新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年は何かと忙しそうな予感がしますが(特に仕事関係)、マイペースで前向きに頑張っていきます!
新年早々昨年末の山行のご報告。毎年12月30日は登山の日w 今回はいろいろ悩んだ末、甲武信ヶ岳へ行くことにいました。甲武信ヶ岳は何度か行こうとしたことはあるのですが、その高低差(1300m)にビビって、なかなか行けなかった所です。最初の予定では少しでも楽をしようと北側の毛木平から入るルートを考えていたのですが、今年は降雪量が多く、ヤマレコ等を見ても「ラッセル」とか「敗退」なんて言葉がちょこちょこ見受けられる状況。北側ルートのアクセス途中に通る川上村役場に降雪量をお聞きしたところ、除雪してあるかは怪しいとのこと・・・しかも毛木平へ行くには中央高速から清里・野辺山を抜けるというのが、どうみても厳しそうなので、あとあと融通の効きそうな南側・西沢渓谷からのルートをとることにしました。まぁここなら敗退しても「危険だった・・・」で済ますこともできるかなとw 一昨年の12月30日は大菩薩嶺に行きましたが、ずっと雨で凍え死にそうな勢いだったので、さらに雪のある今年は万全の準備で挑むことに。前日に横浜駅のカモシカスポーツへ行き、ワカンも準備しての登山です。
朝2時半に起きる予定が、寝坊して3時半に起床、4時に横浜を出発。車で西沢渓谷までは特に渋滞もなく6時50分に到着。マイナス6度だったかな。西沢渓谷の手前3キロくらいから雪が見え始め、登山者用の駐車場へ入るスロープには雪がありました。これノーマルタイヤだと滑る可能性があるので、心配な人はその手前の「道の駅みとみ」に駐車した方がよさそう。私は人もいないので突撃しましたが、どうにか滑らずに到着することが出来ました。
駐車場から見たモルゲンロート。かなりキレイでした。天気も良かったので気合入りました!
装備をチェックして7時20分にスタート。最初は西沢渓谷まで平坦な道を歩きます。渓谷に入ったところで登山道らしきものがあり、ここからかなと思って入ろうとしたのですが、たまたま同じタイミングで歩いていた人に聞いたところ、その人も初めてながら慎重な人のようで、近くの掲示板を確認。実際はもっと奥から入るということに気付きました。これ一人だったらハマってたな・・・最初だけ近丸新道と徳ちゃん新道にわかれていて、途中から合流して戸渡新道となるのですが、近丸新道は全くトレースが無かったので引き返して徳ちゃんで登ることにしました。ここからが6時間の登りです・・・ 登る前から既に雪だったのですが、距離もあるし、しばらくはアイゼンなしで行くことに。コレがいけなかった・・・ 勾配がきつくなるにつれ雪で滑るようになり、靴の中で辺に力を入れてしまうので靴ズレが・・・ 両新道の合流地点までアイゼンなしで登りましたが、もう踵が痛くて痛くて。またここは石楠花の有名なところで、花の時期はさぞキレイなのだろうなというくらい石楠花だらけなのですが、花の無い時期だとザックに引っかかってムカつきますw 足は痛いし、石楠花は面倒だし、勾配はキツイしでかなりストレスのたまる道でした。
合流地点に着いたのが10時20分。スタートから3時間。コースタイム通りすぎて萎えました。もうちょっとスピード上げないとまずい。ここで休憩がてらアイゼンを装着、さらに3時間登り続けます。
アイゼンをするとかなり効率は上がりましたがそれでも長いっすw 木賊山(とくさやま)の分岐まで視界も石楠花のみでほとんどなくなんかもう苦行状態。年末なので今年一年を振り返りながら苦しみを忘れる作戦でそれでも2時間はかかったでしょうかw
木賊山山頂直前で視界が広がりかなりの絶景。富士山はきれいだしこの左の方には大菩薩嶺を見ることができました。
木賊山の分岐からは平坦になり、天気は最高だったのでだいぶ気がまぎれちょっと回復したところで甲武信ヶ岳が見えてきます。
しかしこれ・・・また降りて登り返すのかいw 苗場山より絶望的な登り返しを拝み心が折れかけますw まぁここまできたら行くしかないので木賊山を下っていくと、谷間に甲武信小屋が出てきます。
ここの小屋は11月末でいったん閉まるのですが、年末年始だけ年越し登山客のために開かれるそうで、とりあえず中に入ってコーヒーをいただきました。この時点で13時20分結局6時間かかってます・・・ 風が無かったのが救いで、寒いことは寒いのだけれど耐えられないほどではありません。コレで風があったら宿泊決定だったんじゃないかなw コーヒーとストーブでちょっと回復したので山頂へ。木賊山~見たときは絶望的でしたが、実際にはそこまできつくなかったかな?
>
頂上は貸切状態で風もほとんどなかったので写真撮ったりご飯食べたりのんびりしていました。
14時半になってさすがに下山することに。もう登りは木賊山だけなので気が楽ですw道もがっつりトレースがついているので迷う心配もありません。下山途中には甲武信小屋に宿泊予定の人たちが何組かすれちがいました。
新道の分岐地点で17時。日が暮れましたwヘッデンをつけて進みますが、もうこのあたりは何も考えず、事故だけはこわいのでのんびりと下り続け、結局駐車場に着いたのは19時過ぎでした・・・
グダグダ感満載ですが天気も良かったし、ひたすら雪景色だったので、一泊すればものすごく楽しい登山になったと思います。ピストンするならばそれなりの体力かそれなりの若さが必要だと思いましたw 石楠花の咲く頃に一泊で来てみたい気がします。GARMINのログを見てみたら結局積算で1700mくらい登りますね。富士山が1800mなので過去2番目の登りだったようです。こうして考えると1000m前後の登りが私にはちょうど良さそう。ちなみにワカンは一切出番なしでした。登山客が多いのでトレースががっつりついていました。これラッセルあったら早目に判断した方が良いと思いますw
2013年は百名山でいうと瑞墻山・金峰山・槍ケ岳・谷川岳・苗場山・霧島・そしてこの甲武信ヶ岳を新たに登頂することができました。2014年はどこに登れるのかな?今から楽しみです。
コメント