Audi TTS 8J メカトロニクス修理

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衝撃の見積もり金額

内容的には3箇所の修理交換。

①DCTのソレノイド交換調整
試走時にギクシャクがあったので開けてみたところ、大きなダメージはなく、ソレノイド交換で対応。これで直らないようならメカトロ交換>クラッチ交換と試練の厳しさが増していきますw

②ハルデックス・前後デフオイルの交換
低速でハンドルを切った時の異音・振動は試走で確認できず。似たような事例がオイル交換で直ったことがあるということだったので、こちらからオイル交換を依頼しました。今まで一度もしていないのでw

③ドアロックアクチュエーターの交換
車体側のコンピューターにエラーが出ているとのこと。

これ全部で出た見積もりが・・・25万。決して安くはないですが完全に壊れていたわけではない(というか壊れてはいない)ので交換する部分も少なく、思ったより安いと感じました。すでに私の金銭感覚が狂い始めているようですw

ディーラーならDCTアッシーで50万弱(「仕様です」で取り合ってもらえなかった可能性もあり)と聞いていたので、私自身50~70の覚悟はしていただけに半額以下です。

ただし、パーツ交換部分が少ないということは今後DCT(今回修理した以外の部分)がおかしくなる可能性はもちろんあるわけで、今回調整的な意味合いの修理なので安くあがった感じです。

ディーラーなら今大丈夫な部分も丸ごと交換なので、コストはかかるけれど故障リスクは低いとも考えられます。

まぁでもDCTの不調が嫌でTTSに乗らなかったというのもあるので、これで乗るようになるなら安いものかなとは思い即決で修理をお願いしました。

そして11月5日に修理完了の電話。土曜の午前中は営業されているようですが(基本土日休み)、私の都合が悪く8日に引き取りに電車で向かいました。最終的な修理金額は26万でした。

予想の上をいく結果

引き取りに行く日、朝一で行こうと30年ぶりにラッシュの電車に乗り込みました。家から2時間半なので7時に出たのですが、東海道線でトラブルがあり4時間かかりましたw 沼津駅からはタクシーでうしぶせさんに向かいます。

事務所に入って名前を告げ、実際にどこをどう直したのか説明してもらえます。私の場合は不具合自体はおきていなくてメカトロ部のソレノイドバルブの交換のみ。それにデフオイル3か所交換とドア修理で26万。うちメカトロ関連は201,310円、詳細な内容や価格は企業秘密とのことで内緒です。

メカトロ部分 これは私の車と同形式のものらしい ここのパーツをいくつか交換しました

アッセンブリーなら50万弱なので、半額以下です。壊れる前だから安く上がっていますが、はたして発進時・停車時のショックは直っているのでしょうか。

支払いを終えて、とりあえず石廊崎を海沿いで目指します。というか沼津の街を走っている時点で驚いた。この車ほとんどクリープしないと思っていたのだけれど、普通に前に出るのねw クリープ現象時のトルク感が出ています。「これ俺の知ってるTTSと別の車じゃん」なんて思いながら進みます。

北伊豆は空いているけれど道が荒れ気味

平日の西伊豆ですから渋滞などすべくもなく快適なドライブ。異音や振動は全く出なくなっています。発進・停車時のショックも水温が低いこともありますが、気持ち悪いくらい全くありません。

石廊崎周辺はかつての賑わいは全くなく寂しい限り・・・

石廊崎を過ぎて東伊豆に入り、白浜あたりから車が増えだします。それでも渋滞にはならない程度。まだまだ快適。ただこの時驚いたのは坂道でもクリープする・・・明らかに違う車になっています。

そしてそのまま海岸沿いに行こうと思っていたのですが、あまりに車の調子がいいのでそのまま伊豆スカイラインに入って熱海峠まで快適ドライブを堪能。

あーこの車ホント楽しいw デカすぎず小さすぎず、ちょっと持て余すくらいのパワーで余裕をもって走れるのが良いです。しかも今回はミッション壊れるかもという不安がないので、心のままにドライブを楽しめます。勢い余って芦ノ湖スカイラインまで行こうと思いましたが、日も暮れてきたので箱根新道までもどります。

