パッキング方法
これは人によって違うのですが、私の場合を書きます。
上重下軽
行動中に使わないテンバ用品(テント・シュラフ・マット・着替えは全て縦に突っ込んでいます。縦に突っ込んで下地を作り、その上に重いものを載せていく感じです。上に乗せていくのは行動食・防寒着・などかな。下の方は軽く、上のほうは重くで歩きやすくなります。水は私はプラティパスならサイドに入ります。ペットボトルなら上です。
左右バランス
行動中の障害にならないように左右バランスは気を使いましょう。私は背中から転げて、ブリザードの立山で亀の子状態になって「死・死ぬぅぅぅ」と思ったことがあります。
パッキングの注意点
あまり物をブラブラさせるのは良くないです。引っ掛けて身動き取れないとか結構イラつきます。できる限りスマートに。晴れていてもザックカバーを使っちゃうのもありです。
もし忘れ物をしてしまったら
致命的な忘れ物ならば山行は諦めるか、小屋を使うほうがいいでしょう。工夫でどうにかなるものならば乗り切れるとは思いますが慎重に考えましょう。
まとめ
準備で8割が決まる
テン泊山行の成否は準備段階でどれだけリアルにシミュレートいていたかにかかっていると言っても過言ではありません。シミュレーション外の事はなるべく起きないような配慮も必要だと思います。急なルート変更、日程変更(強行)などは危険です。この記事を書いている途中に行った山行では思いっきり失敗しましたw
オートキャンプとは別物
ちなみにオートキャンプ好きの人、私もそうですが、オートキャンプは快適性を求めがちで、オートキャンプで使うものはテン泊では意外に使えません。一番の理由は「でかい」「重い」。
使えない事はありませんが、どれだけ少ないアイテムをどれだけ効率的に使うかが求められます。コットや椅子、あれば便利かもしれませんが自分の歩荷力(運搬能力)を見極めてから持っていくようにしたほうがいいです。
つまり最初は必要ありません。
不安なら持っていく
登山直前でロッカーに入れるとか車に置いておくとか、場合によっては送り返しちゃうことはできるわけですから、とりあえず持って行って考えてもいいでしょう。
私が一番悩むのはフリース。意外にかざばって重い。私はフリースは基本持っていきません。初めての山小屋泊でフリース持って行って邪魔だったんですよね。あともう一回持って行ったことがあったのですが、その時も邪魔で「フリースは邪魔だ」という考えを持ってしまっています。山用のジャケット、ダウンなどコンパクトになる代用品があります。着るものは予備を持っていくとかなりの重さになります。実際に行動を始めると着の身着のままなんて普通ですw 日程や季節にもよりますが予備1くらいでちょうどいいのでは無いでしょうか。
フリースの代わりにというか万能なのはこいつです。高いけど最強。patagoniaのナノエアも似ていますね。
重さとのバランスをよく考えて持っていくかを決めましょう。
経験を積めば積むほど厳選されていく
最初は何かと不安でいらないものたくさん持って行っちゃうものです。山行というよりテントメインで練習したほうがいいくらいです。
私は丹沢のテン泊訓練が基本になっています。鍋とか缶詰とか、今なら絶対持っていかないものを23キロくらい持って行って、塔ノ岳の登りで果てましたw その後の瑞牆山でさらに荷物が減って、今だと総重量18キロくらいですね。食関連がショボい山行になってしまいますが、完走を目標とすると私の場合はこうなっちゃうかな。
1回2回と回を重ねれば、自分に必要なものはどんどん厳選されていくので、経験を積むことが大事だと思います。
テン泊は行動中ホント辛いんですが、完走後の達成感・充実感は半端ないです。自分の予定通りに事が運んだり、不意の事態に対応できたりすると「やればできるじゃん!」と妙な自信を持てます。
自分だけの最高の山行にチャレンジしてみましょう!
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