今使っているメインパソコンは自作パソコンで、CPUがCore i5 2500kなので単純に2011年・・・気づいたら10年使ってたのねw ブログ探したら記事もあった。
このパソコン、多分今までで一番長く使ったパソコンなんじゃないかな?当時はそこそこのスペックでゲームもそつなくこなせて万能だった。気が付けば10年、途中電源・メモリ・ビデオカードが壊れて交換した。実用性は今でも全然問題ないといえば問題ない。仕事で使うOffice等も快適に使えている。デスクトップ型の自作PCはノートのような世代を経るごとの陳腐化が少なく、ともすると最近のノートよりも快適だったりもする。
デスクトップ機は単純にスペースが取れるので負荷をかけても冷却が間に合うため、ノートより耐久性が高く負荷をかけて耐えてくれる。ノートはいろいろコンパクトにまとめるため、熱の影響を避けられず、熱による性能低下を避けられない。
そんな10年物のパソコンで唯一困っているとすれば、カメラデータの現像。画像の表示が遅いとか現像設定の反映に時間がかかるようになってきた。場合によってはフリーズに近い状態(でもフリーズはしていない)。
昨年くらいから大量の画像の読み込みの際にプチフリーズみたいなことが多くなってきていて「そろそろ作り直すかなぁ」なんてなんとなく思っていた。
パソコンを更新するタイミング
パソコンはどんな時更新するのがいいのか。更新しようと思う時点で何かやりたい作業があるとか、スペック不足を感じているわけだから、すぐ更新したほうがいいに決まっている。
が、ハードスペックは日進月歩なので、買った翌日に新製品が・・・なんてことも起きうる。そこまでではなくても半年以内に新基準のパーツが出てくるなんてことは普通にある。だからといって時期を待っていると一向に更新できないw これが「今は時期が悪い」理由だ。
私の感覚で行くとそれなりのスペックを維持するなら、チップセット(マザーボードの規格)の更新時期がいいと感じる。チップセットが更新されたときに安定志向で旧型を選んでおくかがいいと感じる。1世代遅れくらいならばそこまで大きな性能差は出ないのと安定性が抜群というメリットがある。コストも安くあがるときもある。
ちなみにノートの場合は3月と9月に新製品が出て旧型が安くなる。この時期に欲しいものがあったら飛びついていいと思う。ただしデスクトップに比べると耐久性は低い。
最近は軽量化・薄型化のためすべてオンボード化されるようになってきていて、RAMも増設できないものが増えているし、バッテリーも簡単に交換できないような造りになっている。ハードのトラブルに対応するにもいちいちメーカー修理や業者の修理が必要になる。
今は時期が悪い
これよく言われるけれど、2021年の3月は本当に時期が悪かったw それなりのパソコンを組もうとした場合、インテルはCPUが11世代に代わった時期で(3/30発売)、ライバルのAMDはインテルより性能がいいということで人気が出過ぎて枯渇、グラフィックボードは仮想通貨のマイニング需要で枯渇して値段が跳ね上がっている。
かといってこの物不足がいつ解消されるかは誰も分からないという状況。状況は悪いが、あるもので間に合わせるしかないといったところか。
いろいろな通販でおおよその方向性を決めていろいろなパターンを試し、大体この辺りを買えばいいかなと勉強して、アキバへ向かった。
通販ではなく秋葉原で一通り揃えた
最近の私なら迷わず通販で全部揃えたいところなのだけれど、前回数十年ぶりに秋葉原へ行ったら楽しかったので、今回は買いに行ってみたw
といってもどこで買っていいかわからず、何となく歩いているうちに結局TSUKUMOに流れ着いていた。
結局ツクモで全部見繕ってもらった
TSUKUMOはフロアごとにパーツが分類されていてわかりやすかった。さらに6階へ行けば自作相談コーナーがあって、係の人がつきっきりで一通りそろえてくれるというサービスがあり(無料)、これをお願いした。
一応予習してきた知識を総動員して係の人に伝えたのは・・・
目的
Lightroom現像が早ければいい。画像はNAS保存
予算
コミコミ15万以内
お任せな部分
ケースや電源、冷却等は一番無難でいい。
譲れない部分
ストレージはM.2SSD Coreならi7 Ryzenなら5シリーズ RAMは32G
その他
OSは自分で用意 そのほか必要なものがあれば買う
今回購入したパーツ
