ゼロから始めるカーオーディオDIY 計画準備編

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 今回のシリーズは純正の状態から組んでいきますが、まったくの初心者にはちょっと厳しいと思います。既に組んだ経験のある人にはたいしたことありませんw

 特に電気系の施工ミスは最悪車両火災に繋がります。DIYをする場合は自己責任です。怖い場合はショップにお願いするか、確実にできるところから遠回りでもコツコツがいいと思います。初心者の場合はコチラから始めましょう。慣れてきたらこの記事通りにできると思います。

 結局カーオーディオは自分で手間をかけた人の音が良くなります。楽しちゃダメですw


 せっかく車を変えたので、まったく何もわからずネット情報に踊らされた前回とは違い、今回はある程度の知識を持ったうえで、必要最低限だけで(個人差がありますw)組み上げていこうと思います。ナビヘッドは純正のDIATONEサウンドナビのままです。

 とは言っても私の鳴らし方なので、世間一般で流行っているデジタルメインの「カリカリ箱庭オーディオ」とは違い、昔ながらのアナログチックな、聴き疲れしない心地よいサウンドを聴かせてくれるシステムを目指します。

 読み進めていくと、どうしても私のやり方では今のデジタルを否定しがちになるのが鼻につくと思います。先に言っておくと、デジタルが悪いと言うわけではありません。私の好みではないというだけです。むしろ私のやり方の方が古めかしく、非合理的と感じる人が多いかもしれません。ただ一部の人にはウケることもあるので「そういうのもあるのか」くらいで読んでみてください。

デジタル・アナログの違いはこちら
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目指すサウンド

 目指すのは甘く柔らかくて、ごく自然な聞き疲れしない音です。カセットやレコードの時代の音なのかな。長く聴いて違和感を感じたらアウトです。なのでデジタルアンプなTTSは2時間くらいでいったんオーディオ切ることが多いです。

 甘くて柔らかい音ってどんな音なのかというとイヤホンでいう低音重視・ドンシャリ気味のカナル型(耳の穴に押し込むタイプ)ではなくて、オープンエア(音が外に漏れるし外の音も多少聞こえる)タイプの音です。私は気づくと家も全部オープン型になっちゃいました。耳に優しくて心地いいです。

 普通のオーディオで言うとデジタルアンプよりも真空管アンプに近いような音です。

見た目が全く何もしていない車になりますが、これで一応全部いじった後なんですw 音は純正とは全然違います。

機材

 基本は前のGP型で使っていたものをそっくり移植します。違うのはヘッドとスピーカーケーブルくらいかな?アンプも今回は変えました。

ヘッド

 ヘッドはメーカーオプションのDIATONEサウンドナビです。DAではないのですが、車体側のディスプレイと連携しているので、これは活かしたいと考えています。純正の状態だとフラットでキレイ目な音。クラリオンのような荒々しさはなく、かといってケンウッドのような特徴的な響きもありません。極めてフラットだと思います(ちょっと響くかな?)。ともするとカロっぽくてVolを上げても五月蠅いだけな気がしないでもなかったりw

 ちなみにXV専用のサウンドナビにはRCA出力がありませんおそらくリモートもないです(わかりませんでした)。メーカーオプション以外のDIYの余地のない専用機になっています。アンプ側でRCAが必要な場合はハイローコンバータ、リモートはサブウーファー用のメディア配線を買う必要がありそうです。リモートに関しては私はアンテナ線(配線青)で代用しました。

 ハイローコンバータはPhassのハイローが高価ながらも定評あります。電源いらずで音質劣化が少ないとのこと。実際今回使ってみて驚きました。ハイローが入っているのがわからないレベルです。オーテクなどでもいいですが、このユニットで音が変わるのでよく考えて選びましょう

スピーカー

 スピーカーは前の車のものをそのまま使います。思い入れが半端ないので・・・PHASSのFD0590EXの別注バージョンです。13センチフルレンジでエッジが正規品とは逆になっています(正エッジ)。私のは型でいうとひとつ前の型で、修理の際にいろいろ変わっています。下は最新のもので、コーンがグレーで高価になっていますね。

 リアは使わない予定ですが、使うならやはりPHASSのFD0496、10センチアルニコフルレンジです。


 フルレンジは音の出口が一箇所なので、まとまりがあり聞きやすいです。ツィーターが無いので、今のカーオーディオと比べると最初はこもった音に聞こえますが、慣れるととても自然に聴こえます。ツィーターのある車の音に違和感を感じる人にはお勧めです。

