今年の頭にLenovo tab P12 Proを購入。Androidにしては秀作という出来で、普段は家で、月に1週間は会社でみたいな感じで活躍してくれていました。
7月にサムスンがGalaxy Tab S8 Ultraを発売、スペック的には画面の大きさ位(14.6と12.6)の差ながら、キーボードなどを含めると価格が15万超えていたので見送っていたのだけれど、今回のブラックフライデーで本体が113000円に・・・安すぎw これに未使用のキーボードを22000円で買って135000円ということで思わずポチりました。
購入当日に届き、なんとなーく触った感じ「これはかなりすごいかも!?」となったので簡単レビューです。
Galaxy Tab S8 Ultraレビュー
たいして変わらないんだろうな?と思いつつ安さに負けてポチッたこのタブレット。使ってみたら最高でした!
Galaxy製品との連携が完璧
私は長らくスマホもGalaxyユーザーで、安定性・利便性・コスパ、どれをとってもサムスンなら間違いないくらいに考えています。当たり前ですが、同じサムスンが出したタブレットですから親和性は高くて当たり前。スマホで撮った写真をタブレットに流して注釈なんてことが簡単にできちゃいます。
ちなみにこの記事はパソコンなしでスマホとタブのみで書いていますが、写真の流し込みが楽過ぎです。テザリングも自動でやってくれます。
またお気に入りのイヤホンのGalaxy Buds Liveも、ケースのふたを開けただけでペアリングOK。スマホとタブでペアリングしている際に、タブレットで音楽を聴いていてスマホに着信があるとスマホに自動で切り替わるなんてことも設定なしで可能。
Android最大手なメーカーだけに、ハード・ソフトともに独自のチューニングが効きまくっていてものすごく快適です。
Appleとかもこんな感じなのかなとは思うけれど、何やっても連携しまくりで感動するレベル。
アプリの挙動がかなり安定している
驚いたことにレノボだとなんだかんだ引っかかる感がありましたが、これが全くない。まるでスマホの画面が大きくなったくらいの感覚でサクサク動くのに驚きます。レノボが悪いのではなくサムスンのチューニングがうまいのだと思います。マジでストレスフリー。
またバグで動かなかったアプリ(XODOという手書きアプリ)もGalaxyなら問題なく普通に動いています。手書きソフトNoteshelfも頻繁に落ちていたものが全く落ちない・・・
アプリの見た目が調整される
レノボは画面にどこか野暮ったさがあります。フォントの大きさがいまいちとか、アプリの外観がなんかちぐはぐ。「まぁこんなもんだろう」と思っていたのですが、これすらない・・・ なんか見やすい。サムスンが独自にチューンしているのですが、Galaxy独自のホームランチャーOne UIがかなり熟成されている感じ。改めてサムスンの凄さに驚かされました。
やはりSペンが秀逸
レノボと同じ性能(4096段階筆圧検知)のペンがついているのですが、細かな作業はGalaxyの方が圧倒的に使い勝手が良いです。レノボは若干ズレやブレがでますが、これがまったくない。私はお絵描きはしませんが、ペンは結構使うのでこの点はGalaxyの方が優位です。
またペンによる操作(エアコマンドやサイドボタンの設定など)もGalaxyに一日の長がありますね。スマホで使い慣れているGalaxy Noteアプリがそのまま使えるので楽です。
タブレットは手書きすることが多いのでフィルムはペーパーライク。表面がザラザラしています。曇りガラス的な感じなので、ディスプレイの鮮やかさはちょっと落ちてしまうけれど、ペンが鉛筆っぽい書き味になるので私はコレ。画面がでかいのでフィルム貼るのは大変です。
オリジナルの機能・アプリがやばいくらいイイ
タブレットとして使う上で、オリジナル機能がかなりいい。
①お絵描き専用ソフトがGalaxy特化型になっているので使いやすい。レノボはGooglePlayでお絵描きアプリをいろいろ探しましたが、Galaxyは最初から入っているNoteアプリとお絵描きアプリで事足ります。
②スマホで撮った写真に注釈を入れる場合、Galaxyは相互連携でギャラリーが共有されるので手間がない。これは便利です。
③そして大きく違うのがWindowsのサブディスプレイ機能。レノボはレノボPC限定だったのに対し、Galaxyはメーカー問わず自作機でもWindowsならばOK。しかもワイヤレス(同じWifiにぶら下げることは必要)で、ほとんどセットアップ操作もなしでサブディスプレイ化できます。Winキー+Kだけで繋がるのにはびっくりしました。Ultraだと14.6インチなんで、ものすごく使いやすい。しかもペンまで使える。これわかる人にはわかるい凄い機能です。
ここまででかいと老眼にやさしいw
そして漫画を読むのに老眼ながら見開きで読めてしまう凄さ。横にしても単行本より大きくなります。横で読めなければ縦にすれば超絶見やすくなります。なんか今までのタブレット経験を根底から覆すレベルです。
このタブレットに関してはキーボードは必須ではない
サムスンの純正ブックキーボードカバーは28,000円ですが、これのコスパは微妙。私は新品未使用品をメルカリで買いました。
横幅があるので入力はめちゃくちゃやり易いですが、ここは悲しいかなAndroid。パソコンの感覚とはちょっと違う(IMEが良くない)ので入力しづらい。文章を書くならばノートパソコンの方がいいでしょう。同様にテンキーもないので、エクセルも苦手かな。Office作業はWindowsの方がいいです。
また使ってみて気づいたのですが、画面が大きすぎるのでソフトウェアキーボード(画面に出てくるキーボード)でほぼ間に合っちゃいます。なのでハードキーボードにこだわらなくてもいいし、どうしてもならばBTの外付けキーボードでもいいと思います。
そしてキーボードをつけると前後面を覆う形になってペンホルダーもつきますが、重量が1.3キロを超えてきます。こうなるとカバーするだけでいいと思うので、サムスン純正にこだわる必要はないかもしれません。ガードはバッチリなんですけどね。
なので現状私はキーボードを外した状態で使っています。文字入力の多い時だけキーボードをつけています。
正解はS8+なのかもしれない
大絶賛ですが、Ultraはちょっと大きすぎます。キーボード込みだとノートPCと同じ1.3キロオーバー。実質14インチを超えるサイズなので、あまり持ち運びには向かないです。しかも単体で使っても700g強はズッシリ重いです。使い方によりますが、サイズ的にはS8+(12.6インチ)がベストかもしれない。
Ultraが悪いわけではないですが、従来のタブレットには無い重さなので、大画面の迫力をとるのか機動性を重視するのかといったところ。持ち運ばないならUltra一択です。
これはもう究極のAndroidタブレット
今までいろいろなガジェットに手を出してきましたが、ここまで文句のつけようがないというか、予想を上回る機能・性能で驚きの連続というガジェットは過去にないです。しかもほぼ同等の性能の製品からの乗り換えでです。いちゃもんをつけるところがないというのが凄い。
重箱の隅をつつくような比較をすれば粗も出てくるかもしれませんが、それも競合機種とほぼ互角で「強いて言えば」というレベル。トータルのパフォーマンスとしては最高です。「タブレットは使い道がわからん」という人が多いですが、なくてもいいけれどあったら便利というのがタブレットで、さらに使用者のツボにはまれば唯一無二のデバイスとなりえます。
スマホにできることはもちろん、パソコンのサブディスプレイにもなるし、お絵かきデバイスとしても使えて、とりあえず今現在この手のデバイスでできることは全部入りであり、なおかつどの機能も高水準というのがこのタブレットのポイントでしょう。
こんな人は買うべき
Galaxyスマホを使っている人は全員買ってヨシ!
上にOfficeでの作業はイマイチと書きましたが、趣味で使うようなクリエイティブな作業、例えば写真や動画などではハマれば相当使えます。でかい画面とSpenの連携はお絵かきデバイスとしても優秀でしょう。とにかくよくできているし、私の感覚ではiPad proにそん色ないレベルまで来ています。というかコスパ考えたらこっちの方が上です。セールとはいえここまで安くするということは高価なタブレットは売れていないのかもしれないけれど、このS8シリーズに関していえば一度使ったらやめられないレベルでいいです。
ちなみにGalaxyは日本版の場合、3世代のAndroidアップグレード(今は12Lなので一回アップデートしたのかな?)を保証しているので、3年くらいは最新で使えます。
あまりに感動して記事にせずにはいられませんでしたw
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