カーオーディオにおけるSimplicity

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私の2019年はカーオーディオに始まり、カーオーディオに終わりました。1年間、ほぼ毎日システムをいじり、聴いて、チャンスがあればオフ会でいろいろな音を聞き、紆余曲折しながら作り上げた、今の自分の音を聞いて思ったことなど。

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Simplicity

今までいろいろな趣味に踏み入れては、人並み以上にのめり込んできました。

この記事はカメラにハマった際に感銘を受けて、気が向くと読み直していたブログ記事。この記事を久々に読んでみて今更気づいた。

「あれ?カーオーディオも同じじゃん」

カメラはボディ2台、レンズ8本くらいまで持っていたかな?金額的には150万くらいかけました。ハード的には問題ないはずなのに、ゾクっとくるような写真がなかなか撮れない。解像度は高いだけのセンスのない写真の乱発に「俺ってセンスないんだな」と思いはじめた時、この記事に出会い「写真が趣味」ではなく「カメラ(機材収集)趣味」だったことに気づかされました。

以降カメラ(機材)熱は冷め、「写真を撮るぞ!」という時でもボディーひとつ、レンズは一本にしました。設定値は二の次、そのレンズの画角で、どんな構図で、どんな仕上がりを期待して、そのイメージと実際がどれくらい合致するかを気にしながらシャッターを切るように心がけました。すると「それなりのもの」が撮れる数が増え「やっていいこと」と「やってはいけないこと」がわかったり、それまで気づかなかった写真の楽しみ方や難しさを知るようになりました。今でも一人でドライブに行くときなどはカメラを必ず持って行って楽しんでいます。

「機材や設定は二の次、写真を撮ることだけを考えてシャッターを切れ」

ということ。もっと端的に言えば、

「写真を撮る感性を磨け」

「音質」はどうでもいい「音楽」を探せ

カーオーディオの場合。100%機材から入らざるを得ません。メーカー技術者が考えて作り上げた純正オーディオの「音楽バランス」を崩して「音質」を求めるところから始まります。

これはDIY でもショップユーザーでも同じ。機材を取り付けて欲しい音を手に入れることが目的となっています。全体のバランスは否応なしに崩れていきます。

私の場合も同じ。Webを読み漁り、良いと思われる機材を探して取り付けるだけ。一応それっぽい情報から調整っぽいこともしましたが「こんなんでいいのか?」レベル。まぁこの時点で当然純正以下です。限界を感じてそこで一旦カーオーディオは諦めました。

2018年の秋に、とあるきっかけで読み込んでいたブログ筆者のお弟子さんの車を聞かせていただく機会に恵まれました。コレが衝撃だった。音が柔らかくて車全体が歌っているような車。何時間でも聴いていられる雰囲気がそこにはありました。

それからはブログ主を紹介していただいて弟子入り。一気にのめり込みました。師匠の言うとおりにいじると、機材は一切変えていないのに、みるみるうちに私の車の音がまとまっていきます。バラバラだったものが車内でまとまっていく感じ。ユニットの設定はすべてOFF、取り付け方法を見直すだけ。それが2018年の冬でした。

ひたすらいじって、ひたすら聞き込んだ1年

それからは毎日師匠の指示に従ってシステムに手を入れ、出てくる音楽の感想を伝えるとともに「もうちょっとここが欲しい」的な要望を出しつつ、次の一手という感じ。答えはズバッとは教えてくれません。まず作業をして、何処がどう変わったを自分のことばで表現します。そしてその結果についての答え合わせを繰り返してきました。この作業を進めていくうちに、いつのまにか「聴きどころ」「どうすればこうなるのか」「なぜこうなるのか」がわかってくるようになりました。

そうなると自分の使っているユニットの長所・短所が徐々に見え始め、それを改善すべくユニットを入れ替え、今のシステムとなっています。

作業と調整の一方でいろいろな音を聞いてみるということを並行して行いました。2019年、1年かけて参加できるオフ会にはすべて参加。オフ会で知り合った人から誘ってもらったり、イベントがあれば顔を出すようにしてきました。気になるブログやショップがあればこちらからお願いして聞きに行くなんてこともしてきました。

