最近まじめに仕事しすぎて煮詰まっていたので、思い付きで登山に行ってきました。
当初尾瀬を考えていたのですが、どうも天候が怪しい。
そこでテントで縦走できる比較的近場を考えたところ、南アルプスの白根三山が良いのではないかと思い立ち日程調整。師匠におおよその流れを聞いて準備をし行ってきました。
奈良田第一駐車場。この日はまだピーク前ということで広河原への始発バスは8時半。横浜を4時に出て7時過ぎに到着、のんびりバスを待ちます。ちなみに身延駅に最後のコンビニがあるだけで、以降商店はありません。車でアクセスする場合はご注意を。
またここから車で3分のところに第二駐車場があります。バスは第一始発で第二で登山客を乗せるため、バスで座りたければ第一、下山後に楽したければ第二が良いです。下山後最後の徒歩10分がきつかったです。早めに第二に車を停めて、第一まで歩いちゃうのが良いのではないかな?オンシーズンはバスも増発されますが、人気がありすぎて乗り切れない場合があるようです。
このバスで広河原までおよそ1時間。山間の峠道を走ります。乗り込んだ時に汗臭くて「ん?俺が臭いのか?」と思いましたが、師匠曰く「南アルプスのバスは昔から臭い」と言っていましたw 八ヶ岳や北は一般の人も乗るからきれいなのかな?こちらは登山客専用だから臭いのかもしれませんw
広河原バス停。広い河原と勝手に思っていたのですが広場ですw ちなみにここではもうごみを捨てることはできません。2階に売店がありました。ここで準備を整えて登山開始です。
今回テント泊縦走ということで18kgの荷物を背負っています。初日は肩の小屋までひたすらの登り。標高差で1500mあります。この重さは初めてなので、かなりゆっくり目で登っていたのですが、下ばかり見ていたらいきなりルートを外していましたw 当初楽そうな二俣へ向かう予定が御池コースに変更。
天候は良かったのですが、そこまで暑苦しくなく、またこんな感じの沢もあって、重さ以外は気持ちのいい山歩きができていました。御池小屋までは・・・
白根御池小屋。テン場もあります。ソフトクリームもあります。まだまだ元気があったので小休憩です。
白根御池と北岳、そしてバットレス(クライミングルート)。雪渓がまだだいぶ残っています。ここから草スベリ(500mの直登ルート)で、これがきつかった・・・
この時期は高山植物の季節。3日間花は咲き乱れていました。こういう登山も良いですね。
草スベリ終わりごろからお花畑があちこちに出てきます。
二俣ルートとの合流点。コースタイム通り。というかそれじゃ遅いわけですが重さを差し引けば今の私ではこんなものでしょう。今回はetrexなしでfenix3のみです。fenix3にルートを入れて、基本は地図を見るようにしました。
振り返れば鳳凰三山。最初は見えなかったオベリスクも上に上がれば上がるほどその姿をはっきり確認できるようになります。
小太郎尾根と小太郎山(手前)。奥で雲をかぶっているのが甲斐駒ケ岳です。
やっとついた肩の小屋。6時間かかりました・・・
小屋で受付を済ませてテントを張ります。もっと面倒かなと思っていたのですが、早く横になりたい一心でテントを張るのは苦になりませんでしたw
ここのテン場、岩場で、遅い人は傾斜地になります。もちろん私は傾斜地でしたw鳳凰三山を眺めながらコーヒーが飲めるテント・・・いい!一番左の赤いテントが私です。
とりあえずコーヒー。今回糖質制限もあって食べ物はソイジョイとコーヒーとココナッツオイルですw非常食にアルファ米お菓子少々。おなか減って耐えられなければ小屋で食べる予定。3000mまでくると結構寒くて上着が必要でした。夜寒くて眠れなかったらどうしようと不安がよぎります。
テント入り口からの鳳凰三山。ロケーションは最高です。
仙丈ケ岳と夕日。寒かったけれどきれいでした。
これがやりたかったwテントで読書。今回の登山道は電波の入りが良く、逐一師匠からチェックが入っていました。肩の小屋に到着後、高地順応のため5時間は寝てはいけないという指示があり、まぁそんなの聞く私ではないのですが、今回は読書で指示された22時まで起きていました。長袖長ズボン、AtomLT、シュラフにシュラフカバーで上着も来ていたため寒くはなかったです。でも、傾斜地のため思うように眠れず、4時間くらいしか眠れませんでした。
初日は楽ではないですが初テン泊のワクワクもあって、勢いで登りきることができました。いくつか思ったのは・・・
- ザック重すぎ、肩痛すぎ
やはり18kgは重い。最後の方はショルダーベルトが痛かった。背負い方に問題があるのか? - テント長すぎ
ヒルバーグのアンヤンを使っているのですが、肩の小屋のような狭い区画のテン場だと自立型の方がいい。でもソウロ重いんだよな・・・ あと山岳用でないと風が結構強いのには驚きました。夜中風の音がかなり気になりました。 - 気温さえクリアできればテントかなり快適
これは慣れもあるのでしょうけれど、私はかなり快適に感じました。
こんなところかな?今まで買っただけであまり使っていなかったグッズが総動員でなかなか楽しかったですw
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