前回記事でカーオーディオに有効な撮影方法を解説しました。今回はその聴き方講座です。
ちなみに盛れる撮影でもある程度は確認はできるのですが、推測が入ってしまいます。正確に確認したい場合は、やはりありのまま撮影。実車聴くのが手っ取り早いですけどねw
早く自分の音撮ってきてね!
聴く前に
しつこい様ですが再確認。
確認の際はイヤホン推奨。
そして音質は無視です。YouTubeは自動で圧縮音源になるので、音質は語るだけ無駄です。
ついでに定位も無視ねw
YouTube動画記事を書くにあたって車両+システムで1000万超えるカーオーディオコンクール入賞車の録音もさせてもらって驚いたのですが、バリバリのコンペティションカーでもありのまま撮影は有効ですよ?これから書く聴きどころが全部備わってます。若干違うんだけどね。
つまりありのまま撮影はアナログでもデジタルでも有効。さらに言っちゃえば目指すところは同じということです。
またこの聴き方を覚えて自分のものにすれば人の音の良いところ悪いところも・・・
聴きどころ
大切なのはこの3点。これができていれば私は反応しますw音質が悪かろうが歪んでようが、これ揃えてたら関東なら聴きに行きますよ?
音のまとまり
イヤホンで聞いていて全体がどのようになっているのかを聴きます。
評価対象外
音が上がっていない。下でモゴモゴ。純正に戻した方がいい。これ2万円以上のフルレンジの人に実は多い。デッドニングしすぎ。下の方の芯のおつりを聴いている。
①限界無く広がっているのはまとまりがない。
エネルギーが散っている。まず平板でのっぺりした印象。面白みのない音です。
②逆三角▽は低音不足。
ツィーターをピラーにそれっぽく配置している車。ミッドが鳴っていないのでチャラくて平板。パッと聞くときれいに聞こえる。カーオーディオオフの8割はコレ。高音質と思い込みやすい。
③三角△は及第点かな。
低音の層はとても重要。これができていると気持ち良くなってくる。ただ低音過多で全体のピントが甘いかな。あと上の左右が抜けているとちょいきつい。フルレンジやコアキシャルで鳴っている車はコレ。めったにいないけど。ただし曲を選ぶ。鳴る曲はかなり気持ちいいが、合わない曲はボロボロ。
④上も下もすぼまっていて円のようになっていると理想。
均等にパワーがかかりつつ、各音にリアル感と抜け感がある。△よりも拡がりがあるので、低音のパワー感は△に引けをとらない。仙人クラスはコレ。車に乗り込んで音出しの瞬間空気感が変わる。静と動のコントラストがものすごく情緒的。激レアw そもそもYouTubeで日本のものならまず存在しない。「たぶん」は良い線行ってるけどねw
注意点
iPhoneの場合、強制的に下が出ているように聞こえる。
実車では低音スカスカの逆三角形なのにiPhoneは低音を「取って付けて」しまう。声がキンキンうるさく聞こえるのにモワ〜っと明らかに質感が違う低音が入ってる動画のことです。座席の上にカメラを直置きしたようなアングルは盛れます。断言します。
世間のYouTube動画の大半はコレ。騙されやすいが中低音が抜けてるのと、音に嘘くささがでている。9割が絢香好き。
「エネルギー感が」「パワー感が」という人は実は①の散っている状態。エネルギーもパワーもない。ボリューム開けてるだけw 音量を大きくするとなんちゃって層が生まれてなんちゃって球っぽくなる。耳がもたないけどw
何故満遍なく鳴るより球がいいのかというと、満遍なく鳴ると平板。絵画を見ているような感じ。カーオーディオはホームよりも抑揚や立体感が出るのだが、これを球ならば再現できる。エネルギーを余すことなく使っているため。
イヤホンで普通に音源を聴いたり、ホームでコンポを聴いてみると・・・球。
まとまりの評価は慣れると意外と簡単。④を見つけたら粘着すべし!ヒントは「純正じゃね?」という音。でも純正にしてはやたらと色々な音が出ている(解像している)。自分のシステムとの違いを感じ取るチャンス。
このYouTube動画の聴き方は実車でも有効というか、実車だとモロにわかる。