 ちなみに組み上げて驚きましたがXVのGT型はかなり音が飛びます。GPと変わらないかそれ以上です。

 スピーカーは数が増えるほど調整が難しくなりますが、いろいろな車を聞いてきて、2wayでもきちんと調律されている車はほとんどありません。これは調律された音を聞いて初めて知ることができるレベルでとてもレア。私は初めて聞いたとき、凄すぎてビックリしました。超巨大なフルレンジのように鳴ります。

 関東だと音色は好みがあると思いますが、横浜のKKMさんの調整がこれに近いです。アナログですごい数のスピーカーを調律しますが、スピーカーの数なんて全く気にならないレベルで聞こえます。さすがプロだと思います。DIYでこれができている車はめったにいません。

 一聴して「ん?これスゲーぞ!」という車のオーナーはショップでもプライベートでも、もの凄いこだわりのある人たちばかりです。私がその領域に行けるとは思えなかったりw ですから途半端な2Way3Wayは使わず私はフルレンジです。

 さらに言うとそういう人たちも最後は「フルレンジでいっか?」となっていたりしますwこれは調整が大変というのではなくて、フルレンジが究極なのだそうです。

アンプ

 アンプはデジタルは使いません。最近は性能が上がったといわれていますが、デジタルで私好みな音を出すアンプは聞いたことが無いです。ですから、使うのはアナログアンプ。アナログのアンプは「でかい・重い・熱い」の三重苦ですが「音が自然・柔らかい」これに尽きます。

 今回はいろいろ使ってみようと思っています。今まで4台のアンプを使ってきましたが、機種ごとに特性や雰囲気があるので、もうちょっと範囲を広げ好みを見つけたいなと考えています。早々にシステムを組み上げてアンプを交換して遊べれば理想的かなと思っています。

その他

 デッドニングはしません。これはもう半分宗教です。デッドニングによって音は変わります。かなり変わります。変わることと良くなることは似て非なるものです。デッドニングがすべて悪いとは言いませんがお金や手間をかけた分「良くなった」と感じずにはいられない部分が大きくて、現実を見失っている人が多いかな。

 みんカラを見ていて思うのは、皆さんデッドニングしまくって音が飛ばない状態を作りつつ、一生懸命飛ばそうとしてドツボにハマっています。やっていることが矛盾しています。みんカラやショップでなんたらシート「全面張り!」とかやっていますが、その時点でオーディオの音は推して知るべしです。そもそも音が飛ばないのでスピーカーの位置モロバレの車ばかりです。酷いとショップカーで純正より音の上がっていない状態で、至高のサウンドとか謳っちゃってますw

 サブウーファー使いません。サブはあっても良いのですが、優れたシステムにはサブはあってもなくても良いかなというのが正直なところです。実際のところは荷物の多い人間なのでスペースの問題があり、それならばサブなしで頑張ろうというくらいの話です。

座席下の弁当箱サブは、使っている人はうすうす気づいていると思いますが無駄です。あれは素人ホイホイです。私もやられましたw

 DAPとかも面倒だから使いません。スマホからのサブスク音源で充分です。ただBluetoothだけは明らかに音質落ちるので、デジタルでもアナログでも有線で使いたいかな。CDは余程のお気に入りでないと使わないかな。オフ会ではCD使いますw

 その他いろいろな部材を使いますが高級品は使わないと思います。ユニットの改造もしません。ブログでは公開しないようなことも多々取り入れます。

作業予定

 何か作業する場合はひとつずつ。何をしてどう変わったかが書ければいいかなと思います。その時効果がなくても他の作業に影響したりするので、参考にしてみてください。

①純正でどこまでできるか確認 設定等で調整

②バッ直配線 アンプ用とナビ用を引き込み ナビのバッ直

③バッテリー端子回りの変更 バッテリー端子を汎用品にしてみる

④フロントスピーカー交換とスピーカーケーブル交換 アンプ設置 純正と別系統のシステム構築

⑤4の状態でできる限り音を理想に近づける 調整のポイント

⑥スピーカー交換(リア)とスピーカーケーブル交換 好みの領域ですw

 こんな感じでやって行く予定。まぁ見ての通り、世間一般からすると初心者~中級車レベルの改変です。前のXVのシステムを移植するだけではなくて、車のつくりにあわせていじっていきます。