以前なら買ってきたらすぐに組まずにはいられなかったが、今回は組むのが面倒でしばらく放ってあったwやっと最近組んだけど、いつの間にやらいろいろ進化していて結構戸惑ったw
パーツ | 製品名 | 備考 |
---|---|---|
CPU | intel Core i7 10700k | 今は11世代だが10世代 そこまで変わらないと思ったというか待てなかったw |
マザーボード | Asus ROG STRIX Z-490F | CPUに合わせて最速より安定志向で使わない機能(wifi等)は無し |
メモリー | Crucial DDR4 32G | オーバークロックはしないのでやはり安定もの |
電源 | Cooler Master V650 Gold V2 | 新発売の電源らしいけど、何が良いのかはよくわからない。ただこのメーカーは昔から好き。 |
ケース | NZXT H500 | 初めてのメーカー。ただの鉄の箱だけど配線がきれいに収まるようにいろいろ驚かされた。 |
ビデオカード | MSI Geforce 1660 super Ventus XT OC | 今ビデオカードは本当に売っていない。たまたまあった普及機だけど30000くらいしてた。いつ供給が戻るかわからないので我慢できなかったw MSIのビデオカードはASUSより安定するイメージがあって、今までも使うことが多かった。 |
M.2 | Western Digital WD Black SN750 500G | ストレージはM.2で |
OSは家にあるものから引き継ぎでWin10 Pro。DVDドライブとかその他は全部外付けを持っているのでそれを使う。
組んでみたらいろいろ変わっていたw
ケースは見た目重視な時代だった
ケースはピンキリなのだけれど、まぁよく光るw LEDでキラキラさせて魅せるパソコンが多いらしい。パソコン見てきれいだなぁとかふつうやらないと思うんだけど、おっさんには理解不能な世界になっていた。
また電源を別室にしていておそらく熱願を分散させるんだと思うけれど面倒。ただ配線がのたうち回ることがないように配線抑えみたいなのがあちこちにあって魅せるのも大変なんだなぁと思ったw
ちなみに今回勝ったケースはストレージ用の穴がない。
マザーがヒートシンクで覆われている
M.2 SSDは発熱がすごいのだが、マザー自体に巨大ヒートシンクがついている
これによってストレージへの電源線やSATAのケーブルがなくなる。非常にスッキリする。
CPUには大型ヒートシンク
CPUには純正クーラーが付属しておらず、別途用意する必要がある。「簡易水冷」なるものもあって結構本格的。私大昔に水冷システムを組んだことがあって、組むのは楽しいけれど、ばらすのが面倒でさすがに水冷にはしなかった。今のは結構楽っぽいけどね。その代わり空冷用のでかくて重いヒートシンクが必要になった。ここまでしないと早くならないのはちょっと・・・ まぁこれがデスクトップとノートの差なんだろうな。
最初はわけわからない部分もあったけれど、なんだかんだ2時間くらいかけて組んだかな。
今のデスクトップは如何に!?
そして組みあがって電源投入。まぁ特に何がってことはないけれど、驚いたのはOSのインストール。おそらく5分くらいで終わっている。「Youtubeでもみながら・・・」なんて思っていたらすぐに終わって驚いたw SSDもすでに時代遅れなのか・・・まぁこれは本当に早い!
ただ当初の目的であったLightroomに関しては「え?この程度なの?」というくらいしか変わっていない。大量のRAWデータを読み込ませたときのサクサク感は格段に上がったけれど、それ以外は思ったほどではなかった・・・ Lightroomに必要なスペックとかいろいろ調べたけど、提灯記事だったようだw RAM32で10世代前後のi5で組めば十分なのではなかろうか。
組みあがってからなんだかんだで2週間くらい運用しているが、何でもかんでも楽々こなしている感はあるが、際立ってすごいと感じることはあまりなかったり・・・ゲーム以外の用途では最新を求めてもあまり意味ないかなと思ったのが本音。ゲームをしないならi5やi3で必要十分だと思う。
今回15万円くらいかかったけれど、ゲームしないなら10万も出せば相当便利なパソコンを余裕で組めるんだなと思った。
まぁでも余裕があるのとないのとではだいぶ違うので、なんだかんだこの10年ぶりの自作パソコンを毎日楽しく使っている。パソコンを使う時間が増えたことで仕事がはかどるようになったのは事実。飽きるまでだけどw
コメント