TTS 8J にBILSTEIN B6

5.0
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 我が家のTTS8J、さすがに13年車なので、売却を前提に業者に見積もってもらったところ、だいたい100~120くらいの査定が付きました。しかしながらいざ売るとなると、ショップやDIYであちこち手を入れたこともあり思い入れも強く(これがイケナイw)結局決めきれません。

結局乗ることに・・・

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ダンパーとブレーキローター・パッドを交換

 ABSスピードセンサーSトロニックメインスイッチ・ウィンドウアクチュエータなどなど、あちこち直して、この年式にしてはかなり調子は良く成りましたが、いまだ不満が残るポイントとして「足回り」が挙げられます。

・サスが恐らくへたっていて、接地感がよろしくない。
 バネが効いていないとかではなくて底突きしている感とダンパーが効いていない感があります。

・ブレーキの鳴きがひどい。
 これはもうずっとひどいんですが、どこ行っても「こんなもん」と言われますw こんなに鳴いてるアウディ見たことないけどな・・・・

 今回はこの2点の解消を目論んで、町田のイシカワエンジニアリングさんで見積もってもらいました。このお店はVW/Audiの足回りに強いお店で有名。社長さんに診てもらって、私の使用環境を説明しつつパーツを選んでいただきました。

①サスは純正マグネティックライドのスポーツモードくらい(マグネティックライドを交換すると60万するそうで手が出ませんw)の硬さがいい。車高調はいらない(車高変えることに興味がないというかいじり倒してストックに戻す未来が見えるw)。走るのは箱根・伊豆・道志・奥多摩、あと高速道路。という感じでおススメを聞いてみました。

 みんカラなどを見ているとiSWEEPあたりを勧められるのかな?と思っていましたが「BILSTEINのB6のダンパー交換で十分」とのこと。BILSTEINの下のほうのラインというかXVと同じw 車高調がないとダンパーってそんなに高くないみたいで、思ったよりかなり安い。 最初ザックスを勧めていただいたのですが、私が知らないメーカーだったので、納期はかかるけれどBILSTEINでお願いしました。
 ただしTTSの場合、マグネティックライドをキャンセルするのに別途キャンセラーが必要で、これで10万近く余分にかかります。

②サスが思ったより安く済みそうなのでブレーキパッドだけではなくローター(ディスク盤)も4つ交換してもらうことにしました。

 BILSTEINはコロナの影響もあって日本の在庫はなく、半年待ってやっと入荷、先日ブレーキ周りとまとめての交換となりました。作業時間は朝イチ(10時)で預けて、アライメント調整まで含め、5時間くらい。その日のうちに仕上げていただきました。引き取り後はそのまま道志ですw

私にはB6でちょうどよかったみたいですw

インプレッション

 0~150km

 BILSTEINに関してはXVが同じB6を入れていて、流石にTTSには役不足なのではないかと思っていた(おすすめしてもらいましたが不安でしたw)のですが、想像よりかなりいいというかいいです。もともとマツダロードスターでBILSTEINにはあまりいいイメージがないと前から書いていますが、XVでちょっと見直しつつ、今回はマジでいい。というか今回が一番いい。おそらく軽すぎるロードスターには硬すぎたのでしょう。XVはストロークが長すぎてロール感がやはりどうしても出てしまいます、TTSはジャストフィットといった感じです。

 車高の低さと1.4㌧の車重がちょうどいいのかな?街中でのガタガタが減りつつ、ワインディングの接地感がめちゃくちゃいいです。以前の純正サスはヘタっていて、なんだかんだ底突きしていたのがわかります。今思えばリジット感があったw 

 サスのインプレで「オン・ザ・レール」とよく言われます。XVでもこの感覚はありましたが、TTSの場合はこれが「ビターッ」って感じでかなりハマります。高速道でもこの感覚は変わらず、「ビターッ」って感じ。こりゃあかなり気持ちいいぞ!?

