Vector X20 でスバルライン登頂

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自転車を始めるきっかけになった人が3人いる。俺に自転車への興味を持たせたTSさん、高級バイクを買うことを勧めたSTさん、背中を押したZeroさんだ。
今回は自転車を始める最初のきっかけを作ったTSさんと、やはり同業のTTさんと3人で「富士山行こうぜ!」ということで行って来た。もちろんチャリでw
富士山は5合目まで車道があるわけで、そこを登ろうというわけだ。TSさんは昔自転車部で、日本中を走り回っていたことが自慢。20年の間に体重が30キロ近く増えたわけだがw 心は10代なのでやる気満々だ。
三浦半島を1周したとはいえ、初めてのマスツーリングで、しかも富士山ということもあり、前の週にVECTORの点検をワイズでしてもらい、ネットで情報を収集、30キロ、平均斜度5%、3時間くらいとのことで「それくらい楽勝じゃね?」くらいののりで臨んだ。いろいろなブログを見ても厳しいとか苦しいという表現はほとんど見かけないし、余裕で行けそうな気がしていた。富士山に到着するまでは・・・ しかし3人で行くのに、まともなロードバイクは1台もいないw 敢えて言えばおれが一番まとも。TTさんはパナソニックのポタ用折りたたみ、TSさんに至ってはピスト(ギアなし、クランク直結)だw
スバルライン入り口近くの公園に車を止め、入り口に向かうが、その時点でずっと登りの状態。3人ともすでに恐怖を感じていた。誰も口にはしなかったが・・・


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すでにこの時点で3人とも後悔していた・・・ 3人で走る余裕などまったくないw 案の定俺は20段変速ということで、そこそこ走れたので、ぶっちぎり状態。TTさんは気合と根性の人なので、マイペースでトコトコ。STさんはピストで来た事を悔やんでいたw つーかここまでピストで来るだけ尊敬できるほどハードだった。
他所のブログで斜度に関してはあまり触れていなかったので、30キロの登りといっても途中にちょっと平らなとこがあったりして、気持ちいいんだろうな!くらいに思っていたが、平らなところは一切無い・・・ ひたすら、ただひたすらに登りだ。ちょっと傾斜がきつくても4速、基本1速だ。1キロあたり6分かかっている。つまりマラソンと変わらないペース。

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このあたりでみんな腹をくくった。富士山甘くないw5合目標高2300m、この看板の標高がこの先の長さを感じさせる。

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1合目までは期待もあったが、ここまでくるともう戻れない。1合目までで「あれ?これやばいんじゃないの?」という感じ、2合目で「これくらいならいけるのかな?」3合目で「時間さえかければ行けるだろう」ってとこか。

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途中で雲海が結構きれいにみる事が出来た。野生の鹿も出てきたりして良い感じ。ただ運転中は誰一人景色を見ないし前も見ない。ただ下を向いて自分のペダリングを見るだけだ。前を見ると坂の長さに心が折れそうになるからだw

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平日なので車も人も少なかったのが救いか。ただただ漕ぎ続ける3人。
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4合目の手前で山頂が見えるようになる。このあたりから風が強くなり、寒くなってくる。特にこの時は珍しいほどに風が強かったらしく、向かい風の登坂とかマゾイだけw

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このあたりで5合目まであと8キロだったかな?しかしここからが正念場。斜度も心なしかきつくなってきている気がした。森が開けてこのあたりから景色が良くなるのだが、寒さとキツサでやはり風景を見る余裕はない。「この坂を登り切れば!」とおもいつつ1つ坂を上っては「まだまだかよ・・・」の繰り返し。

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5合目手前で2本きつい坂が出てくる。その1本目をのぼりきると絶景だった。そしてここからしばらく平坦な道が!最後の最後でもう1本坂が出てくるが、最後だけに気合で登り切った。

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んでゴール!風が強くて寒かった・・・ 最終的には3人で登り切れたが、ピストで来たSTさんは死んでいたw 結果から言うと登れないことはないし、地獄の苦しみとまでは言わないが、ちょっと気合入れないと登れないくらいなのかな。実走時間で3時間。俺はフル装備なのでまだよかったけれどビンディングのないTTさん、ピストで登り切ったSTさんはほんと大変だったと思う。ちなみに下りは30分w かなり速度が出るので、これもまた危険。

走り終えて思ったのはVectorってやはりいいかも。舗装路ならどこでもいけるし性能も高いと思う。今回はワイズでディレイラーの調整をしてもらったのだが、これがグッジョブ!で異音がなくなり、かなり快適になっていた。下りもホイールの回転が良い感じで、気持ちよかった。調整って大切なんだなと思った。