更に言えば広さ・高さを意識できるようになる。車幅?狭すぎ。フロアからルーフ?低すぎ。倍は出ます。広さ・高さを考えている人ってほとんどいない。私は高さで半年悩んだw
音の積み上がり
録画を聴いて、音の芯は真ん中にあるけれどそのおつりが平行位置の左右に出ている。これが層。尚且つ低音は下に、高音は上に、それぞれに層ができているのが理想。
本当に鳴っている車は音が層になっている。デッドニングしなければこれが簡単に手に入る。
カーオーディオ初心者は、よくわからないけれどデッドニングしますよね?ショップに出した日にゃ全面張り!とか謎の超絶デッドニングされます。なのにこのブログにやってきて「デッドニング剥がしちゃっていいですか?」と背中を押してほしい人が後を絶たないのはなぜか。わかるよね?w
層がないと、ものすごい違和感とともにアンバランスを感じる。デッドニングガチガチはまず層ができない。3Wayで確かなショップならこれを力業で作れるのだが、お金がかかる・・・ DIYだと相当難しい。
逆を返せば層があると定位を無視できる。どこを向いても音の芯が目の前についてくる。
勘違いしがちなのは右と左にスピーカーがあって層ができているように感じるが鳴っていないだけのものw That’s KAMABOKO.
音の自然さ
これは私も修行中。各楽器の音の立ち上がり、消え方が自然かどうか。EQ(DSP)を使っていると必ず不自然さが残る。急に立ち上がったり尻切れトンボになったり。
上記3点をクリアしていれば相当な音が奏でられていると考えて間違いない。いないけどw
コメント
おはようございます。
世間に馴染めない少数派の変人で良かった(笑)
ちょっとAの作り込みが甘過ぎたか!w
初コメです。
あれ?急かされている?違うか(笑)
今日の夜に撮影しに行く予定で、土日にアップできればいいかなぁと思ってます!
急かしてないけど期待はしてますよ…
最後の文章。
消え際の芸術という言葉を思い出せました。
ありがとうございました。
ご無沙汰してます。コレと前の記事は結構問題作ですwカオデの真実が読者の皆さんに気づいてもらえればなと思います!
某車サイトの方にURL付きでメッセ送りました。
これは、Tyuruさんの言われる「①限界無く広がっているのはまとまりがない。」?
メッセージ送っておきました。直接メールで構いませんよ!
なるほどなるほど!勉強になります。
自分も聞き比べながら精進します。
やれる事をひとつずつコツコツと。
こんばんは。
YouTube音源で比較してみて自分のカオデに今まで以上にに愕然としました(泣)
ある意味、楽しみが増えたかな?
あっ!相方もBを選んだので少数派夫婦です。
システムとかけた時間が違いますよw SRTならまずは△を確実に作るのがいいかな。たぶんそれで相当気持ちいいです。
こんばんは(^^)
「どこを向いても音の芯が目の前についてくる」
最近、あれ?っと思うのに答えが分からなかったんですが、こういうことですね♫
ちなみに少数派民族でした(^_^;)
芯が抜けちゃってる場合もありますよw これアナログならできるもんかなぁと思ったのですが意外にできていない車が多い印象。
ここまで突き詰めているならマルチ編集の音源とワンポイントマイクの音源の違いも入れれば良かったのに~。(笑)
(音源の違いね‼️)
両方とも何を言ってるのかすらわかりませんw 誰でも簡単にと考えるとこの記事くらいがいいところかな?というか私がわかるレベルじゃないとw
えっと、ここから聴き比べを。
Aは意図的に500Hzより削り込んだサウンドですかねぇ。
音場も狭くまるでモノラルを聴いているようです。
解像度は高いがね。
Bは高域の伸びがもう一つですがそれ以外は特に問題はありません。
それはアルニコマグネットの良さが出ているのでしょう。
音場も空間に広がって良く聞こえますねぇ。
これぞ、ステレオ再生してますねぇー。
えっと、自分のは、知り合いの趣味で録音取られている方にやってもらおうとしたら「お前のはダイナミックレンジが広いからダメだ。 SL録ってる奴に頼め」
俺「え~~。」(爆)