朝トイレに行ってウォシュレットを使ったら、左足に水が・・・ なんかすげー水が漏れてるんですけどw
どこか詰まったかなと思い、ネットで調べながら分解しつつ確認していくと、どうもヤバい壊れ方をしている模様。ノズルが引っ込むときに排水が上手くできず、あふれた水がウォシュレットと便器の間にあふれて左側から出てきています。簡易清掃や取り付けの調整で修理できるレベルではなく、ノズルのユニット交換が必要そう。
分解する際に調べてみたら、我が家のウォシュレットは2007年製。マンション買ったときに購入したものでした。古いのでノズルのパーツがあるか怪しいこと、ノズルユニットの交換が結構面倒そうなこと、一方ウォシュレット自体は意外に簡単なつくりということがわかったので、それならばいっそのことウォシュレット自体を買い替えてDIYで取り付けてみようと決意。価格コムを調べてみました。
全く相場がわからず、最初10万円くらいするのかな?と思っていたのですが、10万円だとハイエンド製品クラス。コレもレンジフードと一緒で、一般販売用と住宅設備用があるらしく、住設用が普及版でやはり安い(価格コムで売れてる商品)。今回壊れたものと同じくらいの機能で調べると、4万円くらいで買えそう。実際日常生活でどれくらい使うかというと実はほとんど使っていなかったりするので、この4万円のものでやってみることにしました。
もとの製品がTOTOのものだったので今回もTOTO(ウォシュレットはTOTOの商品名)です。
ウォシュレットって実は便器の上に載ってるだけの電化製品。水が絡むので難しそうに感じますが、よくよく自分でばらしてみると、もの凄く簡単な構造です。かつてキッチンの水栓交換、レンジフード交換をDIYした私からすれば一番簡単レベルです。
それではやってみましょう。必要工具はウォータープライヤーとプラスドライバーだけかな。水回りなのでテキトーとか手抜きは禁止ですw
ウォシュレットの外し方
まず壊れたウォシュレットを外します。電気系統・水道系統・取り外しって感じかな。
電源を抜く
これはコンセントから抜くだけ。アースも+ネジで留まってるだけなので外します。
水栓を締める
所詮素人仕事、絶対に水はこぼれるので雑巾とバケツを準備の上、家の水道の元栓を締めます。マンションは玄関出てすぐの扉の中。水道メーターのところです。これで水が止まらないということはなくなります。
トイレの水栓を締める
家の大元を締めましたが、トイレ側の元栓も締めます。普通は一カ所。我が家はトイレ用とさらにウォシュレット用の栓があったので両方締めました。これによって2重の水対策となります。
水を抜く
ウォシュレットに大きな箱がついている場合は貯水タンクです。我が家はコレなのでバケツを受けにして下部の栓を開け、水抜きします。タンクが無いものは瞬間式と言って貯水なしなので水抜きなしでOK。
またトイレ自体も大で流してタンクを空にしておきましょう。
ホースを外す
水を遮断したので分解します。まずはホース。
ウォータープライヤーでウォシュレット側へ行くホースを外します。固着している場合もあるので慎重に。
これでウォシュレットはフリーになったはず。
ウォシュレットを外す
ウォシュレットは向かって右側面にボタンがあって、押しながら全体を手前に引くと外れます。便座・電源コード・ホースがついているので周りに注意しながら外します。ホースの中の水が漏れ出てくるかな。またウォシュレットを便器に留めていたベース部分も外します。
これで古いウォシュレットは外れたと思います。
ウォシュレットの取付
便器と水道管だけの状態となりました。トイレ用のタンクへ行く水道に新品の分岐ジョイントを入れます。これは製品についてくるものです。以前の状態によってパーツが別途必要な場合もあるようなので慎重に。私は買い足すものはなかったのですが、ジョイントを外すのに作業スペースが無くて大変でした。
ジョイント内に入っているゴムパッキンは新品にしましょう。また、仮合わせしてきちんとハマるか確認しましょう。ここが斜めになっていると漏水してしまいます。
ウォシュレット本体を便器に取り付け
最初に本体を便器に固定してしまいます。最近のウォシュレットは瞬間式なのでタンクもなく、コンパクトで取り付けやすいと思います。
便器のサイズを図ってベースを便器に取り付けつつ仮止めします。便座と便器のあわせがうまくいったら(説明書に合わせ方が書いてあります)ベースを本固定して、ウォシュレットを取り付けます。
ジョイント(分岐)の交換
ウォシュレットから出ているジョイントをトイレ用の配管に取り付けます。パッキンがきちんとハマるように細心の注意を払って締め込みましょう。これがこの作業のすべてです。
水栓を開ける
家の元栓>トイレの元栓の順で開栓します。トイレのタンクに給水が始まり、ウォシュレット側にも水が廻ります。この時点で水道管のどこかから水が漏れたらやり直し。ジョイントの取り付けを見直します。漏れていないようなら成功です。
電源を入れる
コンセントをつないで電源を入れます。ノズルが出てきたら問題なし。ウォシュレットの位置もOKです(位置が悪いと蓋が締まらない・ノズルが引っ掛かる等起きます)。これで出来上がり。
注意点
私が悩んだところなど
古い水栓の固着
10年以上開けっ放しだったのでカルキや錆で水栓が固着していました。変に力を入れて曲げたり壊すと大変なので(水道屋さん案件になります)きちんとした工具で作業した方が良いです。ネジを締めるのは時計回り、緩めるのは反時計回りです。
最初にグッと力を入れて動かす感じかな。私はこれでいけました。
ジョイントがうまくはまらない
我が家のトイレは化粧パネルがはめてあってかなり窮屈なつくりになっており、ホースも無理やり曲げている感じでした。なのでジョイントがうまくはまらず、最初チョロチョロ水が出てきてしまいました。
いったん外して締めやすいところを完全に締めてから次を締める感じで漏水は収まりました。
開栓時の開けすぎ
トイレ側の水栓を開けすぎると、水を流した際にものすごい勢いで水が出るので水が飛び散るし音はすごいしビビりました。うるさくなく、適正な水量が出るように調整しました。
今のウォシュレットの進化点を知らなすぎw
出来上がってウォシュレットを試すわけですが、座った時点で何やら動きまくっている音がします。ボタン押していないのにノズルが出てきているんじゃないかという感じ。
最近のウォシュレットはお掃除しやすいように、人が座った時点でプレミスト(便器に水をかける)をするようです。用を足す前に脱臭したり用を足した後も自動で脱臭したり、なんかやたら動きまくります。時代の進化はすごいです。
漏水が無くきちんと動けばOK
水回りは漏水が一番怖いです。マンションだと人に迷惑をかけるリスクがあるので、わからなかったら素直に水道屋さんに頼みましょう。過去の経験から言うと取付業者さんはネットで検索するより地域の水道屋さんにお願いした方がコストもかからないし安心できると思います。
交換当初は漏水が怖くて何度もチェックしましたが、問題なさそうです。これで今回は交換完了。今まで使ってなかったウォシュレットを無駄に使うようになりましたw
私の場合多分1.5時間かかっていますが、作業スペースがきちんと確保できれば1時間もかからない作業で交換できます。
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