下と上での気温差が激しく、5合目でのんびり出来なかったのは今思えば残念だったけど、これでまぁ多少きついツーリングも行けるのではないかと自信がついた。降りたときにもう2度とくるものかとは思ったが、またチャレンジしてもいいかなw

あと参考までに・・・
トイレは1合目手前と2合目あと、4合目手前にある。まぁ山に入っていっても・・・
自販機は4合目手前にしかないので、飲料水はスタート前に用意した方がいい。食事はやはり4合目手前。
ゴミは基本的に自分で持ち帰る必要がある。ゴミ箱はない(5合目ならあるかも)。
5合目はすっかり観光地でなんでもある。食事も割高ながら可能。
天気が変わりやすいので、防寒着は必須なのではなかろうか。

コメント

  1. zero より:

    なんか恐ろしく寒そうだな...
    それにしても、ロードバイクでも
    大変なところをよく登りきったなぁ!
    しかもギア付きはまだしもピストの人の
    脚力がそら恐ろしい....
    次は一緒に奥多摩行こうよ!!
    距離は90kmだけど下りもたくさんあるから
    大丈夫!!

  2. tyuru より:

    ピストの人はちょっと変わっている人で、決してすごくないのだが、すごかったwケイデンス40位で登ってたw171cm80キロで指骨折中だったよw
    あのピストだったら俺たぶん登れなかったと思う。
    奥多摩行きたいんだが、zeroさんの脚力についていけないのが悪くてさ・・・ ゆっくりでいいならいつでも!
    レースで折りたたみ部門そこそこ行けそうだったらドロップ入れるよ!

  3. moya より:

    ダホンのベクターX20ってかっこいい!
    フルサイズのロードと比べれば流石に勝ち目はないのでしょうけど、かなりの戦闘力はありそうですね。
    2012モデルのMU SLリミテッドあたりの戦闘力はどうなんでしょうか?フルサイズのロードを買おうかダホンにしようか悩んでます。主な使用目的は街乗りです。

  4. tyuru より:

    コメントありがとうございます!
     私の脚力の問題もあると思いますが、フルサイズにはまったくもってかないません。体力的に似たような人と走ってもフルサイズにはかなり頑張らないとついていけないです。
     DAHONはハンドルポストが高く、ハンドルがフラットなので空気抵抗が大きすぎるのだろうと思い、ブルホーンやドロップ化も考えましたが、やはりサイズの違いだと思います。また、改造費を考えると、フルのかなり高級バイクが買える事を考えると、ちょっと勿体なさすぎるかも。ですから戦闘力重視ならフルサイズが良いと思います。それでも折りたたみにこだわるなら、DASHかX30ではないかな。自転車はエンジンが人なのでw車両価格が速さにはならないと買ってから改めて思いましたw
     それでも私的にはロードバイクよりDAHONの方が街で見かけてカッコイイ!と思いますし、ソロで乗る分には100キロのロングもこなせて、疲れたら輪行もアリですし、登坂能力も充分にあるので、かなりお気に入りです。最近は体力作りの為に自転車に乗っていますが、負荷はロードと変わらないわけで、やはり使用目的次第で良いと思いますよ。
     ちなみに街乗りで視線はかなり浴びますw ただX20同様、Muも結構高価なバイクなので、街乗りだと気楽に停めておけないという危惧はあります。私はコンビニに入るのにも躊躇しますw
     ゆくゆく自転車でガンガン走りたいならフル一択だと思いますし、のんびり風景を楽しみつつ、そこそこ走りも必要ならDAHONという感じではないでしょうか。そのあたりは慎重に考えた方がいいと思います。私は登山にがっつりハマってしまったのでX20で充分満足していますし、これからフルに乗ろうとは思っていません。でも並走されると、ついていけなくて悔しいと思うことは多々ありますw
     

  5. moya より:

    大変貴重なコメントをいただき感謝感激です!!
    私も登山好きです。富士山は10年以上前に1度登りました。
    所有している自転車はSCOTTのMTBです。タイヤを細いスリックに交換して、もっぱら近所を走り回ってます。
    車や電車に乗せて色んな街を散策したいし、家からそのまま自転車で遠出もしたいです。100キロのロングもこなせるということでDAHONへの憧れがさらに増しました。
    X20のブログ更新を楽しみにしてます!
    また、コメントさせてください。

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