オマケ:オススメ工具

 その昔、あるオートバイメーカーの社員研修をしていた時、私にサービスに関していろいろ教えてくれた方がいて、最終的にはエンジンのヘッド分解くらいまで教えてもらいました。その人は車載工具でもなんでも普通に使って作業するのですが、同じ工具で私は同じ作業ができないということが何度かありました。ものすごく不思議で「何故同じ工具で同じ作業ができないのですか?私のやり方がおかしいですか?」と聞いたことがあります。「経験を積んでいるプロは工具は何でもいい。素人こそきちんとした工具を使った方がいい」と言われました。「弘法筆を選ばずですね!」といったらスルーされましたw

 それ以来、私はホムセンやカーショップの何点セットみたいな工具はやめて、KTCや工具屋さんの薦める「まともな工具」を使うようにしています。今使っている工具はもう20年くらい使ってるかな?毎日作業が終わるとプロの人ってきれいに工具を拭きあげていて、カッコいいなと思い、私もマネしてますw

 カーオーディオを始めたとき、内張剥がしとか電光ペンチなど優劣もよくわからず、どこまで自分でやれるのかもわからなかったのでAmazonで安物を購入して使っていました。結局ずっぽりはまり込んだわけですが、そうこうするうちに工具が壊れたりくたびれたりしてきたので、ちょっと良いものを買うようにしました。最初は高いだけなんじゃないかなぁなんて思っていたのですが、今回使ってみて「あぁやはり素人に工具は大事なんだな」と改めて感じることが何度かあったので、オススメ工具など。

内張りはがし

 普通はプラスチック製のいろいろな形の入ったやつですよね。私もそうでしたし今でも使うことはあります。でも、先っぽが曲がったり割れたりしてきたのでKTCの金属製のものを買ってみました。これマジで良いです。

 先端が金属って傷付けたりしそうだけれど、変な動き(すべり)しない分、気持ちよく剥がせます。力技で先端がチビたりしないのも良いです。力もかけやすいしちょっと想像の上を行く使いやすさです。かなりオススメ!

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 ちなみに今のスバル、かなりいじりやすくなっています。内張とか内装とか力をかけなくても比較的簡単に取れて、壊れません。あちこちに進化が感じられます(コストダウンもw)。

カシメ工具

 電工ペンチはエーモンの端子がいっぱいついているセットのモノを使ってきました。使用する際には「電気いっぱい通ってくれ!」と祈りながらカシメていたのですが、そうしたらカシメ部が曲がってしまったのでよさげなペンチに買い替えました。

 これも使ってみたら安定感が全然違ってビックリ。エーモンのがフニャフニャに対してこちらはガッチリという印象。カシメもきれいに決まる感じで、出来上がりも安心感が違います。失敗も激減です。今回はナビ裏の配線を切り刻みまくっているので大活躍です。

 逆に安物にしたものもあります。

配線度通し

 配線通しは2本セットの安いのを消耗品感覚で使っています。オイルまみれになったり傷だらけになったりするのでどんどん交換する感じかな。とは言っても簡単にダメになるわけでもないのでこれは2セット買いました。

 工具で結構作業効率変わりますよ!

ハードルは低そうで高かった・・・

 トランクにオーディオ組むわけでもないし、ピラーにツィーター埋め込むわけでもないので、経験者ならこれくらいなら簡単な作業と思いそうなものですが、最近の車マジで手ごわいです。

 そもそもみんカラ見てもXVでカーオーディオをやっている人はスピーカー交換くらい。やっても弁当箱サブくらいです。外部アンプ使っている人もほぼいないし、PHASS使っている人は一人もいません。「カーオーディオって流行ってないんだなぁ」と思いながら眺めていましたが、実際に自分でやってみて驚きました。

「流行っていない」のではなく「簡単にいじれない」

のです。

バッ直すらし辛い

 今度のXV(GTE)、各パーツの配置は前のXV(GP7)と同じですが、マイルドハイブリッドになっているのとSGP導入で、ちょこちょこ変更点があります。

 まず第一に簡単にバッ直が出来ない車でした。バルクヘッド部分のグロメットは穴開ける余裕がありません。左タイヤハウスの裏を通して助手席のグローブボックス奥から引き込むことになります。この時、最近の車は遮音のためのマットがかなりがっつり入っているので(以前はペラペラでした)ひと苦労というか半日かかりました・・・

 バッ直用のケーブルが8AWG(8sq)ならまだ少し楽だと思いますが、4AWG(22sq)を通したので大変でした。ちなみに通すケーブルも柔らかくないと厳しいです。

バッテリー端子がいじりづらい

 オーディオにとっては血液ともいうべき電気を流すにあたり、バッテリー端子回りをいじりたいところですが、なんかいろいろ接続機器が増えています。ハイブリッド化のためだと思いますが、オーディオやるなんて考えてもいない感じ。それでもスバルはまだいじる余地がありますが、メーカーによってはココはもういじれませんね。かなり効果あるのに・・・