150kmから500km

 ファーストインプレッションが想像の上だったので、その2日後に秩父まで行ってきました。オフ会前に横浜>山梨>秩父>埼玉です。前半は高速、途中ワインディングで最後市街地という260km。予想に反して渋滞だらけでしたが、たまに空いたときの走行感覚はやはりいい。峠道でハンドル切れば切っただけ、安定して曲がっていく感覚が良いです。
 逆にちょっと気になったのが、帰りの首都高など路面の荒れた高速道路では硬すぎるようで落ち着かない印象。ストロークが短いのでXV以上に路面状況が良くわかります。舗装のきれいな高速では滑るように進むのですが、ちょっと荒れだすと途端にガタガタがダイレクトに出てきます。もしかしたらまだ当たりがついていないのかな?

ブレーキに関しては鳴きはまだありますが、それこそまだ当たりが出ていない感じ。効き具合は良くなったとも感じませんが悪くはないです。もともとそこまでブレーキの効き具合には不満が無かったので、気になるところはありません。

500kmから900km

秩父が予想外に渋滞だらけだったので次は日光ですw XVの感覚でいくと、これくらい(1000キロくらい)の距離で馴染むのかなと思います。前回の週末渋滞を反省し、今回は平日狙い。横浜>東北道>日光>奥日光>丸沼>沼田>関越道>横浜というお気に入りのドライブコース。

 朝5時に横浜を出て8時には日光に居ました。日光で紅葉狩りをして14時から19時半まで走る感じでした。東北道が今120㌔になっていて、これで走っている車が意外に少なく、ほとんど追い越し車線を走る感じでした。これがかなり快適で、以前は感じたことがなかったのですが、私の車を見るとみんな譲ってくれますw まぁ赤いのでアピール力が強いのでしょう。

 この高速域での足回りはかなり良いですね。首都高の荒れたバンピーな路面だとゴツゴツ感が酷く、快適とは言いづらいですが、川口を抜けたあたりからは路面に張り付く感じが出てきます。これがさらにしなやかになった感じで気持ちいい。さらにいろは坂あたりでも右に左に振り回しても寄れるのではなく外側がぐっと踏ん張っていてしなやか。やはりXVよりも車高低い分好感触です。

 帰りの関越も変わらず良いですが、第三京浜ではここまで滑らかに走れたのは初めてかも?

 ブレーキの鳴きは一切なくなっていました。しかも踏み込んだ分効くので、車ではよくわからないけれどバイクの鋳鉄ディスク入れたときの感覚が蘇りました。

900kmから1200km

 13年車なのに手を入れていったら買った時よりいい感じになってきちゃって、TTSに乗る理由を探すレベルw 紅葉狩りにかこつけて、西沢渓谷>大菩薩ライン>奥多摩から藤野まで峠祭り>下道で横浜を走ってきました。

 だいぶ馴染んできたのか、大きなギャップも思ったほどショックが来なくなってきたし、いなす感じがあります。大菩薩ラインは道がきれいなのかかなり気持ちいい。一番良かったのが奥多摩から藤野に抜ける一般の峠道。狭いしひたすらクネクネで、いつもならかったるい道ですが、飛ばさないのに楽しかった!ハンドルを切ったら切った分ビターっと路面に張り付きながら曲がっていくので、運転がうまくなったように感じます。サーキットだと物足りないのでしょうが、一般道でのバランスの良さはイシカワエンジニアリングの社長さんのお見立て通りで秀逸だと思いました。安いけど(といっても他が高すぎる気もしますが)私にはちょうどいいです!ポン付けであと何もできないのもいいw

ナビで常に峠方面を目指しますw

日帰りドライブはTTSかな・・・

 ここ数年はどこ行くにもXVばかりでしたが、TTS、ボロとはいえかなり気持ちいい車になったので、とりあえず10万キロ(あと15000キロ)まで頑張ろうと思いますw とりあえず今後の日帰りドライブはこれでしょう。走るのが楽しい。

 あちこち相当手間とお金がかかりましたが、乗り換えるよりはかなり安く済んだし、スタイリング含めた所有満足度でいえば結果的には良かったんじゃないかと感じています。おそらく誰が乗っても気持ちいい車になった(戻った)と思いますし、エレベーターの地下で大事にしまいながら月1か月2でドライブを楽しんでいきたいと思います。

 とりあえずTTでダンパー考えている方、サーキット行かないならB6で十分ですよ。乗り味はマグネティックライドのスポーツモードよりちょい硬いくらいかな。一般的な使い方するならお勧めできます。でももうTT自体あまり走ってないんだよな・・・直しながら乗るといい車ですよ?w

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