超簡単!HDD/SSDのクローン作製 Inateck HDDスタンド編

スポンサーリンク

最近はスマホ・タブレットの前にパソコンが押され気味。パソコンの無い家庭も多いようですし、当サイトの来訪者も6割がスマホ・タブレットとなっています。今思えばこの比率は3年くらい前から比率が逆転し始めた気がします。

AppleはiPadがノートに成り代わるみたいな宣伝しています。実際ハード側のスペックはノートを超えている部分もあり、私もちょっと期待したのですが、結局フルサイズのキーボードと大きなディスプレイのほうが作業効率が高いのは明白。若ければノートが小さくてもドヤ顔で外で仕事なんて感じはアリなのかもしれませんが、私のようなおっさんは老眼でただただイラつくだけ。タブレットで本格的な仕事はしづらいと思います。

パソコン自体は数年前から技術が停滞しているというか、進歩が鈍った感は否めません。というかハードは進歩しているんだろうけれど、使う側が求めるスペックは5年前で満たされてしまったと考えるべきかな。

ペンティアムの頃からパソコン自作をしていた私でも、かれこれ3年くらいは自作していません。今、メインで使っているパソコンは既に丸6年。ビデオカードを変更、RAMを増設、OSをWin7>Win10オンラインアップグレード>Win10クリーンインストールしたくらいで、きわめて安定して動いています。自宅のパソコンはさらに2年くらい古く、仕事用のWinXPのパソコンに至ってはOSからして相当の年季モノですw

1台のPCを長く使っていると、今までになかった問題が出てきました。システムディスク(C:)の容量不足とハードディスクドライブの寿命リスクです。

そこで今回はSSDの乗せ換えを行います。

スポンサーリンク

HDD/SSDのクローン作製

HDDは消耗品。こればかりは運要素もありますが、一般にHDDは5年、SSDはリード・ライトの回数限度が設定されていて、安定しているとはいえ、いつ壊れるかわかりません。長期で使用していればリスクはどんどん上がっていくことになります。

また長期のパソコン利用は様々なプログラムのインストール・アンインストールが繰り返されたり、いつインストールしたかわからないプログラムや、いつ作ったかわからないようなファイルがどんどん増えて容量不足になっていきます。そこでHDD/SSDの換装と容量アップを考えました。

一昔前だとシステム(OS)の入っているHDD/SSDのバックアップは結構面倒。CD-RやFDDを使って、繋いだり外したり、それでも完全コピーは怪しいなど一苦労でした。しかし昨今では爆安で、しかも超簡単にクローン(HDD自体を丸ごとコピー)を作成できます。

方法は2通り

  1. 物理的にクローン
    HDDをパソコンから外してクローン可能なHDDスタンドを使いクローン作成。
  2. バックアップソフトでクローン
    OSにバックアップソフトをインストールし、クローン用のHDD/SSDをUSBなどでパソコンに接続してクローン作成。

となります。

ちなみにバックアップとクローンの違いは、大切なファイルを取っておくのがバックアップ、OSから丸ごと中味の同じHDDを作り上げるのがクローンです。バックアップの場合はHDDが壊れた場合、新しいHDDを買ってきて、OSをインストールし、プログラムをインストールしなければいけません。クローンの場合はクローンした時点の環境・ファイルを(良くも悪くも)そのままHDD交換だけで再現できます。

よく「定期的にバックアップを・・・」というのがあります。これはこれで大事。私は外付けのNASにバックアップを取っています。Windowsの挙動がおかしい等の場合はOSの再インストールをしてバックアップからファイルを取り出します。しかし機械的に壊れた場合はクローンでないと手間がかかるわけです。ただしクローンHDDだとファイルは古いままなのでバックアップは別途必要です。

クローンが有用なのは今回のようなHDDの乗せ換えや壊したくないシステムを保険として取っておくような場合。一番はHDDの乗せ換えでしょう。HDDからSSDに変更なんて場合もクローンできるとラクチンです。

