私、車には30年近く乗っていますが、今まで自分でバッテリー交換をしたことがありません。
だいたい車検の時にやってもらっていたわけですが、今回カーオーディオ絡みもあって、はじめてバッテリーを交換してみることにしました。
カーオーディオの世界ではバッテリー交換なんて当たり前ですけどねw
カーバッテリーの役割
カーバッテリーは車の電気の源。バッテリーのプラス線からヒューズボックスで分岐して各電気ユニットに配電、各ユニットからは車体にアースされ車体がすべてのマイナスを伝えてボディーからバッテリーのマイナスに戻ってきます。
充電はオルタネータという部品が走行中に発電し、その電気をバッテリーに蓄えます。
スマホなどと同じでバッテリーは経年劣化し、蓄電量が劣化したり、電圧が落ちていきます。
主な使用用途はエンジンの始動。この時一番電力を消費します。それから車内の電気ユニット(ヘッドライト・オーディオ・エアコン・室内灯など)の給電も基本バッテリーです。
エンジンがかかっているときは発電されていますが、エンジンを切った状態で電気を使うと、すべてバッテリーからの給電となり、これで電気を使い過ぎるとバッテリー上がりとなります。
カーバッテリーの寿命
バッテリーは劣化によって寿命があります。これは車の使用頻度や電気の使用量によって変わってきますが、一般的には2~3年といわれています。
私の場合、XVは5年近く無交換でボチボチ交換時期に入っています。
「そんなもん動かなかくなったら替えりゃいい」私もこう考えていました。でも動かなくなったら誰かに助けてもらわないといけないわけで、3年以上使っているなら交換を考えたほうがいいと思われます。
カーバッテリー寿命のサイン
バッテリーが劣化してくると・・・
- エンジンのかかりが悪い
- エンジンをスタートするときの勢いがない
- 走行時にライトが暗くなる
- アイドリングストップ車の場合、アイドリングストップしづらくなる
- クラクションの音が小さくなる
- 電装品が動かない・誤作動する
など、電気が少なくなってきた症状が出始めます。すぐにバッテリーがダメになるわけではありませんが、そろそろ交換時期のサインであることがわかります。
カーバッテリーの種類
これに関しては純正に即したものが良いでしょう。ここがわかりやすいかな。
まず自分の車のバッテリーを確認します。
私の場合はQ-85となっています。
Q85/95D23L
この場合、Q85という表記と95D23Lは互換性があるということになります。Q85はアイドリングストップ車の表記なのかな。95D23Lは従来のバッテリー表記。
・最初の数字(85や95)が大きくなれば、容量がでかくなるので、蓄電量に余裕ができる。
これを小さくするとバッテリーの負担がでかくなるので、バッテリー寿命に影響しますから、規定以上を選びましょう。でかいと逆に余裕ができます。
・最後のLRに注意
私コレ知らないで間違えて買いました・・・ プラス・マイナス端子の位置が入れ替わるのですが、そうなると配線の長さが足りなくなって装着できません。バッテリーの場合、出荷と同時に劣化がはじまるので、間違えると基本返品交換は効きません。
安物買いの・・・になってしまったと落ち込みましたが、会社のハイエースがぼちぼち交換で、偶然そのサイズだったので助かりましたw
・よくわからなければカーショップの方が無難です。作業が簡単なのでそこまで工賃も高くないです。
カーバッテリーの交換費用
ポイントとしては・・・
・ディーラーはお高め
・作業は簡単なのでカーショップなら安く済むかも。3000円くらいかな。
・DIYが一番安い
といったところでしょうか。ディーラー>カーショップ>DIYになります。
バッテリー自体は通販が安いですから、トータルで考えるとDIYが安いです。
自分で替えてみた
交換自体は難しいことはありません。バッテリーを見える状態にして、マイナスを外し絶縁(マイナス端子が車体に触れないようにします)、プラスを外し、バッテリーを止めているステーを外します。
古いバッテリーと新しいバッテリーを入れ替え、外すのとは逆の順番で組みつけていきます。この時バッテリーかなり重いです。腰にくるほどの重さで、体勢もかなりキツイです。覚悟してくださいw
最後にマイナス端子をバッテリーにつなぐ際に多少バチバチとスパークしますが慌てないようにしましょう。
ちなみに外した古いバッテリーはガソリンスタンドなどで無料で引き取ってもらえます。廃バッテリーって実はお金になるみたいですね。
してその結果は・・・
5年物のバッテリーを新品に交換したわけですから何かしらの変化は出ると思っていましたが・・・
・まず始動が早い。セルスターターがパワフルになってエンジンのかかりが良くなりました。
・アイドリング音が静かになりました。
・自分で交換したという思い込みも大きいですが、電気に余裕を感じます。
バッテーリー交換のカーオーディオへの影響
そしてオーディオ。純正ではパナのバッテリーがついていました。
当初の予想では「パワーが載って、元気溌剌な音になる」と予想していました。実際は・・・
・多少パワーが出ますが、それよりも音のつながりが良くなって、まとまりが出ました。マイルドになる感じ。
・音場が広がりました。球体に例えると限界が無くなった感じ。
・交換直後は低音が出まくりますが、しばらく乗って馴染んでくるとこの辺りは落ち着いてきます。
予想とはだいぶ違ったのですが、結果的にはオーディオが進化したと思います。私のシステムだと聞きやすく、まとまりが出つつ、広がりが加わった感じです。もともとそういう方向でシステムを作っているので個人的にはかなりありがたい効果が出ました。
まとめ
バッテリーは上がってもジャンプスターターで復帰しちゃうなんてこともありますし、やはり「ダメになったら交換」と考えることが多いです。車検で「そろそろバッテリー交換したほうがいいですよ」といわれても「いやいや普通に動いてるし」なんて考えますよね。私だけ?w
ただ自分で「あれ?なんか始動しづらくなったな」「電気が安定しない(ランプ等がちらつく)」なんてのが気になりだしたら交換すべきです。私は実際始動が悪くなったと感じていました。
交換に関してはそこまで高額な工賃を必要とする作業ではないですから、ショップに任せちゃってもいいかもしれません。というか任せた方がいい。でもDIYでも簡単な作業です。
カーオーディオ的にはパナソニックCAOS・オプティマなどが薦められていることが多いですが、普通聴き比べできないですし、主観が9割ですから当てになりません。私は師の勧めもあって日立のタフロングプレミアム。安い・人が使ってないと私の性格に合ってますw
くれぐれも最後のLRには気を付けてくださいね。返品効きませんからw
コメント
バッテリーのお話なのでこちらに来ました。(笑)
私の車は、充電制御のみなので普通のタフロングにします。
アイドリングストップ車なので仕方がないですが別の方がプレミアムを入れたら下がパワフルで上がイマイチだったと報告が有りました。
でも、半年立ったら治ったそうです。(笑)
また、上のメーカーさんのはオーディオ的に良さを感じになりますが音楽性はやっぱり❓になりますね。
因みに某ショップさんのオススメでもありますね。
過去のバッテリーで自分的に一番良かったのはジータCXで今でも売っていれば高くても購入してたかも知れないですね。
車の環境やオーディオシステムの影響があるでしょうからこの辺はわかりませんよね。
オーディオは人が勧めているから正解ともなりませんし、難しいです。
そのあたりを調整していくのが楽しくもありますが、果てしないですw