登山アイテム　三脚を考える

登山にカメラ三脚というのは、余程カメラが好きでないと持って行っても重くなるだけという代物だと思います。私は過去に何度か三脚を担いで山へ行きましたが、ほとんど使ったことはなくｗ「あぁまた無駄な荷物を・・・」と後悔したことは数知れません。日帰り登山などで時間が限られている場合、複数人で登山に行って行動を制限してしまう場合（写真撮るからちょっと待ってとか）まず使いません。また予想以上に疲れてしまっている場合なども絶対に使わないと思います。それなのに何故三脚を持っていくのかというと、夕景・夜景・朝日などをうまく撮りたいからです。しかし残念なことに、ご覧の通りの惨憺たる出来栄えなことは置いておいてｗ　いつの日か奇跡の一枚が現れることを願いつつ、今後も三脚を担ぎ続けることでしょう。

マイクロフォーサーズの場合、ボディとレンズがコンパクトなので三脚自体はそこまで重厚なものを使わなくて済むというメリットがあります。かといってマイクロフォーサーズ専用三脚というものがあるでもないので、比較的安く、軽量な三脚システムを考えてみました。

三脚が面倒な理由は先の疲れや時間的な制限もありますが、いちいち台座にカメラを固定しなければいけないというのもあります。三脚を使う理由はカメラが動かないように固定する為ですから、この儀式は必須です。しかしこれが面倒ｗ　以前は無いよりはあった方が良いかなということで、「JOBY ゴリラポッド SLR-ZOOM + 自由雲台」
というのを愛用（ほとんど使っていないのですが・・・）していました。しかし、携帯時にカメラを固定する「CAPTURE CAMERA CLIP SYSTEM 」がカメラの三脚用の穴を使用してしまっているので、Captureの台座を外して三脚用に付け替えるというのが何とも手間になり、持って行っても使わない直接的な原因だったと思います。ただこのCaptureの台座はアルカスイス互換（台座の規格）となっており、アルカスイスの雲台（三脚の上の部分）には台座の付け替えなしに、そのまま固定することが可能となります。アルカスイスの雲台というと性能も値段も相当なものなので、軽量でアルカスイス規格互換な自由雲台をまず探しました。3Wayでなく自由雲台にする理由は重量とパッキング時にあまり凹凸が出来ないようにしたい為です。　

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　そこで見つけたのがKenko 雲台 FP-95 アルカスイス互換
です。SIRUIのOEMだと思いますが作りはかなり良いのではないかと思います。ボール部分のストレスのかかり具合も良い感じですし、がっちり締めれば（そこまで強烈に締め込まなくても）OM-Dなら動くことはありません。重さは360ｇとちょっとありますが、見合った性能バランスだと思います。水準器は２軸です。
　次に三脚の足の部分ですが、これも軽量なものなら何でも良かったのですが、カーボンという響きに負けｗ　Velbon カーボン三脚　Geo Carmagne E333M
を選びました。これは自由雲台も付属してきますが、アルカスイス互換ではないので先のFP-95へ換装します。これでおよそ１ｋｇの三脚が完成。それまで持っていたSLIKの三脚が2kgでしたので半分になりました。アルカスイス互換でこの重さならば最軽量の部類になると思われます。

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　注意点としては取り付け時に雲台側と三脚部のネジサイズが違うのでエツミ ネジアダプターL
を使用します。また登山ザックの横に差し込む感じの携帯方法を前提で組んだので、折りたたんだ状態でも全長が４０Lザック並みになります。

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　まぁいくら軽くなったと言っても1kg、ゴリラポッドならば165ｇです。使用頻度を考えると手間がかかってもゴリラポッドでも良いような気もしますｗこのあたりは自己満足度を上げるか、やはり、体力と相談となりますね・・・

このシステムを導入したきっかけは、初めてのテント泊でその荷物の重さに耐えきれなかった時ですｗ　グラム単位で荷物の軽量化を考えたときに、性能と重さのバランスで考えるとこんなものかなと。実際には瑞墻山と北海道でしか使っていませんが重さは苦にならないかな。帰宅してから現像した際に「あぁ辛かったけど持って行って良かった！」と思えるところが良いですね。

2014/8/25

条件がありますがさらに軽量な三脚システムを使い始めました！こちらです。