私、ずっと昔からやってみたいキャンプがあります。それはズバリ雪中キャンプ。
「雪景色の中でポツンとソロキャンプ。夜、ふとテントの外に出ると空には満天の星・・・」
そんなキャンプがしてみたい!
装備はそこそこあるので「いつかやろう」とは思いつつも、気が付けば「気合」と「根性」では寒さに耐えきれない年齢と健康状態になっていましたw そんな私ですが、この冬はいよいよ雪中キャンプにチャレンジする気になってきています。
きっかけは9月に買ったサーカスTC MID+というテント。それまでは縦走用の山岳テントを使っていました。山岳テントは軽量でコンパクトがウリ。運搬・設営・撤収は楽ですが、無駄をギリギリまでそぎ落としてあるので狭いのです。でも最近の私はもっぱらオートキャンプ。オートキャンプなら車で運ぶので、デカく・重いテントでも快適性重視でいいのかななんて思っていました。たまたま友人のサーカスTCでキャンプする機会があり、これが予想以上に快適だったのですが、ちょっと手狭に感じたこともあってMID+(一回り大きい)を購入したわけです。
実際に自分で使ってみると、このテント、人気があるだけあって非常に扱いやすく、いろいろ捗ります。一番助かるのがスペースの広さ。荷物をすべてテント内に配置でき、なおかつ大人二人がコットで余裕で生活できるというのがかなり便利。以前なら「せっかくキャンプしているのにテント内に籠ってダベるとか本末転倒じゃね?」と、素で思っていたのですが、やってみるとこれはこれでいいものですw そして、これだけスペースがあるなら快適性をさらに追及できるなということで、暖房設備の導入を目論見ました。暖房があれば雪中キャンプが一気に現実的になります。
テントでストーブを使う条件
いろいろ条件があるようなのですが、私がググった限り次のようなポイントが挙げられます。
難燃性のテント
・化学繊維のテントは軽いが燃えやすい。
・コットンテントは重く燃えづらい。
・二つのハイブリッドがポリコットン。
サーカスはポリコットン製。ただし製品には「火気厳禁」の警告があります。
テントの素材は重要。化学繊維の場合は火の粉でも簡単に溶けて穴が開きます。
気密性の低めなテント
気密性が高すぎると頻繁に換気が必要になります。
・化学繊維は気密性が高い。
・コットンは気密性が低めだが湿ると高くなる。
・テント上部にはベンチレーターがあるといい。
サーカスは床がないので(別売り)気密性はどうにでもなる。ベンチレーターはあります。
薪ストーブか石油ストーブか
・薪ストーブは雰囲気が良い。薪をくべる手間がある。設営・撤収・荷物が増えて(煙突が結構嵩張る)運搬が大変。高価。
・石油ストーブは雰囲気は微妙。灯油がある限りつけっぱなし。置くだけだが運搬がちょい大変。価格はピンキリ。
・石油ストーブにも火力があって、この数値が結構重要。3kw以下だとサーカスは広すぎてそこまで暖めきれない模様。簡単に考えるとコンパクトなものは非力で、大きくなれば火力も上がる。燃費は火力と反比例。
「雰囲気」をとるか「利便性」をとるかになります。一番重要なのはテント内の空間と火力のバランスが取れているかどうか。テントが大きすぎると小さなストーブでは火力不足で、暖まりづらくなります。逆に小さなテントに大火力ストーブだと灼熱地獄になります。
その他考えられるポイント
・雪の上の場合、床部分が溶けるので何かしらの対策(グランドシート等)が必要。
・雪の上の場合撤収で少なからず濡れるので、後日テントを干す必要がある。この際コットンは干さないとカビやすいとか。
・一酸化炭素中毒の対策(警報機等)が必要。
・ストーブで暖められた空気はテント上部から抜けていくので、何かしらの循環装置が必要。これがないと上の方は暖かいが足元が寒いなんてことが起きます。テント内で暖気を対流させたい。
こんなところかな?