純正の専用ナビがある意味専用過ぎた

 ナビは購入の決め手要素にもなったXV専用設計のサウンドナビなのですが、使い始めてからその残念っぷりに驚きました。形も専用なら機能も専用で、ナビにRCA出力がありません。アンプ積まない前提ですねw おそらくリモートもありません。リモートはオプションの配線についてきます。つまり、オーディオシステムをいじるのはスピーカー交換以外想定していない、真の専用設計ですw

 以前の機種の配線図を見てバッ直はできたけど(イルミは橙、リモートは青白のはずですが青のアンテナを分岐させないとダメでした)、色々面倒です。ちょっとサウンドナビには憧れていたので、実際に使ってみると期待ほどではなかったかな・・・

 言い換えれば「オーディオはメーカーオプションだけで充分だよ」という人にはこのサウンドナビはおススメできます。いじってもオプションのスピーカーとパワードサブくらいですから、逆に変な設定地獄にハマることもないですし、バラすこともないのでスマート。

 自分でいろいろやる人はこれは使わないで最初からお気に入りの機材で考えていく方が良いと思います。

 カタログではXV専用の音響セッティングがしてあって云々とありましたが、当然本格的なDSPには及ばないのはもちろん、実際そこまで凄いわけではありません。最初面白くていろいろいじりましたが、すぐ飽きちゃいました。つまらないわけではないです、いたって普通なのです。

 こう考えてくると車体もサウンドナビもカーオーディオDIYにはあまり向いていないのですが、だからといって純正のままで我慢しているいられるわけでもありません。

 GT型はGP型と比べてめちゃくちゃ内張の分解が楽です。パーツはもちろんクリップひとつ壊さずに分解しまくれたのはとても作業しやすかったです。「あそこ面倒なんだよなぁ」なんて思っていた箇所がサクサク作業できたのは楽ちんでしたし驚かされました。ドアの内張すら外しやすかったです。

 バッ直し辛いとかスペースが少ないというデメリットもありますが、今回は総じて快適な作業ができてトヨタパワーを感じずにはいられませんでしたw

 次回からは実際に作業しつつ、システムの音がどう変わっていくかを書いていきたいと思います。音の変化は100%同じ効果がでるとは言えませんが(車の構造や使うユニットや部材によって変わります)、ある程度の参考にはなると思います。

コメント

  1. 青フォレ より:

    いよいよ再スタートですね。
    個人的に4チャンでCピラーにツイーターつけて立体サウンドが良いかなと。

    • tyuru より:

      今回もスタンダードで既に移植終わっていますw 前の車とかなり似た鳴り方になっているけれどヘッドやアンプが変わった分そのユニットの色が出てるのかな。スゲーいいわけではないけれど純正はとりあえず超えておきましたw

  2. トマー より:

    こんにちは。更新されていたんですね。
    満を持してのカーオーディオネタ。嬉しいです。

    前車と違ってTyuruさんの心の余裕やオーラが感じられる内容ですね。

    DXZ385USBではなく、ダイアトーンサウンドナビってのが見た目上流階級wでTyuruさん、遠いところに行ってしまった感があります。
    それとPHASSのアルニコは特注になるんですか?逆エッジ品?やっぱりPHASSの実力をブログで発信したTyuruさんへのVIP待遇でしょうか!

    そしてハイローコン。PHASSのいいやつですね。所有したことがないので一度使ってみたいですが…プライス的に手が出ないw オーテクは1個持ってますがw

    工具もやっぱりKTCはよさそうですねー。

    今後の展開を楽しみに拝読させていただきました。

    • tyuru より:

      サウンドナビたいしたことないです。三菱はカーオーディオ撤退ですしwヘッドのみでTA使うには良いのかもしれませんが、実際使ってみれば「あぁねぇ」って感じです。私の中ではDXZの方が音は好みです。
      PHASSは修理に出した際に注文して正エッジにしてもらいました。0590exは元が裏にエッジが飛び出る仕様で(これがexのウリです)、正エッジは通常だと鳴らしにくいはずです。
      ハイローは昔一回使ったことがありますが何も感じませんでした。普通のことが普通にできるだけで、これで音が良くなるのではなくて劣化が少ないレベルです。
      工具は良いものに越したことはないなーと思います。
      今はもう音は出していますが、リアが欲しくてバッフル作ってます。

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