この車やっぱ速いですw

箱根新道を下って、西湘バイパスから134号に入ります。そして西湘バイパス終わりくらいから懸案の渋滞に突入。ここからが今回の修理の結果確認の正念場。

結果から言うと水温に関わらず一切ショックは出ず。初心者のようにヘタクソだったメカトロのクラッチ操作が、熟練ドライバーに変身しています。全くショックが出ません。CVT車と言われれば信じちゃうくらい快適です。というか、ここまでまともに動く車とは思っていなかったので、ただただ驚きました

というか購入してから今まで何だったんだ・・・

ぶっちゃけこの車買った時より快適です。街中でこの挙動はホントに驚かされました。もっと早くうしぶせさんに持って行っておけばよかったと後悔するレベル。13年所有していて、初めて本当の姿を見たような気がしますw ディーラーのクソっぷりを再確認するとともに、この車を売る気は全くなくなりました。

今一度書いておきますが、ディーラーならアッセンブリー交換、うしぶせさんだとオーバーホールです。アッセンブリーは全部新品なのである程度の品質は担保されますが、オーバーホールの場合それ以外の関連パーツにトラブルが出てしまう可能性があります。これはどの製品ならここがというわけではなく、運次第なところも少なくありません。

調べてみるとうしぶせさんでオーバーホール後に壊れたなんて人もいます。ただうしぶせさんが直した個所に関しては100%皆さん満足されていますね。

そもそも未完成品を販売したVWが悪いのであって(100歩譲って渋滞する国でDCT製品を買った我々の勉強不足もありますが、そんなの認めませんw)、うしぶせさんは助けてくれているだけです。

今回の作業、私は大満足ですし、他が壊れる覚悟はできていますw ただ金額次第で心折れる可能性ももちろんあります

こんな人は早めに修理しよう

ミッションがイカレてしまったら沼津に持ち込むのも大変です。こんな症状のある人は動いているうちに相談してみた方がいいです。私の場合は水温90度になるとこの症状が出て困っていました。

①発進時、ブレーキを放してアクセルを踏んだ際、唐突にクラッチが繋がってギクシャクする。ひどくなるとアクセルを踏んで繋がるまでの時間が長くなっていきます。長くなった分回転数が上がっているので、衝撃は大きくなります。 

②停車時、止まる寸前にクラッチが切れて、止まるときにガツン!とローに入ります。修理前は止まる直前にブレーキを離してショックを和らげていました。これもやはりひどくなると空転時間が長くなっていきます。そしてガツン!と止まります。運転していてとにかく気を使います。

③また坂道発進でズルズル後退する場合も危険な兆候だと思います。

④そのほかネットで見るのは、警告灯点灯、バック時のぎくしゃく、ギア変速時(特にシフトダウン時)のショック増大など。

もうその「呪われた車」を売ってしまうとか、乗りつぶす覚悟ならいいけれど、まだまだ乗ろうと思うなら早めに修理した方がいいです。

どんなにハイスペックでもポンコツはポンコツw これが普通の車になります・・・あくまで普通ですw

普通って素晴らしいですよ!私はこれで今更ながらTTSに乗る気になってます。オーディオはXVにはかなわないけれど、この走りはやはり楽しい・・・ストレスフリーな車はいいものです。

まぁでも5年とか5万キロごとに20万かかる車ってどうなんでしょうね。私の感覚ではすでに「GT Roman」の趣味の世界です。

これからもちょこちょこ直しながら乗ります

うしぶせさんはメールの反応はイマイチなので、電話でガンガンいっちゃっていいと思います。DCTで頭抱えている人だらけのようで、地方ナンバーの車多かったです。対応も今までいろいろな車屋さんとお付き合いしてきましたがトップクラスの丁寧さです。

「直してでも乗ってやる!」という酔狂な人は早めに直しておきましょうw

確実に良くなると思います。

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色々調べていると「DCTを傷めない乗り方が」あるそうな。DCT自体はMTと同じなので、高回転での半クラはしないほうがいいとのこと。つまり、発進時はクリープ(DCTの場合は疑似クリープらしい)してからアクセルを踏む。ブレーキを離していきなりアクセル踏むのはよくないらしいです。ちょっと考えるとわかるけれど「発進停止は優しくね」って感じっぽい。2速以上は好きなように使ってOK。

 

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