物理的にクローンはめちゃくちゃ簡単で、クローン元とクローン先をHDDスタンドに差し込んでボタンをポチるだけ。ものすごくシンプルで楽です。デメリットはコピー元のHDD/SSDより小さな容量のHDD/SSDへのクローンは作ることができません。同容量以上のHDD/SSDが必要になってきます。

ソフトの場合、過去の経験から「途中でフリーズしたらどうしよう」とか「スタートして何時間時間がかかるのか」とか、かなり危険な匂いがします。メリットはHDDのサイズを小さくしてもクローン可能。例えば1TBのHDDで300MBしか使っていないパソコン等、ターゲットHDDを1GB以下にすることが可能です。

今回は私が普段の生活で一番使っているWin10機のSSDを120Gから240Gへハードクローンで乗せ換えます。Amazonで240GのSSDを購入。一応私が信頼しているSanDiskでいきます。

事前準備

ソフト・ハード共に、事前準備としてクローン元のHDDのデフラグをしましょう。SSDの場合はデフラグは気にしなくてもいいと思います。Win7/8/10の場合も定期的にデフラグしていれば問題ありません。WinXP/Vistaはデフラグ必須です。エクスプローラーでHDDを右クリック>プロパティ>ツールで「デフラグと最適化」をしましょう。ファイルが断片化しているとクローン出来ない場合があります。

またクローン先になるHDD/SSDは何もしないでも良いのですが、一応一旦パソコンに繋げてフォーマットしておきました。

必要なものは・・・

・HDDスタンド inateckHDDスタンド

これ、前から欲しかったのですが、必要性をそこまで感じなかったので、今回が初めての購入です。HDD/SSDのクローン作製はもちろん、普段は外付けドライブボックスとして利用可能。テレビやパソコンに接続してHDD/SSDを差し込めば、データ保存用USB外付けドライブとして使うことができます。しかもこの値段、爆安だと思います。

・クローンソース(クローン元)のHDD/SSD

・クローンターゲット(クローン先)となるHDD/SSD

※ハードでクローンの際は、ソース容量≦ターゲット容量が必須条件です

同梱物はこんな感じ。いたってシンプルです。電源繋いでHDDなりSSDを差し込むだけ。USBは外付けディスクとして使うとき用です。

写真はHDD>SSDとなっていますが今回の作業はSSD>SSDです。

ハード(物理的に)でクローン

クローン作業

①まずソースとなるHDD/SSDをパソコンから取り出します。

②HDDスタンドのAスロットに①のHDD/SSDを挿入

③HDDスタンドのBスロットにターゲットとなるHDD/SSDを挿入

④HDDスタンドの電源を入れLEDを確認。A/Bが点灯していればきちんと挿入されていることが確認できます

⑤HDDスタンドのCLONEボタンを3秒押すとPowerLEDが点灯。ここで今一度CLONEボタンを押すとクローンコピーが始まります。

⑥動作中は進歩状況がLEDの点滅で確認できます。

⑦100%が点灯(点滅ではありません)でクローン完了

これでクローンができてしまいます。A/Bが共にSSDだと驚くほど早くクローンができます。

こんな感じで進歩状況が分かります。

できたHDD/SSDをパソコンに設置して終了。

ただしこの場合、A容量=B容量ならば終了ですが、A容量よりもB容量が大きい場合、余った部分はパソコン上では認識されていませんので、パソコン上で拡張作業が必要になります。

ディスクスペースの拡張

上で出来たHDD/SSDをパソコンに取り付け、起動するとまんまの状態で普通に動きます。しかしディスクサイズは以前のままになってしまっているので、新ディスクの容量が大きな場合はフリーソフトを使って拡張しておきましょう。私はAOMEIを使いました。簡単です。

まとめ

その人のパソコンの使い方で変わってきますが、Win7の頃のパソコンって、普通の人ならまだまだ使えますよね。その頃だとHDDでも500Gとか積んでいるので、早々ディスクスペース問題は起きないとは思いますが、スペース拡張はもとより、HDDをSSDにしたりすることも簡単な時代なんですね。

おかげで別の欲が湧いてしまいましたw 次回は古いノートパソコンのHDDをSSDにソフトクローンで行ってみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました