今回のBlack Fridayで思わず買ってしまいました。Paperwhiteの新型です。
私が以前買ったのは2017年の第7世代。そこまで頻繁に読書するわけではありませんが、時には娘が通勤時に使ってみたり、思い出したころまた私が使ったりという感じで、なんだかんだ活躍し続けてくれていました。
4年の間トラブルらしいトラブルは皆無。ほとんど素っ裸で使っていたので、フレームや背面には無数のキズがついていい味が出ていますが、画面に関してはキレイなまま。相変わらず紙に見まごうほどです。
Kindle Paperwhiteおさらい
簡単にKindle Paperwhiteのメリットを、この4年の使用感も含めておさらいします。
見やすいE-inkディスプレイ
これがKindleの一番のいいところ。スマホやタブのようにカラー表示はできないけれど、輝度(明るさ)で目に刺激を与えない。長時間の使用でも紙と同じ感覚で、寝る前の読書でも目がチカチカしません。これホント良いです。
軽くて持ちやすいサイズ感
文庫本サイズでとにかく軽い。片手で保持も余裕で可能。厚みがないので文庫本より扱いやすい。カバンに放り込んでおけるところもいいです(何らかのカバーはした方が良いです)。
私は旅行のお供でよく持ち出していました。特に活躍したのは小屋泊やテン泊登山で、眠れない夜などには素晴らしい睡眠薬ですw
読書しかできない
これがデカい。スマホやパソコンのように通知が来ないし広告もない。
雑念なしで集中できる時間すら現代では貴重なんだなと感じます。読書が良い気分転換になります。
やたらと長寿命のバッテリー
E-inkはバッテリー消費が極端に少なく、私の使い方なら一回の充電で2週間くらいもつんじゃないかな。頻繁に読書しても1週間はもちます。実際ほぼメンテフリーレベル。
とにもかくにも大量の本を片手に収めてしまうところがすごい。いつでもどこでも本を読めるというのが良いです。それでいて目への負担はほぼなし。宣伝に違わず「最高の読書体験」を可能にします。
新型Kindleの新機能
そんなKindleも2回のアップデートで(7世代>10世代>11世代)進化しています。11世代は通常のものとシグネチャーエディションがあります。私が今回購入したものは通常版広告なしモデル。
通常版とシグネチャーエディションとの違いは8G>32Gストレージ・手動明るさ調整>自動明るさ調整・無接点充電です。
USB-Cに対応
いまだにMicro USBを使う機器はオーディオ関連が多いかな?私の持っているデバイスだとほぼなくなってきています。というかデバイスを買う際にUSB-Cであることを重要視するようになっています。
Kindleは今回初めてUSB-Cに対応しました。
端子が統一できると余分なコード持ち歩かないでいいのがいいです。
6.8インチ画面
今までが6インチで今回0.8インチ大きくなりました。「大きさは正義」です。特に老眼の身にはw もちろん設定で文字の大きさをいじることは可能です。
またフラットディスプレイになっています。7世代はフレーム式で段付きになっていました。10世代から一枚ガラスになって、表面が真っ平になっています。
さらにちょっとアンバーがかった色にもできるし、白黒反転も可能。まぁでもこれはオマケかな。
防水
フラットになったおかげで隙間が少ないので防水もつきました。IPX8程度の防水なので、お風呂で使用可能。
シグネチャーにしなかった理由
価格差の5000円(セール時)をどう考えるかですね。
通常版とシグネチャーの差は上に書きましたが・・・
ストレージは漫画を扱うなら大きいに越したことはありません。小説だけなら7世代の4Gでも困らなかったので、8Gなら必要十分です。
明るさ自動調整は欲しいところですが、7世代でも一度決めるとほぼいじっていないですし、画面自体は低反射なため、そこまで調整を必要としないと思います。
無接点充電は、スマホでも車以外では使わないのでいらないかな。そもそもそこまで充電に拘らなくていい端末なのでやはりオマケレベルです。
新型Kindle Paperwhite レビュー
新型だしすべてが超絶進化・・・とは言い難い。ブラッシュアップといった感じです。
Amazonレビューではトラブルが多めだが・・・
フリーズだドット抜けだといろいろ書かれていますが、そこまでのトラブルはありませんでした。通常操作で躓く感覚は一切ありません。ただ試しに漫画をダウンロードしてみたところ「ん?フリーズしてんじゃね?」と思うくらい画面が止まりました。WIFI環境にもよると思いますが爆速WIFIの我が家でこれですから、普通だとかなり焦るレベルかもしれません。
ドット抜けは見つけた時点で返品交換すべきですね。
一応延長保証も売られていますが、7世代の感じからして、最初の1年(規定の保証期間)問題なければ私は延長保証は必要ないと感じています。
私の使ってみた感想
使い勝手は7世代と変わりないです。相変わらず読みやすいし軽い。0.8インチ大きくなったのに重さが変わらないのはありがたいです。USB-Cももちろん便利。まだ1回しか充電していませんがw
ただ文句をつけるとしたら、画面が大きくなった恩恵はないわけではないのですが、思ったほどではありません。
できることなら7世代の大きさそのままで画面を大きくしてもらいたかった(ノッチを薄くしてほしかった)
11世代はちょっと大きすぎると感じます。大きさ感は7世代がちょうどいい。「昔の文庫本サイズがいい」というオッサンの懐古趣味でしょうかw
動作速度はだいぶ上がっているはずですが、私は別に何も感じないかな。LEDバックライトも増えていますが、よくわかりません。私が鈍感なのかな?w
ちなみに私はカバーなどは使いません。持ち運びはスリーブで使用時は裸です。軽さ重視。
まとめ
この11世代は買い替えるに値するか・・・
着実に進化しているが、既に行きついた感がある
実際に使ってみると、今回の進化は「あったらいいけど、なくても困らない」という箇所が多いです。USB-Cは本当にありがたいけれど、その他(大画面・速度・ストレージなど)は最近のスマホ進化と同じで、行きついた技術のブラッシュアップですね。それだけ端末が熟成期に入っていると感じます。
今後は大画面・軽量・音楽が聴けるとかになるんじゃないかなw
これから買おうと思っているならさっさと買っちゃいなさい
そう考えるとKindleに興味があるなら、もういつ買っても損はないと思います。それくらいに素晴らしいデバイスだし、早く体験しておいて損はないです。
通勤通学はもとより、登山やキャンプのお供にもお勧めできます。私はドライブで見晴らしの良いところに行って読書しようかと妄想しています。おそらく近々にやるでしょう・・・
漫画も視野に入れるならシグネチャーの方がいいと思います。私は漫画の吹き出しが老眼で読めないので漫画はあきらめましたw
今の端末によほどの問題がないなら買い替えなくてもいいかも
逆に既にKindleを持っている人は、買い替えてもそこまで感動はないかもしれません。初めてKindleに触れたときの感動は新型にはもうありません。そこまでの劇的な進化はもうなさそうです。大きくなってしまったのが私には残念に感じました。
比較すればいろいろあるけれど、充分満足できるデバイスであることに違いはありません。
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