パワーアンプのゲインは、全体の音色や音の出方を調整します。一度合わせたらそうそういじるものではありません。調整法に決定打はないというか、最後は聴く人の好みです。
このゲイン、アンプによってはミリ・コンマ単位の開閉で音色がガラッと変わります。
ちょっと触っただけで音が変わるなんて当たり前、いやいやそこまで・・・ と思うかもしれませんが、変わるんです!
私がそうですからw
特に音楽を本気で聞き込んでいくと、あまりに目まぐるしく変わるので途中で何がなんだかわからなくなるレベル。
そしてゲインをいじると馴染むまでに(音が落ち着く)までに数時間かかります。これが世に云うエージングなのですが、これがために師匠は一度決めたゲインをいじらせてくれません。
というか決めたゲインでその他の部分を調整しているので、いじっちゃダメなのは当たり前なんですけどねw
でも私はいじりたい・・・ほんとにコロコロ音色が変わるので。ドンピシャにハマると車から降りられなくなります。でも次の日またいじっておかしくなるの繰り返しw
結局同じアンプを買って、いじり用に使っていますw
アンプが壊れた!
最近、いろいろ思うところがあり、師匠に内緒でアレコレやろうと「いじり用」を使っていたのですが、先日デッキ裏のバッチョクをやり直してエンジンを掛けたくらいから、急に左の音が出なくなりました・・・
正確には、音は出るのですが急に出力が落ちます。
ゲインのネジが古くなりすぎてゴミを噛んでいるようなのですが、グリグリしても一旦は直ったように感じるものの、しばらくすると左の音が消えます。
そこで、かねてから気になっていたアンプの修理をお願いすることにしました。
そもそも私のアンプは古いので、遅かれ早かれ一度チェックしてもらいたかったというのもあります。
西九州電子
カーオーディオの世界では古いユニットを好んで使う人も多く、中には自分で改造する人もいます。でも私にはそんな技術はない。そもそも師匠は改造を認めない。技術者が考え抜いて生み出したものをいじるなんて冒涜だといいます。
「コストを下げるために安いパーツを使っているから、そこを高級品に変えてあげるといい。」誰もがそう思うのですが、よくよく考えると「そのパーツでできるベストな調整」をプロが行って商品化されているわけで、改造することによって全体のバランスは崩れます。
信じるか信じないかはあなた次第ですw
それならば、新品同様とは言わないまでも、できるだけストックに近い状態で使いたいと思うわけで、そんなときにお世話になるのが修理屋さん。
西九州電子は誰もがおススメしてくれる修理屋さん。私もいつかお世話になる時が来たらココと決めていました。
段どり
①段取りとしては、症状と修理依頼内容、返送先を記入した紙を添えてユニットを発払いで発送します。
②到着後西九州電子で状況を確認、見積金額を出してもらいます。
③その見積金額でGOサインを出せば修理開始。
④修理完了後に代金を振込か着払いを指定、発送されます。
一つ一つの作業がもの凄く迅速で驚かされます。
ですが私の場合、予想外の展開に・・・
予想外の展開
私がアンプを送って4日経っても連絡がこない・・・
しびれを切らせてメールをしました。すると私の言う症状に再現性がない(要は壊れているように見えない)とのことw
私の環境に依るものかと思いましたが、リプレイスしたアンプはすこぶる好調で過去最高の音色を奏でています。
配線状況もデッキからスピーカーまでひと通り確認しましたが、システムに問題はない模様。グリグリしたのが今更効いたのでしょうかw
何もしないで返していただくのも微妙なので、オーバーホールをしてもらいました。個人的に思い入れのあるアンプなので、いつまでも使いたいですから。
見積は
技術料 6,800円
部品 2,000円 基板補強材料、フィルター切り替えスイッチ接点洗浄
小計 8,800円
会員値引 -880円
小計 7,920円
消費税 792円
送料 0円
合計 8,712円
一応怪しいと思われる個所の洗浄でこの値段です。これが高いか安いのかはわかりませんが、自分で内部に手を出す気は無いのでこれでOK。
ちなみにWebで会員登録すると割引を受けることができます。
帰ってきた!
オーバーホールをお願いし、代金を振込むと、その半日後には発送されました。めちゃくちゃ早いw
お金を払った翌日には長崎から横浜に送られてきました。
いじりますw
リプレイスしたアンプの音がかなり良いので交換したくなかったのですが、折角オーバーホールしてもらったことですし、症状が直っているか確認のため積み直します。
んー治ってるw
特に音色が変わったとかはないのですが、ゲインのネジが以前より滑らかに廻りますね。軽くなりすぎて微調整しづらいレベル。
今回再現性が無かったので時間がかかってしまいましたが、どの記事を読んでもここの作業はめちゃ早いということです。実際返って来るのは早かったし。
私の師匠や周りの人も、古いアンプはやはり西九州電子にお願いしているようです。あまりお世話にはなりたくはないけれど、いざというときにはまたお願いする予定。
自分の好みのアンプに出会えるかどうかという問題はありますが、出会えたのなら大事に使いたいですよね。それでも製品ですからいつか寿命は来ます。そんな時な西九州電子、おススメです。
コメント
ゲインを弄り過ぎておかしくなったとのことですが自分はあまり変わらないなぁーとの感想です。
また、修理代も良心的ですよね。
音色がコロコロ変わるとのことですので給電に問題が有るのかもしれません。
例えばヘッドの電源ケーブルを太くする。
(プラグの所まで全部やること)
ギボシを使わずハーモニカ端子で留めること。
リレーの容量の大きい物に変更する事。
(自分では効いた)
キャパシタを並列に接続させる。
(音色の良いフィルムコンデンサーの方が良い)
また、サウンドサスペンションのリバンブ150を入れても良いかなと思いますよ。
(自分の場合はLCMも組んでますよ)
まあ、CDとDVDではセッティングは変えて仕舞いますがねぇ。(爆)
ゲイン云々よりアンプが古いんでいつおかしくなっても不思議でない状態だったという感じですかね。
音色が変わるというよりハーモニーがとれると音がぐっと上がる感じで、気持ちよくなります。そうなると「もっとすごくなるのかもしれない・・・」という欲望からまた元に戻っての繰り返しですねw
音源やジャンルによってこの辺りが微妙に変わるのが悩ましいですねw
初めまして。いつも記事を楽しく拝見させていただいております。私はショップ通いの者ですが、過去に3wayマルチを組んでおり色々思い悩んで現在に至る者です。知恵袋の師匠の話、クラリオンのコアキシャルの話。私も色んなサイトを見て読み漁り、非常に共感でき、最後は本人の感性による部分ではありますが、多くのショップや雑誌等の一般的な情報と実際にいい音は全然違うものだと実感しています。宜しければ是非お話をお伺いしたくメール等頂戴できますと大変幸甚です。よろしくお願いいたします。
私のアドレスはtdaisu@gmail.comです。いつでもどうぞ!
ありがとうございます!早速ご連絡させていただきました!