感じる私ですし(これはこれで楽しいのはわかりますが、後片付けが・・・w))、できればグッズは最低限でなんでもこなしちゃうのがワイルドでかっこいいと思っているところもあり(まぁその割には最近グッズ充実してますが・・・)、どのアウトドア雑誌を見ても、どこもロースタイル万歳の流れはちょっと意味不明。ステマじゃないかと思っていたりします。まぁ実際には私の性格がひん曲がっていて天邪鬼なだけなんですがw
私がバイクでキャンプをしていた頃はオートキャンプなんて聞いたこともなく、キャンプ場にお金払うのすらもったいなくて、河川敷とか公園でテントを張っていたので、椅子を買うということすら考えませんでしたw いつも「これが今日の椅子だ!」なんて大きな石を見つけて腰を掛けていました。今思えばナチュラルロースタイルだな!w
時が過ぎ、車でキャンプに行くようになっても、アレコレ荷物を満載にすることに抵抗はあったのですが、焚き火をし続けるととにかく腰に負担が大きい。そこで見て見ぬふりをしていたHelinoxのチェアワンを買ってみました。
実際見て思ったのは軽くてコンパクト。これはこれでありなのかもしれない。造りも値段なりにいいと思います。 専用の袋に全部入ります(まぁ普通)。
内容は骨とシート。骨はかなり太目でしっかりしています。いいなと思ったのはシートの骨にひっかける部分が単に袋になっているだけでなくプレート補強されています。
骨も中にガイラインが入っていてパーツがなくなることはありません。Helinox自体はDAC社(韓国のメーカーで各社高級テントのポールはDAC社のものが多いです) のブランドらしいのでよくできています。ジョイント部もスムースに差し込めます。
組み立てた骨にシートをかけて出来上がり。なんだこれだけかよ・・・と思いがちですが、秀逸なのはその大きさでしょう。かなり大きめに造られていて、お尻を包み込むようになるため、背もたれを使えば腰への負担はかなり少ないです。前かがみだとどんな椅子でも同じように腰が痛くなりますw 座り心地もいいですし、焚き火6時間くらいでも腰への負担はかなり少なく感じました。
ちょっとお高いのが難点。輸入でもほぼ定価なので、国内で買っても損はないでしょう。あと片づけるのがちょっと手間に感じないでもないですが、890g(本体)という軽さは驚きます。登山に持っていくことはないでしょうが、花火大会とか野外フェスとかにはかなりいいのではないでしょうか。これだともっと背もたれの長いやつ欲しくなるな・・・ これのパチものがAMAZONで出ていますが、ちょっと買おうか考えさせられるくらい、予想外にいい椅子です。お勧めします。
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