この1年間で聴いた車は、純正から数百万円かけている車、メーカーやショップデモカー、コンテスト入賞車まで含めて100台弱。

どの車も音質はかなりいい。私の車では出ていない音もたくさんありましたが、その一方でものすごく気になったのが「人工臭」。音が半音上がっているというか硬いというか、私の表現でいうと「裏返っている」という印象が拭えませんでした。逆に私の車に対して皆さんから出てくるダメ出しは「曇っている」「音域が足りない」「音が出ていない」というものが多かったかな。でも「聞きやすい」「懐かしい」なんて評価もいただけました。

情景が浮かび上がる車

2019年の夏、気がつけばシステムは全部入れ替わり、オフ会での私の車の評価も徐々に褒められることが増えてきて、調子に乗り始めましたwそんな時に、理想の上をいく車に出会いました。

複数のスピーカー、見たことも、聞いたこともないような機材をふんだんに投入しつつ、圧倒的な臨場感と感動を与えてくる車。それだけの機材をまとめ上げることも凄いけれど、初めて音楽を聴いて「目の前に情景が浮かんで」きて驚きました。カーオーディオでこんなこともできるのかよ!という驚き。

最初はその音がうらやましくて、同じ出音にすべく師匠にいろいろと教わりましたが、そもそもシステムが違う。やり方ももちろん違うので全く同じは難しいというか無理なことに気づきました。結果私が感じたのは「人の音はあくまで参考」「それが目標ではない」ということ。同系統の音に近づけることは不可能ではないけれど、それが果たして自分の求める音なのかは別物ということです。

といいながらも、今でもその車に出会うたびに必ず聞かせてもらって、今の自分の音との違いを確認し、どういう音の出し方が必要なのかをオーナーに教えていただいています。めったに出会えない音なので、物凄い勉強になります。

Simplicityを気づかせてくれた車

「情景が浮かび上がる車」を参考にしつつ、作業を続けて半年、年末に師匠からある車を聴く機会をもらいました。師匠が認める車。

その車はかなり古いHDDナビに純正スピーカー・・・だけw 音源MP3・・・ ハッキリ言ってショボいの極み。というか「え?ナニコレ」状態。

しかしその音もまた凄かった。ボディーのフロアどころか地の底から出てくる低音、それらが積み上がって欠損なく音が車内に溢れ出し、天井のさらに上から高音が降ってきます。もともとハイレゾは信じていませんし、システムが出来上がっていればソースは何使ってもキレイになると思ってはいますが、MP3でここまできれいに鳴らす車は初めてでした。完成された調和の世界。CDならば当然そのスケールアップ版。「情景の浮かび上がる車」のように物量投入でまとめあげたものが一つの完成形と考えていた私には、このシンプル極まりない車の音は衝撃でした。

この2台、やっていることは全く正反対だし、出てくる音もシステムの違いから似て非なるものではあるのですが、私が聞いてきた車の中でもでは完全に近い「まとまり」を感じさせてくれます。

共通することは「オーナーの求める音楽」が見事に再現されているところ。これが刺さるんです!

コメント

  1. toyland より:

    こんばんわ。
    tyuruさんのブログは理解出来なかったんです。しかし、車に籠もっては読み返しするとひとつ理解でき、また理解出来ない内容にブチ当たりを繰り返しています。丁度先程も読み返しおりました。年末にサービスホールを塞いでみると、音場が変わりビックリ。楽しいですね!やっとTAを使わなくてもマシになりました。tyuruさんのブログを楽しく読み返させて貰ってます!

    • tyuru tyuru より:

      目に見えないものを表現するので理解するのも難しいですよね。ただ「あ、これのことか!?」みたいなものが積み重なるうちにどんどん面白くなります。
      多分私の書いていることって誰もが通る道なのだけれど、気づかない人も多いし、気づいても訳が分からないみたいなところがあります。
      最近では禅問答みたいな話になってきていますからw参考程度に読んで頂けれまなと思っています。

  2. おてんぷ より:

    こんにちは!