こう考えるとストーブを使うテントとしては、やはりサーカスがコスパ最強みたい。いろいろオプション入れるといい値段になってくるけれど、それでもかなりコスパはいい。ただ広すぎるかもしれない。
ストーブは私の場合石油一択。薪ストーブは友人ので経験しましたが、薪をくべ続けるのは楽しいけれどくべ続けるのは手間かも。何より焚き火は楽しむもので、暖を取るとなるといろいろ手間になる気がします。そして一番のネックは撤収の際の手間とメンテナンス。味はあるんだけどね・・・
またコンパクトな石油ストーブは運搬を考えると魅力的なのですが、多少大きくても最初から出力がでかいものを使って、寒いより熱い方がいいのではないかと考えました。
あとはイメトレしつつ必要なものを買いそろえておくくらいかな。雪ならスコップ(地ならし)とほうき(雪払い)はあった方が良いかも。グランドシートはいろいろあるので純正品でもいいし、私はおそらく冬しか使わないので、社外品でもいいかなと考えました。
実験キャンプ cazuキャンプ場
ということで一通り買うものを買ってテントで実験してきました。ストーブ・ストーブ運搬用のカバー・灯油タンクとホース・サーキュレーター・ポールハンガー・グランドシートあたり。
1200円で薪使い放題
今回は埼玉・飯能のcazuキャンプ場。埼玉でのキャンプは初めてなのだけれど、ここは木材工場がやっているキャンプ場で、宿泊代金のほかに1200円で薪使い放題というのがウリなキャンプ場です。
前日に電話で予約し、当日は所用を済ませてから向かいました。到着は15時。青梅まで普通に街中で、ナビで「あと1時間で到着」となった時に「え?ここから1時間でいけるキャンプ場って街中じゃね??」となりましたが、青梅を過ぎてからいきなり山の中に突入、景色が急激にド田舎へ変わっていくその変貌ぶりに驚かされました。キャンプ場まで行ってしまうと買い出しは車で20分くらいかかるので、先に仕入れておいた方が良いです。付近にはコンビニもガソリンスタンドもありません。
到着してみて驚きました。製材所の奥がキャンプ場ですw しかもだいぶコンパクト。
広さはそこまで広くないです。場内は3段になっていて、一番上が工場を含むピザ窯から7番より上の部分、中段が①②、河原スペースが下段という感じ。オートサイトは数字部分で9台、フリーでおよそ20も張ったらいっぱいかな?この日はフリーが8張りくらいオートが2張りでした。
オートキャンプおすすめは②番 設備は最強レベル
オートサイトは車の横づけ可能。ただし①と②は坂の途中なので入れづらいです。普通は皆さん河原フリースペースを使って、車をウッドデッキと焼却炉の間に駐車し、備え付けのカートで荷物を運び入れるようです。今回は平日で、予約時に「一番おすすめのところお願いします」とお願いしたら②番。実際一番いいところでした。オートのソロキャンで薪の使い放題込み、合計で5千円でした。
トイレは水洗でウォシュレット付き。最強レベルのキレイさです。最近どこのキャンプ場もキレイすぎてビビります。
これがウッドデッキとなっている部分。薪を黄色いかごに入れてサイトへもっていきます。製材所の端材をカットしてどんどん積み上げていってくれますw 針葉樹なので燃えまくり。ソロストーブとは最高の相性でしたw 真ん中のカートは薪はもちろん荷物運びに使用可能(数台あります)。左がピザ窯で、これは料金別みたいです。
何気にサーカスでソロは初めてですが、毎月張っているので設営は楽でした。ちなみにオートサイトの②番はMID+だと狭いくらいですw
今回は焚き火よりストーブ実験重視なので、焚き火自体はレンジャーで燃やしまくって、さっさとテントに入る予定でした。しかし結局火遊びが楽しくなっちゃって籠2杯分の薪を燃やし尽くしましたw 薪の心配がないので心置きなく火柱立てまくりです。
そして懸案の石油ストーブ。今後の冬キャンプのために買いました。昔(少年時代)同じ形のストーブを家で使っていて懐かしかった。日常生活では使わないというか使う場所が今はありません。キャンプ専用です。
これ性能同じなのに、色とガード形状が違うだけで倍の値段になりますw でも高い方買っちゃいました。思ったよりカッコいいです。専用カバーも買いましたが、入れやすいし運びやすくていい感じ。冬になるとこの手のストーブは価格が跳ね上がるので悪くても定価で買うようにしましょう。
そして空気循環用にこれ。他のブログでは一切お勧めになっていませんが、試しに買ってみました。私の印象では羽がむき出しになるので収納に問題がありますが、かなり使い勝手が良いです。
扇風機兼LEDライトでリモコン操作可能。寝ながら操作できるってかなり便利。小ぶりなので「これじゃ風力足りないんじゃね?」と思ったのですが、3段階で最強だと寒くなるレベル。2くらいでいいかな。USB充電式でしかもやたらバッテリー持ちます。
これ回すとテント内の空気を攪拌してくれるので、足元まで暖気が降りてきて暖房効率が上がります。
ちなみにMID+のポールは太く(35mm)普通のハンガーは使えません。ポールについているハンガーで は90度固定できないので大き目のランタンハンガーが必要です。
蛇足・・・ 一応PS5のリモート実験をしましたw
が、ドコモのテザリングでは回線速度が足りませんでしたw
今は「ニーアレプリカント」をやっていますが、このタイトルはクソです。わざわざブログに書くこともないのですがあまりのクソゲーっぷりに書かざるを得ませんw 評価が高い理由が全く分からない。久々こんなにつまらないゲームに手を出してしまいました。
結局PS5はあきらめてNetflixで「愛の不時着」を見始めました。「愛の不時着」も当初の予想と180度違ったドラマでびっくりでした。最初の2話見たかなw
一酸化炭素チェッカーで高さをいろいろ変えて計測しましたが、まったく反応なし。寝る際はストーブは消して寝ました。チェッカーは高さを変えて2個あってもいいかもしれない。
翌朝。パンツ一丁で寝たので外が寒くてなかなか寝袋から出られませんでしたw 薪置き場の温度計はマイナス1度だったけど本当かな?
以前は火の始末が面倒で朝に焚き火は絶対しなかったのですが、ソロストーブは1時間も放っておくとすべてを燃やし尽くして灰にしてしまうので、最近は焚き火します。ただし燃え尽きやすいように薪は細くしたものを使っています。
今回良かったのはこのフライパン?マルチグリドルというらしいですが、油いらずでなんでも調理できます。勿論焦げ付かない。裏面に煤はつきます。卵を一人分の大きさで焼けたのに感動しました。今までいろいろ買ったけれど鉄板はこれだけあればいいやw
見た目は微妙ですが中にチーズも入っていておいしいですよ?w
朝食後撤収しましたが、一人でサーカスたたみ切ったのには我ながら感動しましたw こちらの撤収方法通りでばっちりです。サーカスは入れ物がピチピチで、うまく畳まないと収めるのが大変なのですが、ススっと入ったので自分がビックリw 過去イチうまくいったっぽい。
8時に朝食終わってだらだらやりつつ、10時前には出発できました。
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