    やはり経験に勝るものはないですね。
    そんなに色々なお車を聴いてらしたんですね。

    前回拙ブログで書いた「入り口に立った」発言は撤回しますw

    Tyuruさんが今そのセリフを聞いたのなら、僕はスタートすら立ってないです^^;

    お師匠さんには年末にアドバイスを頂いて実行し聴き込んでいます。
    またみんカラでもご報告するつもりですが
    どんどん音は変わっていっており、ますますどこに向かうべきなのか
    わからなくなってはいるものの、今後も楽しみです。

    まとまり、これの意味さえまだ掴んでないと思いますが
    まぁ自分なりにやってゆきますm(_ _)m

    • tyuru tyuru より:

      2019年はほんとチャンスがあれば聴きに行きました。

      最初の頃は「みんな凄いなぁ」と思って真似をしていましたが、あの車のこれとこの車のこれが欲しいなんてなると、まずまとまりませんw ただ知識が増えていくと「ここをこうすりゃいいな」とか「この音はこうすればいいのかな」なんて楽しみ方ができるようになります。

      そして数をこなして自分の車が成熟してくると、乗った瞬間「ん?」という車が出てきます。めったにいないですけれどw それが記事の2台かな。他にも「ん?」と感じる車は実はなんだかんだでいます。総じてそういう車は、世間の常識の範疇から抜けられていないのかなと思います。
      まぁでもカーオーディオは弄ったり、機材を入れ替えるのも楽しいですから、それを指摘しても余計なお世話になっちゃうかなと。

      人に教えてもらうのも大事ですが、自分でいじって聞くのが一番大事。私たちには間違っていれば指摘してくれる人がいる訳ですから、好き放題やっちゃって怒られればいいんですよw いじることで音の変化に気づくようになって、経験として積み重なって行きます。今でも弄って、元に戻す(大概そうなる)の繰り返しです。その中で得るものがあればラッキーな感じかなw

      おてんぷさんが私の人生を良い意味でねじ曲げたのですから、お会いするときには唸らせてくれないとダメですよ?w

  3. 青フォレ より:

    自分の場合は、参考にする人はトラックとミニバンを乗っている方ですかね。
    サウンドは、ストレートでかつダイレクトサウンドですねぇ。
    自分は、少し柔らか目を狙ってますねぇ。
    機材は、高い安いはあまり関係なく組み合わせでしょうか?
    また、カーオーディオは自家発電だから同じ機材を使っても結構音が違うだよね。(笑)

    最近、ファイルウェブのSNSを参考に仮想アースで遊んでますよ。

    • tyuru tyuru より:

      トラックとミニバンの方はまだお会いいたことないなぁ。まだまだ凄い人いそうですねw

      私はまだ音質を突き詰めるところまではいけていないかな?それなりには合わせましたし、世間の中の上くらいはいっているはずですが、世間の音がカリカリ過ぎて受け入れてもらえないかもw というか出るもん出てりゃ細かいことは気にしません。機材に関しては価格では決して無いと思います。タネも仕掛けもある訳ですから、やり方は違えど同じような結果は出ますし、その時どちらが正解というのはオーナーの判断になりますね。

      私はもう人の言葉は気にしないw 自分が欲しいものだけ追い求めようかなと・・・

      • 青フォレ より:

        私はもう人の言葉は気にしないw 自分が欲しいものだけ追い求めようかなと
        →それで良いと思いますよ。
        あれもこれも欲しがる人は大体失敗するするのが落ちですから。
        これだと思うものなら突き進めば良いと思いますよ。(笑)

  4. すーぱー泥沼君 より:

    遅れながら、、、
    謹賀新年でございます。昨年は為になるブログ記事誠にありがとうございました!今年も自分の望む音にもっていけるように突き詰めていきたいと思います!
    ソニーベッドで一通り経験しましたら現在入手可能な海外販売されているBluetooth無しのクラリオンにして比べてみたいと思います。
    紹介されていた鬼滅の刃面白かったです!続きが楽しみです^_^

    • tyuru tyuru より:

      ヤフオクでDXZが一番安上がりで音も良いですよ?見えないけど!w 私は今年も「雷の呼吸 壱の型」で一直線ですw

  5. すーぱー泥沼君 より:

    こんな事もあろうかと、昨年
    クラリオンさんに再販を熱望しておしました!電話で!
    雷の形ですか!僕の形は真似だらけなので、何らかの我流でチャレンジしてみます!
    年末ジ◯ンボが外れたのでphassアンプ買えませんが逆流伝が気になり出したのでライントランスを調べています。
    これ噛めば逆流伝抑えれるんじゃねという素人の単純な発想でございます。笑

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